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はり・きゅうにおける基礎理論

こんにちは。

本日も記事をご覧いただきありがとうございます


今年2度目の梅雨到来なのか、ここ数日間雨が続き

どうしても気分的に憂鬱になる日々が続きますね

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先日の緊急事態宣言延長に伴い

私の通う専門学校では、またしても宣言解除まではオンライン授業へと切り替わることになりました。

実技授業のみは対面で行えるということですが、それにしても学校に通えないというのは色々と不安が増していく一方です

周りの他の専門学校に通っている知り合いの話では、ここまで徹底している様子は無いので、私の学校が特別制限が厳しいのだなと、、、

解剖実習が中止になったことや

今までゼミが行われていなかったこと

図書館の利用が十分に出来ないこと


その他にも、多々不満が募る一方ですが

学校の先生方も多忙の中、学生の安全を考えての判断だと思うので

ホントどこにもぶつけようの無いモヤモヤした気持ちが募っているのが正直なところです。


また、先日SNSで自分が定期的にnoteに投稿しているということをUPしました

その後、たくさんの知り合いの方から

『記事、見たよ!応援してるから頑張れ!!』

などの言葉をいただき

少し恥ずかしい気持ち半分

嬉しい気持ち半分

といった心境ですが、今後もちょこちょこと投稿していければと思いますので

陰ながら応援してもらえれば嬉しいです!!


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さて、本日は『はり・きゅうにおける基礎理論』についてまとめて執筆していきたいと思います。


皆さんは

『鍼灸師』

という言葉をよく耳にするかと思います。

ですが、勘違いしている方も多くいます。

実は正式に言うと『鍼灸師』という資格は存在しません。


実際は

『はり師』の国家資格

『きゅう師』の国家資格

この2つの資格に分かれており、その2つを持ってして『鍼灸師』という名称で世間一般では呼ばれているのです。

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では、それぞれの大まかな歴史的背景や定義、基礎知識などについて下記にまとめていきましょう


鍼灸治療の歴史的背景

東洋医学的な考え(鍼灸治療含め)は、西洋医学的な考えとは違い

古代文明の原始人が痛みを覚えた際に、本能的にその部分に手を当てたり、圧したり、揉んだりしたことで痛みを軽減させたりしていたことから始まり

やがて文明が発達して、火を利用し温めることで痛みを軽減させ、局所的温熱刺激を考え出し

石器時代には、鋭い石器で皮膚を切りこれによって膿を出したりして、疾病の治療ができることを経験することから始まりました。

そのため、治療学に関する理由付けは明確には無いものの

効果があるという一点に絞られ2千年以上に渡って鍼灸療術が伝えられてきました。


現代では、自然科学的な観点から様々なデータが集積されており

今後より一層鍼灸治療の臨床試験が実施・検討され、更なる発展が見込まれています。


鍼灸療術の定義

鍼術の定義
鍼術とは、鍼を持って身体表面の一定部位に接触または穿刺刺入し、生体に一定の機械的刺激を与え、それによって起こる生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、保健及び疾病の予防または治療に広く活用する施術である。
灸術の定義
灸術とは、艾を燃焼させ身体表面の一定部位に温熱的刺激を与え、それによって起こる生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、保健及び疾病の予防または治療に広く活用する施術である。


鍼の基礎知識

1)毫鍼の各部の名称

・鍼柄:術者がつまむ部分
・鍼根:折れやすい部分であるが、最近はカシメ式で熱や引きに強く作られている
・鍼体:鍼根から鍼尖にかけての、体に刺入される部分
・鍼尖:皮膚を切る鍼の尖端で、流派により形状が異なる

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2)鍼の長さ・太さの名称

a.鍼体長の名称
・1寸   = 30mm
・1寸3分 = 40mm
・1寸6分 = 50mm
・2寸   = 60mm
・3寸   = 90mm

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b.鍼体経の名称
・1番鍼  = 0.16mm
・2番鍼  = 0.18mm
・3番鍼  = 0.20mm
・4番鍼  = 0.22mm
・5番鍼  = 0.24mm

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例)1寸6分・3番鍼 ➡︎ 「長さ50mm・太さ20mmの鍼」になる



『鍼を刺す』

というとほとんどの人は

「痛い」「怖い」などの恐怖感を覚える人が多いと思いますが

このように鍼治療で用いられている鍼は

「髪の毛と同じくらいの太さ」

のため、注射器のような痛みを感じることはありません。

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灸の基礎知識

1)灸の材料

・モグサ(艾)の原料
モグサはヨモギの葉から作られる。モグサは燃焼時、人体の皮膚、組織に対し適度な温熱刺激を与えることができるため古来より疾病の治療に用いられてきた。

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・モグサの品質
モグサの品質は産地・製造方法によって異なるが、大きく分けると
・良質モグサ(芳香が良く、熱刺激が緩和)
・粗悪モグサ(青臭く、熱刺激が強い)

の2つに大別される。

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↑これら2つのモグサは治療の目的により使い分けられています

・患者の皮膚に直接的にモグサを載せて施灸する場合は、良質モグサ

・患者の皮膚に間接的にモグサを載せて施灸する場合は、粗悪モグサ
(皮膚の上に、味噌生姜、塩などを載せ、その上に粗悪モグサを用いる)


昔から悪いことをした子には

「お灸を据える!」

なんて言葉があったように

お灸は使い方によっては、熱く・火傷をさせてしまうこともあります

最近では熱過ぎなく、気持ちの良いお灸が良しとされていますが

一昔前では、わざと火傷の跡を作って治癒を促進させるといった荒療法が行われていたようです

今の時代そんなことをすると患者さんが誰も来なくなりそうですが、、、

私自身、少し「アチッ」となるくらいが気持ちよく感じますが

そういった感受性に関しては本当に人それぞれですので

その人の皮膚の状態や、心理的な状態、会話の中から

治療方針を決めていく必要があります。


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以上、少し長くなりましたが

本日は「はり・きゅうにおける基礎理論」についてまとめました。


本日もご覧いただきありがとうございました。

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