見出し画像

3番目の子のこと

昨年の12月、私は今までの人生で一番幸せな気持ちでいました。
37歳、夫は45歳。なかなかの高齢夫婦ですが、ありがたいことに妊活して一回で3番目を授かりました。娘と息子のときも、排卵検査薬で1〜2回自己流で妊活したら、授かることができた私達夫婦は、三回目も当然元気に生まれるもんだと、浅はかにも思っていました。
なので、クリスマスとお正月に双方の親にも伝えてしまいました。もちろん子どもたちにも。

でも、年明けから出血し始めて、8週で繋留流産から、自然流産してしまいました。

昨年度はほんとに激務で、気持ち的なストレスも大きくて、妊娠を継続できるような身体ではなかったんだなぁと。今思えばなんですが。

流産後、生理と排卵は乱れてしまい、なかなか妊娠しないまま、新年度を迎えて、3年間持ち上がりの中3の担任になってしまったこともあり、気持ち的な疲れもあり、夏休みまでは思い切り遊ぼう!と、海やキャンプ、そして大好きなビール三昧で過ごしていました。

8月からまた再開してみたけど、4周期めの今月もあえなくリセット。
流産した子が来てくれて一年の今月は、また来てくれるかなぁと期待してたんだけどなぁ。

ちょっと落ち込んでいます。生理痛も重たくて、朝2時間休暇を取ってしまった。
薬が効くまで、あったかいほうじ茶ラテを飲みながら、こうして気持ちを吐露しています。

ここから愚痴です。
弱音だけならともかく、黒い気持ちがいる自分がとても情けない

先月かな、職場の同僚が一度に二人妊娠しました。
一人は、彼女が初任からかわいがっている子でずっと不妊治療をしていた後輩で、我が事のようにほんとにほんとに嬉しく思います。


でも、もう一人の方は、今年異動してきた方で仕事のやり方や、生徒への接し方に色々と課題のある方で、妊娠してからもつわりでお休みするに当たり、周囲へ引き継ぎもなく、復帰してからも部署へのお礼もなく…。

その方がお休み、妊婦さんがもう一人、メンタルの病休でお休みしている方が2人いて、残されたメンバーは必死で生徒のため、とにかく毎日頑張っていました。

妊娠すると介助ができなくなるので、「あー、今は私まで妊娠したらまずい」と心の何処かで思わざるを得ない日々になりました。
妊娠はおめでたいことで、人を羨んだり、妬んだりすることでなく、私はもう順調に二人を授かっています。たくさんの温かさに支えられて、二人共産休まで働きながら、復帰してからも子育て出来ています。流産のときも。

だけど、流産してしまった子をもう一度何とか抱きたいと思う気持ちは、上の子がいてもどうにもなるものでなく。

「なんで私はこんなにちゃんと働いてるのに、今年異動して来て、周りに迷惑かけまくって平然としてる人を優先して、妊娠を遠慮しなきゃいないのか。そもそも、何で私が妊娠できないのに、あの人が…」とモヤモヤがとまらない。

同じ道を通ったものとしてのモヤモヤ3割。
自分のことでのやっかみ 7割。笑

こんな自分が嫌だなーと思いながらも、職場ではいつも笑顔で明るく、その人にも優しくしているのです。偽善ではなく、私の中でそれは「優しさ武装」だと思っています。

どんなときでも、誰にでも、優しく明るく過ごせる人は、誰よりも強いと思うんです。
そして、人から愛され、信頼される。
だから私は自分のためにそうする。
でも、「チクショー!」って心で悪態ついたって、いいよね。にんげんだもの。

さて、今後のこと。
年齢を考えても、そうそう猶予はありません。
でも、28日周期できれいに生理が来ているし、14日で排卵して、基礎体温もお手本みたいにきれいなの。ありがたいことに。

それに、治療まで進むつもりはないのです。
今いる子どもたちに、時間もお金もかけることが優先。というのは、夫とも約束してる。
(夫は晩婚で40前後で男女一人ずつの子宝に恵まれたことだけで幸せだし、自分の年齢考えたら二人で良いと思ってる。でも、私の気持ちは尊重してくれてる)

私の定年は65歳。大学卒業する22歳で還暦になる38歳のうちに産みたかったけど、それは難しそうなので、39歳までが目処かな。

ダメでも悔いのないようにしたい。
でも、できれば生きてるうちに、空に帰った子がまたお腹に来てくれて、今度は生んであげたい。それが今の目標です。

このイラストはトツキトオカのアプリ。
流産や中絶などで記録を停止すると、こんな可愛いイラストが出てきます。
こんなふうにゆったり幸せに空でこちらを見ててくれたらいいなあ。
いまだ!と思ったら、帰っておいでね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?