代表挨拶 このプロジェクトのキッカケと想い
晴れたらみんなでボール蹴ろうプロジェクト代表の小泉翔と申します。日頃はTOKYO CITY F.C.というサッカークラブの運営をしています。
公式noteの初回として、今回はこのプロジェクトの生い立ちと想いを書かせていただきます。
キッカケは青空なのにボールが蹴れないもどかしさ
先月4月、在宅ワークにシフトしてから数週間が経ち、家から外に出ることのできない生活に飽きやストレスを感じ始めていた頃でした。
近所のスーパーに買い出しに行こうと自宅を出た瞬間、太陽の眩しさに目が眩みました。雲一つない、清々しい快晴でした。
春風に心地よさを感じながらも、そのとき「なんでこんな晴れてんのにサッカーできないんだよ...」という苛立ちに近い感覚を覚えました。早く青空のもと、仲間たちと思いっきりボールが蹴りたい。
しかし同時に「サッカー好きは今、みんな同じ気持ちなのでは...?」ということに気が付きました。
我慢の時間帯が続くJリーグクラブやそのサポーターの方々。自粛を呼びかけるためにリフティング動画をSNSに投稿する選手たち。子供から大人まで幅広い年代にわたる草サッカープレイヤー。
年齢や性別、カテゴリー、敵も味方も関係なく、みんなが「早くサッカーがしたい!」と願っているこの状況は、不謹慎かもしれないけれど、なんだか繋がっている気がしてすごく良いな。仲間意識に似た感情を(勝手にですが)抱くようになりました。
1日でも早くサッカーができる日を取り戻したい。そのためにサッカーファミリーのみんなにとって自粛の励みになる企画が作りたい。そう思い立ち、昔からのサッカー仲間でデザイナーの親友、田口フミヤにLINEしました。
「コロナが明けたらボール蹴ろ?」
有志のサッカー仲間を集めよう
そこから彼と1日中、ああでもない、こうでもないと議論する中で、ぼんやりとですが企画の輪郭が見えてきました。
企画名は早くみんなの心が晴れることを願い「晴れたらみんなでボール蹴ろう」にすること。感染が終息したらみんなが集まれる最高のサッカーイベントを開催すること。そしてみんなが前向きな気持ちで自粛期間を乗り切れるプロジェクトにすること。
お金をいただいたり、収益を上げたりする企画ではないため、サイトデザインや構築、映像制作などのスキルがあり、かつ想いに共感してくれる有志メンバー集めることにしました。
それぞれのスキルを持つ仲の良いサッカー仲間に声をかけると、みんな同じようにボールが蹴りたくてウズウズしていて、快く引き受けてくれました。そして、晴れたらみんなでボール蹴ろう実行委員会が発足しました。
さらに「早くボール蹴りたいっすね...」と偶然その頃LINEをしていたミュージシャンでサッカー仲間(大先輩!)であるGAKU-MCさんに「今こんなこと考えているんです」と企画の話をしたところ、「コンセプトもパンチラインもすごく良いね!曲、書きたいな!」と言っていただきました。
そして有志の実行委員会メンバーとして加わってもらもらうことになりました。
※メンバー紹介はこちら
数日後、GAKU-MCさんをメンバーに紹介するためのZoom会議の場で作りかけの「晴れたらみんなで」が突如披露され、その歌詞とメロディーに涙が溢れそうになりました。きっとサッカーファミリーみんなを笑顔にする企画ができる。そう信じ、仕事の合間を縫っての遠隔での準備をスタートさせました。
コロナ終息のために前向きなSTAY HOMEを
このプロジェクトではまずTwitterのハッシュタグで「サッカーの思い出の写真をアップしよう!」という発信しています。タグ付けと共に「コロナが明けたら久々にサッカーしような!」なんて会話が広がったらいいなあと思っています。
GAKU-MCさんによる楽曲「#晴れたらみんなで」はまずティザー版を公開。現在MVビデオを制作中です。自粛生活中にこの曲を聞いてワクワクしてもらえたらと願っています。
サッカーイベントの開催日は僕らの自粛の頑張り次第ということで、完全に未定です。早くみんなでボールを蹴るためにも引き続きのSTAY HOME、踏ん張りましょう。「サッカーの後にライブもできたら最高だよね」なんて妄想を広げています。
全国35県で緊急事態宣言が解除され、東京や大阪など都心でも5月中の解除が予想されています。しかし、気が緩みまた感染拡大が繰り返されると、Jリーグ再開も、ボールを蹴れる日々も、また遠のいてしまいます。
気を緩めることなく、でも前抜きに。
ぜひ全国のサッカーファミリーの皆様と一緒に、STAY HOMEの発信とポジティブなパスの連鎖を広げていけたら嬉しいです。