実家の猫が死んじゃった話
うちの猫が死んじゃいました。猫は2匹いて、去年に19歳の子が1匹、そして一昨日にもう1匹の14歳の方もいなくなっちゃいました。
思い出を振り返るのを一人でやるのも寂しくて、ここに書いていきながら懐かしもうかなと思った次第です。
先住猫の方はぼくが「みかん」と名前をつけた三毛猫の子でした。3歳くらいまではそれなりにやんちゃで猫じゃらしとかでも遊んでましたが、大人になってからは遊ぶより食べるのと寝るのが好きな方でした。
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— ひやしマカロン (@reimer0204) April 22, 2024
なので自分よりご飯を出してくれるお母さんの方に懐いてましたね。寝るのもお母さんのベッドでいつも寝てました。おかげでベッドの本来の持ち主は寝難かったそうですが。
これは猫あるあるだと思いますが、それにしても気分屋で、首のあたりとか掻いてあげると気持ちよさそうにするんですがすぐ「もういい!」と言わんばかりに噛みついてくるんですよね。自分の対猫の取り柄は猫じゃらし捌きとマッサージだったので、なかなか相性が悪い子でした。
それから4,5年経ったあたりでもう1匹、続いて「れもん」と名付けた子が家にやってきました。この子は真逆で大人になっても遊ぶのが好きなタイプで、よくみかんにちょっかいをかけては怒られてましたね。
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— ひやしマカロン (@reimer0204) April 22, 2024
紐とか猫じゃらしとかそういうのでよく遊ぶタイプで、家でそういうのの扱いが上手なのが自分だったので、よく自分に懐いていたと思います。最初の数年はよく自分のベッドの足元で寝てくれました。自分の寝相が悪いのでそのうちベッド自体には寝なくなり近くの別の場所で寝るようになりましたが。
あとれもんは顔周りをマッサージしてあげるとしばらく気持ちよさそうにしてましたね。もういい、って時もそっと去る感じでした。
というわけでどちらかというとれもんの方が仲が良かったのと、今日お葬式したばかりなのでれもんの話が主になっちゃうんですが、ぼくが実家に帰るといつもぼくのキャリーバッグの上で寝るんですよね。座り心地がいいのか、安心する匂いがするからだったのかは分からないですが、地味に嬉しかったです。
みかんの方は結構ここ数年食欲も控えめで寝てばっかりだったのでいつその時が来てもおかしくないくらいの状態だったので覚悟はしてたんですが、れもんは本当にずっと元気だったのに突然水しか飲まなくなっちゃってそのまま逝っちゃったんですよね。
実家から火曜日に「れもんが水しか飲まなくなっちゃった、GW帰ってこれる?」とメールが来て、夏でいいかと思っていた帰省をGWに取ることにしようとしたんですが、GWまで保たないのでは?という気がして1週早い4/21(日)~4/22(月)で顔を出す予定に無理やりしたんですよね。
ですが結局それすらも保たなくて、4/20(土)に逝ってしまいました。死に目に会えなかったのも悲しいですし、れもんが自分に会いたかったかどうかは分かりませんがもしそうだったらごめんよという気持ちなんですが、いざその瞬間を目にしていたらそれはそれでぼくは今以上に本当に悲しい気持ちになっていた気もするので、これはこれでちょうどいいタイミングだったのかなとも思っています。
そういうわけで、お葬式には出られました。色々種類はあると思うんですが、今回は家に火葬用の機器がついた車が来て、そのまま家で火葬してもらいました。
なんとなく直視するのがつらくてちょっと頭をなでてあげるくらいしか出来てなかったんですが、最後の最後に棺から火葬用の場所に運んであげるのは自分がやって、その時に「ああ、このくらい重かったなあ」と思ったり、その後「もう触れなくなっちゃいますが大丈夫ですか?」と言われたので最後にもう1回いっぱいなでてあげたりして、もうこの時点でぼくの顔はぐしゃぐしゃでした。
その後3,40分くらいして、お骨を拾って骨壺にいれるのを家族みんなでやりました。別に特別おデブじゃなかったはずなんですが、脂肪がそれなりにあったみたいで、骨以外もいっぱい残ってましたね。逆に言えば直前まで元気だった証拠かなとも思います。みかんは闘病が続いてガリガリだったので、れもんの逝き方はそれはそれで悪いものじゃなかったのかなとも思います。
お葬式を終えて実家から帰ってきて今この記事を書いてるんですが、やっぱりまだ気持ちは落ち着きませんね。
ちょっと過剰なアレな気がしつつも、さっき触れたれもんがよく寝ていたキャリーバッグをよく見たられもんの毛がいくつかついていたので、そっと集めて小箱にしまうことにしました。
正直みかんの時は覚悟が出来ていたのもありましたし、お葬式に出られなかったこともあって、実家からその連絡があった時に泣きはしましたが今ほどではなくて、ああしてお葬式に出ると本当に向こうに行ってしまったんだなあという実感があってやっぱり悲しくなっちゃいますね。
次から実家に帰っても二人ともいないんだなあ、と思うととてもさみしいです。ここ最近は年1,2回しか会ってなかった自分でこんなに悲しいんだから、ずっと一緒にいた両親はもっと悲しいんだろうなと思います。
ああ、やっぱり生きてるうちにもう1回会っておきたかったなあ。やっぱ早すぎるよ。
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