ニンジャスレイヤーTRPG：追加ソウル案『タンクニンジャ・クラン 』
はじめに
この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」第2版に「タンク・ニンジャクラン」を追加する非公式のルールセットである。NM（ニンジャマスター）はこのルールセットに含まれるルールを自由にセッションへ導入することが出来る。当ニンジャクランのPCをセッションに持ち込む際は、使用してよいかNMに確認を取ること。
タンクニンジャ・クランとは？
ヨロイ・ニンジャクランの末裔が産み出したクランである。
彼らは初期の戦車(タンク)を鋼鉄の鎧となし、これと一体化することで信じられぬほどの戦果を産み出した……とされる。
ここでは系譜などのスキルを用い、ムテキ・アティチュード系列から分岐する形でこれを再現するものとします。
原作使用例:アイアンウォッチ
ジツ・スキルリスト
☆◉タンクの系譜
☆◉射撃管制
★◉零距離射撃
★◉爆風弾き飛ばし
★◉ヒサツ・ワザ：バタフライ・オン・ホイール
★ヘビーウエポン・マスタリー
★★エネルギー・スリケン・キャノン
★★★タンクとの合一☆◉タンクの系譜
系譜スキルはソウルの性質を強く決定づけるため、１個しか持てず、★以上のジツを取得する前に取得しなければならない。また記憶スロットに送ることも削除することもできない。
前提：ムテキ系の【ジツ】値1以上
効果種別：ジツ強化
系統のメリット：あらゆる防具の「脚力ペナルティ」「射撃ダイスペナルティ」を無視。
また、通常移動における移動可能マスが+2となり、『★◉走り抜ける刃』の効果を通常移動時にも適用可能となる。
系統のデメリット：『連続側転』不能。
『エネルギー・スリケン』『イージス・ムテキ』習得不可。
☆◉射撃管制
前提：『☆◉タンクの系譜』、【ジツ】値1以上
種別：常時強化、環境効果
このスキルの所持者本人、および所持者本人を中心とした3x3マス内にいる味方全員は、この範囲内で銃器による射撃を行う場合、常に『射撃ダイス』が+3される。
このスキルを持つ者が複数いた場合、効果は重複しない。
★◉零距離射撃
前提：『☆◉タンクの系譜』、【ジツ】値4以上
効果種別：常時強化
このニンジャが銃器による射撃を行う場合、射撃難易度＋2で隣接する敵もターゲットにできる。
この際、爆風などの加害範囲にこのニンジャが含まれる場合、それを回避できない。（ムテキ・アティチュードは使用可能。）
★◉爆風弾き飛ばし
前提：『☆◉タンクの系譜』、【ジツ】値4以上
効果種別：常時強化
手番「攻撃フェイズ」中、このニンジャが敵に銃器による『射撃攻撃』で1発につき2以上の最終ダメージを与えた場合、1発ごとに『弾き飛ばし』を追加できる。距離は最終ダメージに等しい。
★◉ヒサツ・ワザ：バタフライ・オン・ホイール
重火器のバレルを全力で相手に打ち付けたのち、そのままトリガーを引く。蝶を踏み潰すのに車輪を使うがごとく、敵は一瞬のうちに四散する。
そこには肉の一欠片も残らぬだろう。
前提：『☆◉タンクの系譜』、【ジツ】値4以上
使用タイミング：『重火器での近接攻撃』による『ナムアミダブツ！』発生時（ノダチ化させて攻撃した場合）
コスト：精神力2＋回避ダイス2＋『ナムアミダブツ！』
発動難易度：ニューロン＋ジツ：HARD
効果種別：ヒサツ・ワザ、ジツ強化
『発動判定：HARD』に成功した場合、特例として『ナムアミダブツ！』の効果をこのヒサツ・ワザに置き換えてもよい（『回避：U-HARD』）。『発動判定』に失敗した場合、この攻撃自体が失われてしまう。回避されなかった場合、この『近接攻撃』は本来のダメージに『無属性ダメージボーナス+2D3』と『装甲貫通2』が加わる。
発動時【6,6,6】＋【ジツ】値6以上：上記のダメージによって【体力】を失った敵に対し、追加で攻撃フェイズを得たかのように近接攻撃で使用した重火器を用いて射撃を行ってよい。集中状態はこの射撃にも反映されるが、代わりに射撃スタイル使用不可。（位置関係は無視し、隣接はしていないものとする。この際、爆風などが発生する場合はその敵のみを範囲に含む。）敵はこの射撃に対し回避不可能となる。。
★ヘビーウエポン・マスタリー
前提：『☆◉タンクの系譜』
使用タイミング：手番「開始フェイズ」
コスト：精神力2、瞬時
ターゲット：自分の装備する重火器1つ
発動難易度：ニューロン＋ジツ：NORMAL
効果種別：効果継続（戦闘中）、エンハンス
テック銃器であるかを問わず、基礎射撃難易度がHARD以上であればその重火器の射撃難易度-が1される。また、射撃ダイス+3。
また、テック銃器ではない重火器に限り、スリケンと同じアトモスフィアの影響を受けるようになる。
更に、それらの重火器に連続使用制限がある場合に、『射撃判定』の直前に【精神力】コストを1支払うことで、自分が『戦闘兵器』でなくとも、次の手番にその重火器で射撃を行うことが可能となる。
また、公式アップデートによりヘヴィマシンガンにも時間差が実装されたので効果を大きく変更。
★★エネルギー・スリケン・キャノン
前提：『☆◉タンクの系譜』
使用タイミング：手番「開始フェイズ」または「終了フェイズ」
コスト：発射時に精神力1、瞬時
ターゲット：敵1体 または 20マス以内の1地点
発動難易度：自動発動
効果種別：射撃
このジツを持つ者は、この戦闘でジツの効果発動中に軽減成功したダメージ数を、全てカウントしておくこと。この最大値は6であり「発射」を行った場合カウントは0へと戻る。「発射」は1ターンにつき最大1回まで。
このカウントが2以上の場合、手番「開始フェイズ」または「終了フェイズ」に、【精神力】を1消費して「エネルギー・スリケン・キャノン発射」を宣言できる。これは特殊な射撃とみなされ、隣接している敵に対しても使用可能である。カウント数が4以上の場合、グレネード弾としても放出できる。カウント数が6の場合のみ、徹甲弾としても放出できる。Xの値はダメージカウントの値に等しい。
●エネルギー・スリケン・キャノン速射：『射撃判定』不要（視線は必要）。『連射1+（X÷2）（最低2連射、最大4連射）』『ダメージ1』『時間差可能』『マルチターゲット可能』『回避：NORMAL』。
●エネルギー・スリケン・グレネード：『射撃判定』不要（視線は必要）。このジツはターゲット地点を中心とした3x3マスにいる敵全員にダメージを与える。中心点には2D2ダメージを与え（『回避：HARD』）、それ以外のマスには1ダメージを与える（『回避：NORMAL』）。
●エネルギー・スリケン・徹甲弾：『射撃判定』不要（視線は必要）。『連射1』『ダメージ4』『装甲貫通2』『回避：U-HARD』。
★★★タンクとの合一
前提：『☆◉タンクの系譜』
使用タイミング：手番「開始フェイズ」
コスト：精神力3、瞬時
ターゲット：自分自身
発動難易度：ニューロン＋ジツ：U-HARD
効果種別：効果継続（戦闘中）
この効果が持続している間、術者は『戦闘兵器』であるかのように、あらゆる重火器の連続使用制限がなくなり（毎ターン使用できるようになる）、更に「射撃」/「範囲攻撃」/「爆発」の種別を持つ各種ダメージに対してのみ有効な『ダメージ軽減1』を得る。このダメージ軽減で軽減されたダメージは、『★★エネルギー・スリケン・キャノン」の燃料としてカウントすること。
また、銃器による射撃を行う場合のみ、通常移動をしていても攻撃フェイズにおいて集中状態として扱われ、集中状態限定のスタイル・スキルなども問題なく使用できる。
加えて、重火器装備時のみ以下の射撃スタイル・ワザを使用可能となる。
『●射撃スタイル：精密砲撃』『射撃判定』の出目【6,6】成功時に『ヘッドショット』が、【6,6,6】で『サツバツ！』が、【6,6,6,6】で『ナムアミダブツ！』が発生する。時間差可。
爆風を発生させる射撃である場合、上記の追加効果は中心地点のみに適用される。
『●射撃スタイル：制圧弾幕』自分よりイニシアチブ値が低い敵1体のみをターゲットに2連射以上の『射撃判定』を行う。この『射撃判定』に全て成功した場合、『回避難易度』が全て+1される。時間差可。2ターン連続使用不能。
ルールセットの改訂について
このルールセットは予告なく改訂される場合がある。変更、追加が行われた箇所は表記ゆれの統一などルールに影響を及ぼさない些細なものでない限り基本的に明記される。NMは最新のデータに拘らず、好きな版のデータを用いて構わない。
編集履歴
2024/08/20 ★★★タンクとの合一における、射撃スタイル『精密砲撃』の爆風武器への裁定を追加。
2024/08/21 ★◉爆風弾き飛ばしの詳細な説明を追加。
2024/08/26 ★ヘビーウエポン・マスタリーの効果を改訂。★★★タンクとの合一の説明文を追加。
利用規約
このルールセットのデータが含まれるリプレイなどを公開する場合、公式ルールとの混同を避けるため可能な限りこの記事を引用元として明記すること。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可。
参考資料：「ソウルワイヤード」ダイハードテイルズ
使用した画像生成AI：『bing image Creator』