【凸凹兄弟】⑥ギリギリアウトなのにセーフにする長男
現在、就活真っ只中の大学4年生の長男(グレーゾーン)と大学受験に挑戦中の高校3年生になる次男(ADHD)の母親です。
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わが家の王子たちは、その特性がゆえに当然ながら課題などの提出物を期限通りに出せません。(本人たち曰く、ちゃんと出す時もあるそうですが…)
前回は次男のお話をしましたが、今回は長男のことをお話ししたいと思います。
先に言っておきますが、長男は次男と違い、私の前でジタバタ慌てふためくことはしない性格です。
なぜなら、散々私に怒られて育ったからだと思います。(これもダメなパターンですね)
いつもクールにさりげなく、期限を破っています…(笑)
長男が高校生の時、個別面談で担任から聞いたお話です。
先生「王子くん、明るくて面白くてクラスのムードメーカーですよね」
私 「へー、そうなんですか!」
先生「王子くんの性格は天性ですよ!社会を生き抜く力があって、将来絶対に役に立つ力だと思います!」
私 (成績が悪いから誉めるとこなくて、気を使ってくれてるのかな?)
「社会を生き抜く力なんて、、大袈裟ですよー!(笑)」
先生「いえ、王子くんは人に好かれる何かがあると思います」
私 「えーーーー!?」
先生「王子くんが課題を出すとき、いつも待ってくれる先生がいるんです」
私 「もー、すみません、、、(笑)」
先生「その先生が、いつも締切りの時間を少し過ぎて王子くんが来るんだけど、”今日は待つのやめようかな”って、毎回思うところ、いつも一生懸命な顔で走って来るそうで、その姿を観ると”あー、やっぱり待っててあげて良かったな…”って嬉しくなるそうですよ(笑)」
私 「、、、なんとも申し訳ないです…」
先生「王子くんのそういう人柄とか個性は、身につけようと思って簡単に出来るものではないと思います。大事にしてあげたいですね」
そういえば、長男は昔からどういうわけか先生との距離の縮め方が上手い。
それに、友達のグループを超えてあちこちからお誘いがあり、つなぎ役になったりしている。
本人は全く気付いていないらしく、”課題を待っていてくれる先生”の話をしたら、
「えっ、そうだったの?何も言われないから、いつも時間に間に合ってると思ってた」
との反応。
、、、、、(´-ω-`)
返す言葉なし。
(少しは感謝しろ)
そういえば中学生の時、こんなエピソードがあった。
夏休みや冬休み前にクラスのロッカーを空にするため、教科書などの荷物を全て家に持って帰るのですが、片付けが苦手な長男はいつも空に出来ません…
ある年、ついに見かねた先生(担任ではない先生)が、荷物を一緒に持って家まで運んでくれました。
しかも、めちゃくちゃ楽しそうにおしゃべりしながら二人で家まで来ました(笑)
この時も、先生に謝った記憶が、、、(;・∀・)
こんな長男なんで、いつでもどこでも頭を下げている私です。。。
要領がいいのか悪いのか…
親としては、もっと別なとこ気を付けようよ、とか、思いますが。
社会に出たら、厳しいですからね。。。
でもこれが長男の長所としてます。(親からの視点ですよ)
親バカですねー(笑)