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経絡・経穴(基礎)

こんにちは。

本日もご覧いただきありがとうございます。

最近は中学校での仕事は徐々にスタートし始めているのですが、大学での仕事はまだスタート出来ていないので自分の時間がなかなかに有り余っている毎日です。

この時間を有効活用して今出来ることを着々と進めていこうと思います。

また余談ですが、中学校の先生という仕事を始めてから有難いことに人前で話す機会がとても増えました。

これまではトレーナーの立場で仕事に関わることがほとんどだっただけに
指導者の立場になって仕事をすることはとても貴重な経験になっています。

そんな中、いつもお世話になっている副顧問の先生が先日、学生に言っていた言葉がとても自身にとって勉強になったので紹介させていただきます。

中学生ということもありジッとして人の話を聞けない子が多くいます。

集合して私が話し始めても、なかなか気持ちここにあらずな子が多く
どうすればみんなにちゃんと話を聞いてもらえるのかなと悩んでいる時でした。

そんな私を気遣ってくれたのか、先生が前に立ち生徒の前でこんな話をしてくれました。

「人の話を聞く時は体の中の3つを意識して話を聞きなさい。

1つは目、2つは耳、そして3つ目は「心」

で聞きなさい。

どれか一つでも欠けるとダメです。

これら3つを意識して聞いていれば、話している人が本当に伝えたい気持ちを理解して話を聞くことができます。」

なんて良い言葉なんだろう。

この話を聞いている時の生徒は真剣そのもので、みんな真っ直ぐに先生を見つめて話を聞いていました。

気付けば先生の隣ですごい勢いで首を上下に振っている自分、、、


子供に必要な指導って競技に関することだけじゃないなって
私から伝える言葉一つで子供の成長は大きく左右されるんだなって
改めて感じさせられる瞬間でした。

毎日私が勉強させてもらっているのでは、、?

と考えてしまう時もある程とても良い環境に恵まれて仕事をさせてもらっています。

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さて、今回の投稿は私が勉強途中である、経絡・経穴の基礎的な部分についてアウトプットする場とさせていただきます。
興味がありお時間のある方だけ拝見いただければと思います。

今回の流れは

1、経絡経穴の誕生
2、経絡の概要
 a) 経絡について
 b) 正経十二経脈の流注
 c) 奇形八脈について
3、経穴の概要
 a)腧穴について
 b)経穴について
 c)経穴部位の決定方法

以上の流れでまとめていこうと思います。

1、経絡経穴の誕生

経絡の始まり
身体の内(五臓六腑)と外(外部環境)を結ぶルートであり、身体を維持する気血や病の原因である邪気が移動する通路と考えられている
経穴の始まり
体内の様々な問題が出現する部位、すなわち反応の出やすい部位であり、一方で治療効果が上がりやすい部位である。これは経脈上に直結した部位に位置する。

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2、経絡の概要

a) 経絡について
経脈には、正経十二経脈奇形八脈がある。
経絡が人体の内外を網のように連絡することで全身に気血を巡らせ、身体を養い、規則正しい整理活動を維持することができる。
・経=経脈であり
 経は、「縦糸」を意味することから人体を縦の方向に走行するものを指す。
・絡=絡脈であり
 絡は、「繋がる」「からまる」を意味することから、経脈と経脈を連絡したり
 経脈から分かれ出る細い脈
を指す。

b) 正経十二経脈の流注
正経十二経脈は、各々が臓腑と連絡しており、臓腑に気血を巡らせることで正常に機能させ各々が独立して存在しながらも連絡し合い人体を循環する一本の環になる。
また、六臓六腑の一つに属し、その臓腑と陰陽関係にある臓腑に絡している。
陰経=臓に属して腑に絡し陽経=腑に属して臓に絡している
正経十二経脈は三つの陰経と三つの陽経(三陰三陽)からなり
三陰=太陰・少陰・厥陰、三陽=太陽・少陽・陽明となる。

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※流中とは
「流れる」「流れ込む」を意味し、東洋医学では各経絡内の一方向性の流れと経絡間を連絡する流れを意味する。

c) 奇形八脈について
気血は正経十二経脈を巡るが、気血が満ち溢れると奇経に流中する。
これは川の流れが増水した時にその水が氾濫し溢れないように側溝(奇経)に流れるようなものである。
奇経には、八脈(督脈・任脈・衝脈・帯脈・陽蹻経・陰蹻経・陽維脈・陰維脈)があるが、正経十二経脈のように臓腑を絡うことはなく、奇経同士が表裏関係になることはない

3、経穴の概要

a)腧穴について
腧穴とは、いわゆる「ツボ」と呼ばれるものの総称である。
腧穴は大きく4つに分類することが可能
①経穴
 十四経脈上(正経十二経脈・督脈・任脈)にある。
②奇穴
 経脈に所属せず治療効果から発生し、名称と部位が定まっている。
③新穴
 奇穴の中でも1901年以降になってから定められた。
④阿是穴(天応穴、圧痛点)
 押すと心地良かったり、圧痛を感じたりするが、名称も部位も定まっていない。

b)経穴について
経穴は十四経脈(正経十二経脈・督脈・任脈)に所属し、名称を持ち部位が決まっているものである。つまり経穴とは十四経脈に属する腧穴のことである。
経穴とは疾病の際の反応点であり、診断点であり、治療点である。
※WHOでは全361穴と定めている。

c)経穴部位の決定方法
①骨度法
経脈の長さや経穴の位置は個体ごとに身長の高低や肥痩の差異があるように、厳密には各人によって違いがある。従って、人によって経脈の長さが異なり、経穴の部位も各人によって違いがある。
このように個体差のある人体の経穴の位置を決定するために、骨格を基準として個人の寸度を定めたものを骨度法という。

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②同身寸法
骨度で寸度を計ると、一人一人の長さをその都度計測して当てはめることになる。確かにこれが一番厳密な方法であるが、繁雑であることは否めない。そこで簡便法として、その人の体のある部分を長さの尺度として用いることが考え出された。

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以上、今回は経絡・経穴の基礎についてまとめました。

次回の経絡・経穴シリーズでは十四経脈(督脈・任脈あたりから)について、経穴名・部位・解剖をまとめていこうと思います。

間違っている点や、気になる点があれば気軽にコントお願いします。

本日もご覧いただきありがとうございました。

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