見出し画像

20230527 THE ALFEE 風の時代ツアー NHKホール

当たればラッキー、でも激戦会場だし多分無理でしょ、くらいの気持ちで申し込んだNHK1日めが当たった。あらま。
長期休業中でもないので、金曜日1日だけ休みを取っての強行軍。子どもたちを連れて行ったところで、滞在時間的に彼らが喜ぶようなイベントは用意してあげられない…じゃあ、単身だ!
一人関東。産前以来…16年?17年?ぶりだ。やった…!もう、大型連休明けからずっとソワソワ、待ちに待ったMy初日を終えての感想を残しておきます。

ライブ以外の話も長いです。ネタバレもあります。そして高見沢さんに偏り過ぎです。ご注意くださいね。


車を飛ばして金曜の夕方の飛行機に滑り込み、東京へ。その日はホテルにチェックインして終了。
今回は、東急ステイ新橋に宿泊。13階の部屋で、窓から虎ノ門の夜景がきれいに見えた。電子レンジと洗濯機が部屋にあるって素晴らしい。暑い日だったので、その日のうちに洗濯から乾燥までできるの最高。

当日は、朝7時半頃にホテルを出て、御茶ノ水へ。ニコライ堂を見て、聖橋を渡り、神田明神の資料館に展示されていた高見沢さんの勾玉ギターを見てきました。
NHKの日だし、展示期間は翌日までだから混むかもと思って、朝イチを狙って大正解。2、3人しか出入りしていないうちにゆっくり見られました。
この手の企画ものだけのために東京に行くなんて無理なので、今回は本当にラッキー。高見沢さんのギターを間近で見たのも初めてです。楽器だけど、最早芸術品。詩も曲も、楽器も衣装も照明も、何なら3人の存在自体が芸術品だ…
作家バージョンのサインも展示されていました。「神田明神さま」という字が、なんとも高見沢さんらしい字で嬉しくなっちゃった。
ギター以外も、古事記の原版とか猿田彦の絵とか興味深い内容でした。火の鳥読み返してくればよかった。
お土産屋さんでウロウロしたり、白無垢の花嫁さんに感激したりしながら男坂を下り、秋葉原経由で一旦ホテルへ。午前の部終了。

昼休憩を設定したのは大正解でした。この時点でもう足の裏が痛いし、何なら股関節も腰も痛い。…多分、普段と違うおしゃれ靴だったから。
以前は、ここぞとばかりに新調した可愛い靴で一日中歩き回っても大丈夫だったのにな…。加齢…などと思いながら、ホテルで一旦風呂に入り足も腰も温める始末。

気を取り直して、着替えて化粧もリセットして渋谷へ!3時すぎの到着で、グッズ列ができていました。久々…というか、これも十数年ぶりか。昔の夏イベのグッズ列に比べたら全然マシ、と思いながら並ぶものの、なんたって本人の身体のコンディションは昔に比べてガタ落ちのため、最後ちょっと辛かった。もう、次の遠征までに可愛いスニーカー絶対探すわ…

買えたのが4時半近かったので、割とすぐ入場。きれいな天井ー、お花たくさんー!なんてテンション上がる上がる。初めてのNHKホールだったので。
今回の席は、1階12列。桜井さん寄り。双眼鏡がなくても十分な位置ですが、一応用意。ミカエルとアクエリアスも準備。

ここからセットリストとともにネタバレです。

1. 鋼鉄の巨人
2. 恋の炎
あっ、そうだ声出せるんだ…!ってなりました。声出すと楽しい!そうだったそうだった。

3. 風の時代
4. Brave Love ~Galaxy Express 999
古希リーチバンドが、他に類を見ないくらい未来を歌うって凄い。
この曲が出た頃はまだ学生で、未来なんて不安しかなかった。今ならわかる。すべてが思い通りではないにしろ、あの頃不安だったことは全て終わって今の自分がある。いま不安なことも、何らかの形でいずれ終わる。未来は決して裏切らない。

5. THE AGES
この辺りから、つい双眼鏡覗いちゃったんです。そうしたらもう高見沢さんが素敵すぎて!
当たり前ですが生ライブなので、本物なのです。頬がこけてたり、髪も解れてたりするわけです。ガッチリした顎や頬骨が、たまらなく男っぽくて目が離せない…
高見沢さんを見ることに夢中になっちゃって、曲が入ってこない本末転倒ぶり。

6. LOVE NEVER DIES
私と御三方の出会いの曲です。桜井さん、本当に素敵な声。MVの印象が強いせいか、キラキラして何もかも浄化してくれる感じ。天に召される…

7. 人間だから悲しいんだ
坂崎さんと向かい合ってのイントロ、素敵でした。膝を曲げて、厚いマーチンを抱えるようにしてかき鳴らす姿に夢中。

8. GLORIOUS
そしてグロリアス。この2曲の並び最高です。
双眼鏡でギターを弾く手の動きとか歌う表情、身体の力みかたなんか見ていると、おこがましくも感情がシンクロしてくるわけです。昂ぶっちゃって大変でした。気持ちを掻き乱されて呼吸するの忘れそうになった痛い奴です。

ここでMC。ストラップ捻じれて「ちょっと待ってね。」の言い方がかわいい。そして、「僕はギタリストだから、ギターが弾ければいいんだ。」って言い切るところ最高です。半世紀近くかけて、そう言い切れるようにしてきたお二人も最高です。
いちご大福切れなくたって、玉ねぎ丸ごと放り込んだって、いいんだ。だってギタリストだもん!

9. Never Say Die
10. 組曲: 時の方舟
また聴けて嬉しい1曲。最後の掛け合いが好きで、通勤中もよく聴いています。これも、未来に向かう曲ですね。

11. Count Down 1999
とにかく拳が楽しい。ライブの参加本数はそれほど増やせない自覚があるため、この手のハードナンバーは、ひょっとして自分が生で聴ける最後の1回かも…と思いながら聴いています。

12. 鋼の騎士Q
新曲がライブで聴けるって良いよねえ…!現役バンドの証!

ここで本編終了。
さて、張り切ってアンコール叫びましたよ。減りましたよね…立ってアンコールかける人。周囲から浮こうがなんだろうが、まだまだ当分は続けようと思います。届け届け!

アンコール1
13. 暁のパラダイス・ロード
またさきトリオって、たのきんが流行っていた頃にネタでやってたっていうのですよね?40年ぶりくらいに陽の目を見たわけか…危険なリンゴもとってもアイドルで良いですね。
還暦記念はカンレキーズ、古希記念はコッキーズかと思っていたけれど、またさきトリオで危険なリンゴ再リリース?過去のすべてを回収している感じ。

14. 星空のディスタンス
15. SWEAT & TEARS
16. 恋人になりたい
生まれてはじめて「幸ちゃん!」コールをしてみました。アンコールは、最後までアイドル感溢れてて最高でした。

アンコール2
17. See You Again
夏の横浜のお約束。私は、とりあえず次は地元札幌だけども。横浜、行けるかなあ…大合唱しながら、声出しの夏イベに思いを馳せて、終演。


営業部長のグッズ紹介も楽しかったし、またさきトリオでアクエリアスをふっ飛ばしそうな高見沢さんもかわいかったし、もっともっといろいろあったんですが。

何よりも!
高見沢さんが素敵すぎた!

双眼鏡で見ていたタイミングのせいもあるのか、ニコニコキラキラよりは、60代年相応で、骨張った輪郭や手、肩の厚み、身体の重み…年齢を重ねた男の人の良さだけ取り出して具現化したようなところに痺れた。ぐっときた。
中高生の頃みたいに、昂ぶっちゃって大変でした。迸るエネルギーと、それに共鳴する、リンクしていく感覚。…いつ以来だろう。
これが生ライブの醍醐味だよな、と思いました。
まだこんな気持ちになれるんだな、と思いました。

本当に素敵な夜でした。
札幌が楽しみだし、横浜も行きたい。何度だって会いに行きたい、そんな思いを噛み締めたNHKホールでした。

ALFEE、最高!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?