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#4 体外受精 期待が多い初めての移植

移植当日
採卵後にいくつかの卵子と精子は受精をしてくれていた。
新鮮胚が移植できるとのことで、採卵の2日後、病院へ向かった。

培養士さんからの説明
移植当日は、指定された時間までに病院に行き、培養士さんから今回移植する胚のグレードについて説明を受ける。事前にネットでも胚盤胞について調べていたので、なんとなく数字が意味しているグレードがわかった。また判定日も確認される。この日には陽性かどうか結果がわかるんだ、と少し緊張した。

移植前には飲み物を
移植の際には、膀胱に尿をためておく必要がある。そうすることで子宮の形が胚を移植しやすい角度になるそうだ。病院に出発する前から移植までの時間に飲み物を飲む。飲みすぎるとトイレに行きたくなってしまうのでちょこちょこ飲んで、呼ばれるのを待った。

着替えて、いざゆかん
呼ばれたら着替え室へ。着替えたらベッドで順番を待つ。一人の空間でドキドキが増していく。看護師さんに呼ばれたら手術室へ向かう。採卵の時と同じ部屋。緊張もしてくる。
ベッドへ寝るとエコーの画面が見える位置にあり、子宮が映し出される。消毒をされてチューブを入れられる。私はチューブを入れられるときにいつもツンとした痛みを感じる。ちょっとだけ痛い。ほんのちょっと。角度の問題なのかな…。ほとんどの人は痛みがないみたいだからなぜかはよくわからない。
チューブで子宮までの道を確保したら、受精卵がそのチューブを通って入っていく。その姿をエコーの画面から見ることができる。なんかキラキラしている粒が画面にちょんと映った。これが受精卵らしい。

『うまくいってほしい』

初めての体外受精。とても期待していた。1回目で陽性になっている人をネットで調べてみていたからだ。私もきっとそうだろう、そんな期待をしていた。

そうしてあっという間に移植は終了。
その後、薬をもらってお会計をした。

判定日まで薬を続けていく

指定された判定日までお腹に貼るテープが2日に1回と、カプセルの膣剤を朝昼晩の3回入れる。また早く起きることになり、昼は職場のトイレで、夜は昼との間隔が空き過ぎてしまうので、帰ったら急いでまず薬を入れるところから。毎日バタバタ。薬入れなきゃが頭から離れない。毎日カレンダーを見て間違ってないか、忘れていないか確認する日々。薬に毎日縛られる感覚だった。

初めて出会った窒剤という薬
今回、膣剤という薬があるのを始めて知った。仕事をしている中で、窒剤をいれるのはなかなか大変だと思った。手は洗ってからじゃないといけないし、落としたら使えなくなっちゃうし、外出先では私は不安だった…。誰かと会う約束も入れられなかった。同じ効果の飲み薬もあるけれど、保険適用では使えないそう。負担かけるなぁと思った。仕事と両立できるように考えてほしいなと思った。

つづく

※治療内容は記憶で書いており曖昧な部分もあります。治療内容も個別のものになり、現在と異なる場合もございます。


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