#41 入院費のおはなし
退院してから2日経ちましたが(エッ!まだ2日しか経っていないの…!?)、今日は気になる入院費のお話をしたいと思います。
普段、風邪をひいて近所のクリニックを受診したり、花粉症の薬を処方してもらいに行ったり、歯科受診をしたり、、、と様々なシーンで治療費や処方薬の支払いをすることと思います。
どうでしょう?
3割の自己負担でだいたい1,000円~3,000円くらいではないでしょうか?
ところが、入院したり手術をしたりがん治療となると、いくら3割負担とはいえ支払う金額も一気にケタが変わります。
最近では「高額療養費制度」のことは大半の方がご存じだと思いますので、今回は実際の私の診療費請求書を参考に、この「高額療養費制度」を利用した場合の「自己負担限度額」についてお話ししたいと思います。
自己負担限度額は被保険者の所得区分によって分類されています。
もし、マイナンバーと保険証の紐づけが出来ている方は、マイナポータルでも自分の所得区分を確認することが可能です。
こちらが今回の私の診療費です。
もし、医療費保険制度がなかったら…
100万円超えの支払いだったわけですね😨
日本に生まれて良かった~!?
とはいえ、3割負担でも30万円を超える金額になります。
なかなかの数字ですよね💦
では、上記の数式と私の診療費を基に、所得区分ごとに自己負担限度額を計算してみます。
食事負担額と差額ベッド代は対象外となるため、上記の金額に食事負担額11,270円がプラスされます。
(食事負担額は、1食490円×食べた(出された)回数分の計算となります)
ア → 265,657円
イ → 183,297円
ウ → 98,907円
エ → 68,870円
オ → 46,670円
※オの方は、食事負担額が変わるため、実際の金額は異なりますが、わかりやすくするためにそのままの金額で計算しています。
この金額が所得区分ごとの自己負担限度額となります。
もし、差額ベッド代がある場合は、この金額にプラスした額が支払額となります。
ただ、窓口での支払をこの金額で済ませるためには「限度額適用認定証」の提示か「マイナ保険証」を提示する必要があるので、注意してください!
マイナ保険証が無い場合は、加入している健康保険組合へ「限度額適用認定証」の発行を申請する必要があります。
発行までには時間を要する場合もあるため、早めに申請することをお勧めします!
いかがでしたでしょうか?
手術の種類や治療の内容によって若干の変動はありますが、必要な金額のイメージはつかめたのではないかと思います。
入院しながら、お金の心配なんて嫌ですよね…
これから入院・手術を控えている方にとって、お役に立てれば幸いです😄