進化思考で創造性を発揮する SMD第8回
これからの時代の「ソーシャルデザイン」を考える連続講座、Social Mirai Design第8回は、NOSIGNER代表の太刀川英輔氏でした。
デザインの力は代案を出せること
何か嫌なこと、不満なこと、残念なことがあった時に、デモをする!意見を言う!ので終わるのではなく、デザインは代案を出し、新しい関係をつくれる。それがデザインの力ということです。
太刀川氏(NOSIGNER)の有名なものは例えばこちら
ソーシャルデザインとは?
関係を良くしよう!と思うと必然的にソーシャルデザインになるので、何がソーシャル?とか何が社会課題?ということは意識しなくて良いのではというのが今の私には刺さりました。
また、「誰かのため」=ソーシャルになるというのも、これまでの講座で出てきたソーシャルデザインの概念の中で最も広いとらえかただなと思いました。
関わる立場の人が多様だからこそ、目的やビジョンを共有することが大事ということも、繰り返し出ていたキーワードでした。
創造=進化の模倣→ 進化思考
来年本が出る予定だそうですが、太刀川氏は「進化思考」というものを提唱し、広めているそうです。
私自身、まだ正確にとらえられていないと思いますが、「創造性」って、実は進化の模倣でできてるんじゃないのか?という発想で、【要点をとらえる関係】と、【ぶっ飛んだことをやる変異】の両方を繰り返していくというものだそうです。
例えば……
・車(ってきっとすごい創造的なことだけど)
→馬車から馬を無くして、エンジン等付けただけ
・iPhone(って革新的な創造と思うけど)
→ケータイからボタンを無くして、パソコン足しただけ
この、進化の過程にならって、【関係】と【変異】の要素をさらに分解して説明しているのが進化思考です。
自分が考えていきたいこと
今回の講座を受けてこれから考えていきたいことや問いは次の通りです。
▶︎ワークショップを進化思考で分解する!
講座の中で要素を教えていただいたので、まずは私の一番気になること、ワークショップについて、分解して深めてみたいと思います。
記入できるスライドも作ったので、年内には!
▶︎身近な一歩を前に進める
自分の身近な問題も実は地球規模の課題だったりする。誰かのためにやることは=ソーシャル。それぞれの持ち場でできることを。
といった話に、どうせ自分1人が動いても……と思わずにそれぞれがやれることをやっていくことが大事なんだなと思いました。
当日のメモはこちら
Social Mirai Design講座受講記事一覧📝
▶︎ソーシャルデザインを考える・行動する Social Mirai Design スタート 第1回
▶︎「デザイン」の力を知る SMD第2回 山崎亮氏
▶︎楽しく続けることで地域経済を回す SMD第3回 矢口真紀氏
▶︎ワークショップの非日常性でポテンシャルを引き出す SMD第4回 安斎勇樹氏
▶︎アソシエーションデザインでひたすら周りを整えるまちづくり SMD第5回 寺井元一氏
▶︎答えのない問いに向き合う SMD第6回 中間ワークショップ
▶︎ほしい未来は自分たちでつくっていく SMD第7回小野裕之氏
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