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キャリアブレイク1年半のわたしは、本当に好きなことをやれそうな期待と大きな不安を抱えている


キャリアブレイク中のこの気持ちは何だろう~

楽しいような、不安なような、軽くなったような、壁にぶち当たったような。
どんな気持ちがあるだろうか?


キャリアブレイク8か月を振り返る

2023年の5月から休職してむしょくになり、約15か月が経った。
30年そこら生きてきた年月の中では長い休みだと思うが、どうにか元気に90まで生きようと思っているので長い目で見れば昼寝のような時間かもしれない。と、信じて過ごしている。

2023年12月31日に退職してからの8か月を振り返る。同じようにキャリアブレイク中で先が見えず不安な人、これから休もうかと考えている人に、読んでもらえたらとても嬉しい。


無職の5段階

キャリアブレイク期間に出逢った「むしょく大学」の北野さんは、無職には5段階あると話す。その段階に沿って振り返ってみたい。


2023年の休職期間中の苦しめなnoteも良ければどうぞ。休職中は適応障害もありほぼ虚無でたまに開放期だった。


開放期

会社を離職してすぐは離れられた安堵から気持ちが落ち着きます。
人間を取り戻し、自分にがんばったね、と声をかけてあげるシーズンです。

キャリアブレイク研究所/無職の5段階より


1月~

楽しい予定をたくさん入れていた。頭空っぽでも楽しめるようなことや、会いたい人に会うことなど。

多少の不安はありつつ新年のタイミングでもあり、肩の荷が下りたような感覚だった。休職中は会社に籍があるため良くも悪くもつながりを感じていたが、初めて仕事と切り離された自分になっていた。

ふわっと浮き上がるように軽やかでもあり、地に足がついていないともいえる。


ただ実際は多くの手続きが必要なため、キャリアブレイクの先輩に教えてもらいながら国民健康保険、傷病手当、失業保険、年金の手続きなどを行った。

わからんかったらとりあえず市役所に行くのだ!電話して聞くのだ!ネットで調べるのだ!そんなことを教えてもらった。大事なことである。


虚無期

自分を満たしていくと、なんで私は休んでいるのだろう、と社会とのギャップが見え始めます。
このタイミングで焦ってしまったり、様々な理由から、就活を始めて復職する人も多くいます。一方で、このタイミングで一緒にキャリアブレイクを乗り越える仲間に出会うことも大切だと感じ、仲間や情報に会える居場所の運営をしています。

キャリアブレイク研究所/無職の5段階より


2月、3月、4月ごろ

虚無期と開放期を繰り返す。忙しく働いていた時には後回しになっていた家族との時間が増え、良くも悪くも働いていないことに居心地の悪さを感じ始める。

むしょく大学にも入学しており、コーチ仲間と一緒に授業をする機会を頂く。ありがたい繋がりのおかげで自然の中で過ごす機会も多く、本来どう生きて行きたいのかと純粋に自分に問い始める。


実は期

虚無期のあとくらいから「実はお菓子がつくりたかった」「実は一人旅をしたかった」など、心の奥にあった、本当の声を聞けるようになってきます。①の開放期は、表面的な自分の欲望を満たすのに対して、この期では、「実は」から言葉が始まるような、深層心理的な言葉が出てきます。
こういった自分の言葉を聞くには、感性の回復が必要だと思っていて、①の開放期、②の虚無期が重要な役割を果たしてくれます。
②の虚無期も単体で見ると、悪いシーズンですが、無職というなんの肩書きもない自分を味わうこと、手放したことを実感すること、が重要な時間になっています。
お菓子を作って販売してみたり、友達のイベントのチラシをデザインしてみたり、会社がなくても社会接続できることを知ります。

キャリアブレイク研究所/無職の5段階より


5月、6月、7月ごろ

ひとりで過ごす時間が増え、新たなコミュニティと繋がる機会も増える。よりオフラインの出会いを大事に感じ始めた。ちょっとした地域コミュニティの運営に入ってみたりなんかする。
昔から星空が好きだったことを思い出し、科学センターで宇宙を学べるセミナーに参加し星空準案内人になった。

若干虚無期を越え、今純粋意欲に従ってやりたいことを体験できている!という気持ちになってくる。科学センターから天体望遠鏡を借りて、コミュニティの仲間を呼んで天体観測会をした。うれしすぎる、最高すぎる、こんな時間を過ごしたいしこんな自分で居たいと思った。一度まっさらになったから、自分の声に耳を傾けやすくなったのかもしれない。


現実期

実は期で、自分に出会い、言葉にし、やりたいことが見えてきたあとに、「それが仕事になるのか」という壁が出てきます。それが現実期です。一度、理想を最大限膨らませているので、それに見合った会社や仕事を見つけるのは一苦労ですし、それに今の自分のスキルやキャリアでは非現実的な場合もあります。また、内定をもらっても給与が低かったり、待遇が悪かったり、現実的な問題と自分の声とのはざまに苦しみます。

キャリアブレイク研究所/無職の5段階より

8月~

いまここ。非常に今ここだ。

現実的な問題と自分の声とのはざまで葛藤している。
安定したお給料をもらうなら作業療法士の資格を使って勤務することが必要だと思われるが、転職サイトの方とやりとりをするだけでも体が拒否しているのがわかる。

だからといって全くの異業種の世界で通常通り働けるかというとそれも現実的に厳しいだろう。

必要最低限の収入を計算して貯金も切り崩しつつ、まずはやりたい仕事をやってみるのもいいかもしれない。

・推しの商品がある店、おいしいパン屋、地域に根差した飲食店で働きたい、そして全力シェアしたい
・作業療法士の資格や経験を生かして地域の方と関わりたい
・好きなお店の紹介記事を書いてみたい
・星に関わる何かしたい(漠然としすぎている)
・コーチングで自分の心に従って生きる人を増やしたい


接続期

接続期、④の現実期の壁にぶつかるとそのまま心が折れそうになります。一緒に積み上げてきたことを知り合えている仲間同士で、社会に接続できる状態や会社、働き方を模索します。
就職期ではなく、接続期と呼んでいるのは、会社に入ることだけが社会接続ではないですし、会社に入ったから社会に接続できるのかと言うとそうでもない。キャリアブレイクを通してみんなが考えているのは、「どんな風に社会と接続しようか」ということを思案しているように見えるため、接続期と呼んでいます。

キャリアブレイク研究所/無職の5段階より

これから訪れることが予測される接続期。
社会との接続は、やはり必要であると痛感する。キャリアブレイク中は楽しくもあったが強い孤独感もあった。人間というのは何らかの形で社会と繋がっていなければ不安な生き物なのだと思う。


キャリアブレイク期間を通して、ずっと浮き足立ち理想と現実の乖離を嘆いていた自分を客観視できた。自分のことは自分で幸せにしてあげないといけないのだ、誰もできないのだから。大切な仲間や家族はいても、自分の行動の最終決断は自分しかできない。こんな当たり前で、全然気づけなかったことを、たっぷりと味わっている。


どう、接続するのか。今まで通りの接続の仕方は今は難しいかもしれないし、またそこに戻るかもしれない。じたばたと足掻きながら、申し訳ないが周りの人の力を存分に借りて、何とか頑張ろうと思う。


キャリアブレイク中に出会ったおすすめツール?

こころのクリニック

誰もがメンタルダウンを経験してもおかしくない時代だと思う。経験せずに生きられたら、それがいいに越したことはないけどね。
精神科、心療内科、カウンセリングからでも。心の健康を保つために、頼っていい場所がある、と強く言いたい。誰もが気軽に利用していると言える世になると良いなとも思う。


コーチング

メンタルダウンなどで心療内科にかかっているときはコーチングはおすすめされていない。
かえって状態を悪化させてしまう危険性があるからだ。わたしも経験があるので、自分のために受けない選択をしてほしいと心から思う。

しかし自分で選択したキャリアブレイクの場合や、医師の許可をもらって元気になって自分のことを見つめなおしたいときにはたいへんおすすめだ。自分を知ることで、頑張れるポイント、頑張らなくて良いポイント、信念、そんなものがわかってくるはずだから。

算命学

自分の中に答えはある!って言われてもさぁ、わかってるよ、わかるけどさぁ!ちょっとくらい教えてくんない!!?ってときはないだろうか?わたしはあった。

算命学、なにそれスピリチュアル?と抵抗のある人も多いだろうし、誰にでもおすすめするわけではないが

算命学の技法は、陰陽五行による思想学と占術としての運命学の二つの理論と技術を持ち、運命学理論を占術が証明し、占術の技法を陰陽五行の思想学が支えることを土台として、膨大な理論と技術の上に成り立つものである。

wikipedia

理論と技術の上に成り立っているらしいので。

わたしは自分の体力(エネルギー値)が思いの外低いこと、持って生まれたとされる特性や強みを知った。
それにより過去に納得が持てたし、良い意味で諦めがつき、これからの働き方を選ぶ基準にできていると思う。

違った切り口で自分のことを知りたいという方にはおすすめしたい。

ライフパーパスコーチング(LPC)

西洋占星術、ホロスコープって最近よく聞くよね。わたしだけかな。

LPCは、オーストラリアに住むマーニー・デューガン氏と彼女がライフワークとして30年以上の経験と知識を結晶化したもので、一人一人の持って生まれたエネルギーの特性と魂が選んできた人生の目的をチャートから読み解いていきます。

https://www.familycompass.jp/cont2/21.html

ホロスコープとやや違うのは、肉体と魂が結びついた時間をもとに星を読むということ。
怪しい感じがぷんぷんするかもしれないが、これも生まれた時に使命を決めてきた、という言葉を信じたくなったら受けてみるのもおすすめ。面白いよ。

算命学は東洋、ホロスコープは西洋で、読み方は違えどその人が持って生まれた資質などを見てくれるツールだと思う。どちらにも共通する話も多く、自身も納得感があったのでここでおすすめしたい。



休むって難しいよね。休み方を丁寧に書いてくれている本。


キャリアブレイクの先輩方の声が詰まっている本。良いことも悪いことも書いてくれている。


めっちゃ素敵な取組なのでシェア


最後に一番伝えたいことは、キャリアブレイクしたらとにかく役所に行く!!!!である。



編集後記

キャリアブレイクも明けていないのにこれを書くのはどうかと思った。
だいたいのnoteはキャリアブレイクその後が書かれているし、そこが気になるから。
でも今書きたくなったので書いた。


正直、怠け者だと言われればそうだし、もっとブレイク中いろいろやれたのではと言われるとそれもそうなのである。

それでも、これが今の自分なんだからというしかない。

今日まで関わってくれた方々に感謝を。



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