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生物学 細胞の働きと構造の基礎2

こんにちは。

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。


さて今回は先日の記事に続いて、細胞の働きと構造についてをまとめていきたいと思います。

1)細胞の構造

○動物細胞と植物細胞の違い

・動物細胞
 中心体;ある
 色素体;ない
 細胞壁;ない
 発達した液胞;ない

・植物細胞
 中心体;種子植物にはない。コケ・シダ植物にはある
 色素体;ある
 細胞壁;ある
 発達した液胞;ある

2)核の働き

○真核細胞と原核細胞

・真核細胞
核膜を持ち、はっきりとした核が見られる。
②葉緑体、ミトコンドリアが見られる
③細菌類以外の細胞
④真核細胞からなる生物を真核生物という
⑤真核細胞は原核細胞から進化したものと考えられている

・原核細胞
核膜がなく、はっきりとした核を持たない。染色体(DNA)はある。
②ミトコンドリアや葉緑体も見られない
③大腸菌やシアノバクテリアなど細菌の細胞
④原核細胞からなる生物を原核生物という

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3)細胞の微細構造

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a)核

①クロマチン(染色体)
・遺伝子の本体DNAヒストンというタンパク質に巻き付いた状態のもの
・細胞分裂時には凝縮して太いひも状の染色体になる
酢酸カーミン溶液や酢酸オルセイン溶液などで赤色に染まる
②核小体
・一個の核に1〜数個見られる
・rRNA (リボソームRNA)合成の場
③核膜
・二重の膜からなる
・多数の核膜孔があり、物質の出入りの調節を行う
・内部は核液で満たされる

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b)リボソームと小胞体

①リボソーム
・20nmほどのダルマ型の粒子
・タンパク質とrRNAからなる
・タンパク質合成の場
・小胞体に付着しているものと細胞質基質中に遊離しているものがある
②小胞体(光学顕微鏡では見えない)
・細胞質中に広がる扁平な膜構造(一枚の膜)
・物質の輸送路
 ○粗面小胞体・・・リボソームが付着しているもの
 ○滑面小胞体・・・リボソームが付着していないもの

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c)ゴルジ体

・一枚の膜からなる扁平な袋が重なった構造
・神経細胞や消化管の腺細胞などの分泌細胞に多くみられる
・小胞体から受け取ったタンパク質を加工・濃縮し、細胞外へ分泌する

d)リソソーム

・一枚の膜で覆われた小さな球場の袋で、各種の加水分解酵素を含む
・細胞内で不用になった物質や細胞外から取り込んだ物質の分解(細胞内消化)に働
 く。例;古くなったミトコンドリアや細菌などの遺物を分解

e)ミトコンドリア

・幅0.5μm×長さ2〜5μmの棒状または粒状の構造体
内外2枚の膜からなり、内膜は内側に突き出てクリステと呼ばれる構造を作る
・呼吸によって発生するエネルギーでATPを合成する
独自のDNAをもつ

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f)中心体

・二個の円筒状の構造(中心小体)が互いに直角にL字型に位置している
・動物細胞と藻類、コケ植物、シダ植物の細胞に見られる
 ※(種子植物には見られない)
・細胞分裂時に紡錘体形成の中心になる

g)葉緑体

・内外2枚の膜で包まれている。独自のDNAをもつ
・厚さ2〜3μm、直径5〜10μmの凸レンズ形をしている
・内部にチラコイドと呼ばれる、扁平な構造膜にクロロフィルなどの光合成色素を
 含む。チラコイドが密に重なった部分をグラナと言い、チラコイド以外の液状部
 分をストロマという

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h)細胞壁

植物細胞に特有で細胞膜の外側にある
セルロースやペクチンが主成分
・細胞の保護と支持に役立っている
・細胞壁には小さな穴が開いており、隣接する細胞の細胞質が繋がっている
 これを原形質連絡という
・細胞壁は全透性(溶液のどの成分も通す性質)を示す

i)液胞

・成長した植物細胞で大きく発達。成長の過程で排出された老廃物をため込むた
 め。動物細胞では非常に小さい。
・1枚の液胞膜でできており、中には細胞液を蓄えている
・細胞液には無機塩類、有機酸、糖類、タンパク質、アミノ酸、色素、酸素などが
 含まれる。


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※動物細胞の全体模式図


以上、今回は前回に引き続き、生物学(細胞の働きと構造の基礎)についてまとめました。

間違っている点や、気になる点があれば気軽にコメントしてください。

本日もご覧いただきありがとうございました。


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