[Fashion × Sustainable①]
皆さんはこの数字をご存知だろうか?
・年間33億 内 14億5500万
・2回から25回へ
これらはファッション・アパレル業界を取り巻いている数字である。
・年間33億 内 14億5500万
これは日本で廃棄処分されている衣料品の量です。
内14億5500万というのは袖を通されないまま店頭に並んだだけ、もしくは在庫品としてダンボールに入っていただけで捨てられてしまった服たちです。
日本だけでもこれだけの服が捨てられている(燃やされている)なんてビックリですよね。日本は焼却技術が高いので燃やす方がコストが低くなるんです。でもこれだけの量の服が作っては捨てられているとは、デザイナーからパタンナー、縫製工場、生産管理で服を制作している方々の頑張りを想うと胸が痛いです。
・2回から25回へ
2回はこれまでのファッションのサイクルでした。(春夏と秋冬)
25回とはファストファッションのサイクルです。
服を低価格で早くサイクルを回すこと(新商品を出し続けること)で消費者の購買を促進させているんです。衣服の消費量は2000年に比べて2014年は60%も増加しているというデータもあります。
そのため、服への考え方は『お気に入りを探して長く着たい服』から、『安くてすぐ飽きてもいい服』に変わってしまったのではないでしょうか?
・まずわたしたちに出来ること
お気に入りの服を探して長く着よう。
決してファストファッションを悪く言うつもりはありません。ただ一度買ったら少しでも長く着てほしいのです。服を作ってくれた皆さんの想いも同時にわたしたちは着ているのです。(今度どこかでアパレル業界の労働環境についても書きますが)少しでも作ってくれた人の想いに意識を傾けてほしいのです。
服はあなたの外見だけでなく、内面も美しく・ワクワクさせてくれる、とっても素敵なものです。だからあなたも作ってくれた人のことを想って、あなたが今着ている服に出会ったときの感動を大切にしてください。
この想いが少しでも届きますように。
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