「デザイン」の力を知る SMD第2回
これからの時代の「ソーシャルデザイン」を考える講座、Social Mirai Design、第2回は、studio-L代表の山崎亮さんがゲストでした。
「ソーシャル」デザイン?
事前動画にもありましたが、ソーシャルデザインとコマーシャルデザイン(商業)はどちらの側面もあるし、濃度が違うだけでどんなものでもどちらの要素も持っているのではとのこと。
例としてあげられていた「I ❤️NY」のロゴは、「NYの観光客を増やしたい!」という商業要素で依頼されたが、「地域貢献のためにボランティアでやるよ!」と社会的要素で作成をされたという話がわかりやすかったです。
デザインの力
私はデザイン畑ではないのでただそのすごさを享受する側だったのですが、「デザイン」の力がわかりました。
・デザインにより、共感を得ると行動を誘発できる。そのことにより地域の課題解決をしていく
・「正しい!」は人の数だけ正義があるからまとまらない。一方、楽しい!かわいい!美味しい!の感情は共有をしやすい
・デザインはこの感情に訴えかけていく
地域の人がホンキになるには?
・アイデアは持っておくが深めない
・時間がかかっても共に進めていく
・事前に調べ過ぎない
・笑いをとって楽しい場に
・空間やおやつも“デザイン”
・資料もおしゃれに簡潔に
これからの時代は?
1つは、ワークショップも非同期型のものがもっと出てくるのではないかということ。
これは私自身も、オンラインで説明&話し合い→宿題として非同期型でスプレッドシートに自由に書き込み→事前にまとめておく→オンラインで検討、というやり方が増えていたので納得です。
今後はさらに一歩進んで、説明自体も動画で非同期型でやることもできるのではということでした。
もう1つは、持続可能性と効率だけを追い求めていくのではなく、人の気持ちに寄り添い充実した人生という軸をしっかりと持っておくということ。
これは、極論、地球の持続可能性を考えるならアジアの人は全員北京に集まるのが効率だけど、そうしたいのか?という例えがわかりやすかったです。
自分が考えていきたいこと
今回の講座を受けてこれから考えていきたいことや問いは次の通りです。
狭義の“デザイン”は必要なのか?
かわいい!という共感を得ることで行動を誘発できるのがデザインの強みということでしたが、行動変容を促すスイッチはそれだけではないはず。デザインは大事、でもそれ以外でも同じことを促せるものは何かは考えていきたいと思います(例えば、問いのデザインなど。でもこれを考える上ではデザインの定義が何なのか?から考え直す必要がありそうですが……)
「地域で稼げない」をどう覆すのか
お話の中で、「地域では稼げないというのを覆すようにしてきた」ということが出ていました。今回の連続講座を通じて、地域で稼げないのか?どうやれば稼げるのか?儲けちゃいけないのか?は、色んな実践の話を聞きながら考えていきたいポイントです。
コミュニティデザイナー≠プレイヤー
「この地域を盛り上げていきたい!」と自ら入って活動していくのはプレイヤー、色んな地域に行って活動したい人を促していく種まき役がコミュニティーデザイナー。
という話を聞いて、自分は少なくともプレイヤー側ではないなということは気づきました。ただ、「コミュニティ」がいいのかどうかは考えていきたいと思いました。
当日のメモはこちら
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