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<お受験コラム>願書で「志望理由」を伝えるための「構文」の活用
願書を書く上で最も頭を悩ませる「志望理由」ですが、前回のnote(願書で「志望理由」を伝えるために必要な3箇条)では、記載の上で重要な以下3点をご説明いたしました。
A:読み手である幼稚園側が何を求めているかを理解し、
B:我が家の考えを、
C:分かり易く伝える
今回はその中でもCに関してご説明致します。
本noteでは、願書を書く上で意識する考え方として「ストーリー」を重視してきました。「ストーリー」とは、(書籍との兼ね合いで有償となっているのでここで要約すると)ご家庭の教育方針など文章化すべき「要素」をそれぞれの根拠をもって展開したものです。この考え方を具体な願書へ落とし込む方法が「構文」です。
この「構文」東洋英和幼稚園の願書を例にすると、以下の様になります。
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上図では、オーソドックスに時系列を意識し組み立てていますが、「構文」には必ずこれ、といった答えはなく、願書の文字数などからご家庭で組み立てて頂いても構いません。ただしその際は、幼稚園のお考えや願書の文字数によってお伝えすべき「要素」を全て含めること、軽重を付けることを考慮してください。
「志望理由」の作成における「構文」の活用方法は、まず含めるべき要素を抽出し、それぞれを構文の「文章例」に沿って、「内容案」をまとめる、の順番で取り組んでください(「文章例」は「関連する願書記載事項」との兼ね合い、ご家庭独自の文体などを考慮し上図では非公開にしています)。
また「志望理由」の作成以外でもご活用いただきたいのは、
願書の「志望理由」以外の作成
「ご家庭の教育方針」など他の記載事項を作成する際に、「志望理由」で記載した内容とズレが無いようにチェックしてください。その際「志望理由」で記載した内容よりも具体に作成してください。面接の回答の作成
面接の回答は、願書の内容に沿っているのは勿論ですが、直接の対話独自の臨場感を活かし会話の展開に繋がるよう、より具体にまたエピソードなどを交えて作成してください。
になります。
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まずは目次をご参照ください。
その0 ご両親がまずやるべきこと
その1 相思相愛の幼稚園の探し方
その2 幼稚園の「評価視点」
その3 ご両親の準備 〜願書、面接、考査は三位一体〜
その4 当日の過ごし方