性格診断で全てが決まる世界-映画「ダイバージェント」
今回は、映画「ダイバージェント」の感想を書いていきます。
私は、この映画初見では無くて、10年前に見て内容も結構覚えていたので、見返す感じになりました。
この世界では性格診断(適性検査)が行われ、各々がその結果、もしくは自分の希望派閥へ行きます。
"勇敢" "博学" "高潔" "平和" "無欲"
この中のどれか。一度決めたら変えられないので、よく考えないといけません。
微ネタバレ
主人公の両親は無欲でしたが、主人公の適性検査の結果は、どの派閥にも当てはまらない異端者(ダイバージェント)と言われます。
主人公は結局勇敢を選び、勇敢へ配属された主人公の運命はー
といった感じ。
感想
面白かったです。昔見た時も面白いな〜って思ったので、変わってないですね。
ただ、見返して思った事。
一度決めたら、変えられないとかおかしい!とめちゃくちゃ思いました笑笑違和感がある様な。
一応変えられるけど、主人公は"自分で決めた事だから諦めない"と派閥を変えないという感じにした方が違和感無かったんじゃ?
でも、そうすると、無欲にいる母が昔は実は勇敢だったっていう設定の驚きが無くなるんでしょうか。うーん。
あと、主人公はどの派閥にも分けられない異端者でしたが、この世界には"無派閥"と呼ばれる人もいます。この無派閥の人達は他の派閥からは疎まれており、無派閥にはなりたく無いそうです。
正直、この無派閥と、どの派閥にも分類されない異端者の主人公との違いが分かりませんでした。
それに、派閥少なすぎる笑もうちょい欲しい所です。
あと、主人公が選んだ"勇敢"ですが、存在意義無くね?と思いました。鍛錬して、電車から飛び降りて、旗取りゲームて、なんか勇敢の人達、毎日遊んでない?と笑
一応いつかくる戦争に備える、軍隊的な要素なのかもしれませんが、それにしても、他の派閥と比べると…何やってるんだ状態。もう少し社会の役に立ってる感を出して欲しかったです。
あと、主人公の他に異端者いるんですよね。異端者は見つけ次第殺す。と言われ、異端者の1人が殺されて、それを見た主人公が私もああなる…と絶句するシーンがあるのですが、今まで異端者は特別という雰囲気を出しておきながら、いや結構いるんじゃん^^;と思いました。異端者は見つけ次第殺す。の言葉だけでよかったんじゃね?とツッコミ。主人公の特別感が薄れる笑
派閥によって、食事も違う様です。勇敢は肉食、無欲は、あっさり系で味付けも最低限。
流石に食事くらい好きなの食べれば?と思いますし、集団生活すぎる笑
映画的な演出ですね。
まぁ、そういうのをスルーしたら、面白いです。
でも、アメリカではかなり人気のある映画らしいですが、日本では評価がそんなに高く無いのはこういうツッコミ所があるからなのかも…
この世界のようなMBTI検査の結果で全てが決められる社会とか考えると想像が膨らます。
この映画が伝えたい事は、あなたはどんな人間にでもなれる。自分を枠にハメるな。というメッセージを感じました。
興味があれば、ぜひ見てみてください。
続編のNEOとFINALも見たいです。
では、また。
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