刺繍を始めて4年目
確定申告に気を取られて忘れるところでした。
今日で刺繍を始めて4年目です。
刺繍を通してたくさんの出会いがあるとは知らずに、地味な作業が性に合っているとも知らずに始めたことでしたが、一生続けたいと思っています。
当初の目的だった好きな色は見つかったかという点は、何となくはありました。
青と淡いコーラル。赤もレモン色も。あれもこれも。
年齢を重ねて「好き」を消耗しちゃったのか、「好き」に鈍感になったのかわかりませんが、無邪気だった頃の私は青の水玉にフォーリンラブで、その柄のキャップをかぶりご機嫌でした。
今も一目惚れには敏感でいたいですが、如何せんセンサーが反応しないもんで、何か好きが欲しいとBTSのDynamiteの練習をして、踊れるようになりはしました。
好きを探して得た運動不足解消。
のらりくらりと寄り道が王道で、カッコよくは生きられていませんが、人の優しさには敏感でいたいです。
あ、そっか。
思春期のような恋い焦がれる気持ちはないけれど、他のことに気持ちを使っているのかも。
刺繍の展示を、Instagramのフォロワーさんが300人くらいだったときに、何を思ったか私は新幹線に乗って東京まで行き開催しました。
暑い中、何十人もの人が来て下さいました。
そのとき、友人夫婦が会場を探してくれて、天井の高さや展示できる壁のサイズを測って事前に知らせてくれたり、展示も付き合ってくれて、ご自宅に泊めてくれたんです。
翌朝観光案内もして頂いたっけな。
こうやって文字にしてみると、またありがたい気持ちになりますし、ちゃんとお返しできているかなと我が足元が気になります。
刺繍という一言に、たくさんの出会いや優しさ、笑いも含まれているなあ。
私がお返しする…ひらめいた。
早速連絡しよう。
そんな4年目です。