SDGsは温暖化対策だけではない!中小企業のSDGsもESGの“S”(社会)への意識を!
SDGsイコール温暖化対策だけではないのです。中小企業がSDGsに取り込もうとする場合、温暖化対策ももちろん重要ですが、製造業意外の企業にとってその規模と範囲と効果において、社会課課題解決に取り組むと、企業オリジナルの他社とは違う貢献、他社との差別化につながりやすいのです。
そして、これからその“社会課題解決にも力を入れましょう”と先のG7でも宣言の中に盛り込まれています。
ここで、私流のニュースの見方です。
例えば、先日G7サミットがありました。「日本の開催ではないし、そこで話し合われることに、私たちのビジネスも私たちの生活も関係ない」と思われる方が多いかと思います。
これはある意味、そのとおりで、ある意味違うと思っています。
「その通り」と思うのは、そこで話し合われることはとても政治的要素が強く、中小企業や我々一般人に直接関係してくる事柄ではありません。膨大な宣言文を読んですぐに役に立つのか・・・というと英語の勉強くらいにはなるでしょう(笑)そういう意味で「関係ない」を思うのは正しいと思います。
では、何がある意味「そうではない」と私が思うのかというと、私たちがどんなに抵抗しても、そして宣言に対してどんなに反対だと思っても、概ね“世界、国家、社会”は宣言に書かれている方向に向かっていく。これは私が今まで生きてきて得た実感です。社会や世界がどの方向に動いていくかの未来予測にも繋がります。すなわち、今すぐに影響がないとしても、方向性が示された以上、その方向に向かいベクトルを合わせ各国が進み、動いていくのです。
だから、どのようなことが議論され、どのようなことが宣言に盛り込まれたかを知ることはこれからの未来の予測にもなっていくのです。
さて、そこで今回のイギリスでの主要7カ国首脳会議(G7サミット)にて、「環境」と「社会」に焦点があたったと記事にありましたので紹介します。
G7、「環境」と「社会」に焦点
出典 日本経済新聞 2021年6月18日
G7、「環境」と「社会」に焦点: 日本経済新聞 (nikkei.com)
ESGでいうところの E(環境)とS(社会)です。
今までは、どちらかというと「環境」重視であったのだが、これからはコロナの影響もあり「社会」への関与を高めると発表したのは大きな進展だったと記事にあります。
コロナ禍により、今まで以上に格差が拡大すると言われています、そのような社会課題の解決をしていかなければ「持続可能な社会」にはなり得ないということです。そのことが宣言にも盛り込まれている今回のG7宣言の一部なのです。
地球温暖化対策はもちろん重要課題ですが、私たちの解決していく課題はそれだけではないと認識された今回のG7だったのだと私は思いました。
だからタイトルにありますように、SDGsは温暖化対策だけではけっしてないのです。
#SDGs 中小企業