楽しく続けることで地域経済を回す SMD第3回
これからの時代の「ソーシャルデザイン」を考える講座、Social Mirai Design、第3回は、choinaca(ちょいなか)代表の矢口真紀さんがゲストでした。
ちょいなか・3ビズとは
ちょいなかでは、小さく楽しい自立のかたちを目指し、自給力・自活力・仲間力をアップしていく活動をしているそうです。
中でも3ビズとは、藤村靖之氏の「月3万円ビジネス」をベースとし、月に2回で3万円の利益を生み出す新しい仕事の価値観を作り出している取り組みのようです。
始まりは矢口さんの地元の埼玉県杉戸町からだそうですが、今ではわたしごとJAPANとして、全国的な活動へと発展してるとのこと。
3ビズを進めるコツ
3ビズを進めることで、暮らしと経済がつながり、これまで消費者だった方々が生産者・表現者としてやりたいことをビジネス化し、それを地域の中で循環させるために投資者の視点を養っていくという循環が生まれたそうです。
この3ビズを進めるコツは、<ワクワクすることをストーリーで表現して共感を呼ぶこと>×<世にイイこと>の掛け合わせ。具体的には、やりたい!と思ったことをまずはやって見て、世間の反応を見ながらブラッシュアップしていく。何度もそのスパイラルを重ねる中で、形になっていくそうです。
活動を続けるコツ
そんな素敵な矢口さんの活動。スタート当初はやるぞ〜!と燃えていても、やりたくないなーと思うタイミングは出てきたそうですが、とにかく次の予約を入れていくなど続ける仕組みを自分の中で作って行ったとのこと。
そうして積み重ねていくうちに少しずつ結果が出てきて、外からの評価が目に見える形で現れたことで一気に活動が広がって行ったそうです。
自分が考えていきたいこと
今回の講座を受けてこれから考えていきたいことや問いは次の通りです。
活かせること×解決したいこと
今回、パワポがとてもお洒落だったり、ネーミングセンスが素晴らしかったり、人の巻き込み方だったり、矢口さんの前職が活かされていることが多いんだろうなあ〜と思いました。
また、先の「世にイイこと」は、一気に大きな“社会”と考えずに、友達や近所の人くらい身近な人の困りごとの解決でいい!というのがとても勇気付けられつつ、自分のワクワクして活かせること×世にイイことって何だろうなあというのは今後も考え続けたいテーマです。
とはいえ、まずやってみる!ことも
デザイン思考的に、まずやってみる、試しながら修正していくというやり方にはとても共感です。「スタンフォード式人生デザイン講座」という本を思い出しました。
外の目からリソースに気づき、まずやってみて、それを続けていくことが基本のキとして大事なんだろうなと思いました。
当日のメモはこちら
Social Mirai Design講座受講記事一覧
ソーシャルデザインを考える・行動する Social Mirai Design スタート 第1回
「デザイン」の力を知る SMD第2回 山崎亮氏