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グルメリポート~「二代目ふるさと村休憩所 吹屋食堂」絶品の手打ちけんちん蕎麦。約40年地元で愛されてきたなつかしい昭和の味!~
2021/8/21(土)くもり。
みなさん、こんにちは!
今回訪れたのは、岡山県西部の高梁市にある「吹屋ふるさと村」。ここは昭和49年に岡山県のふるさと村に認定され、昭和52年には文化庁から国の重要伝統的建造物群保存地区に、そして令和2年6月19日に「『ジャパンレッド』発祥の地~弁柄(ベンガラ)と銅(あかがね)の町・備中吹屋~」として日本遺産の認定を受けました。
「弁柄(ベンガラ)」とは土から取れる成分(酸化鉄)で紅殻とも呼ばれ、ヨーロッパの旧石器時代の洞窟壁画にも使われていた古代の赤色顔料のことです。吹屋ふるさと村については、次回のハレエンパシーで詳しくご紹介するとして、今回はこの赤色で美しく統一された、江戸末期から明治時代の面影を色濃く残す文化遺産のまちから、昭和の香りあふれるほっこりグルメをご紹介したいと思います!
<訪問個所>
「二代目ふるさと村休憩所 吹屋食堂」
住所: 岡山県高梁市成羽町吹屋717−1
TEL: 0866-29-2225
営業時間: 11:00~16:00
定休日: (木)
駐車場: ”吹屋ふるさと村”無料駐車場あり
<お店の特色>
・地元で40年以上愛されてきた伝統の変わらない味。
・看板メニューは、太麺でプツプツ切れる食感がたまらない手打ちそば「けんちん田舎そば」と、地元で採れた山菜の天ぷらをのせたやさしい味が売りの「たんわり山菜うどん」
・過疎化の街において廃業の危機にあった地元の食堂を、東京から移住してきた現店主が引き継いで営業を継続
<メニュー>
夏季にはざるうどんやざるそばもあるんですね!
<フォト>
お店は吹屋ふるさと村のメインストリートから少し入ったところにあります
なつかしい食堂といった感じのシンプルなメニュー。なんだかホッとします
「けんちん田舎そば」700円と「おむすび(2個)」150円(税込)
プツプツ切れる短くて太い手打ちそばに、だしが効いた少し甘めのお汁が絶妙
おそらく日本人の大半がなつかしさを感じるようないわゆる「おばあちゃんの味」。お汁の最後の一滴まで完食してしまいました!
<ハレエンパシーならではのオトク情報>
・店主の銘形一哉さん(従業員やお客さんからは親しみを込めて”がっちゃん”と呼ばれていました^^)は2016年に旅行で吹屋を訪れ、調和の取れたベンガラ色の吹屋の町の美しさと住民のみなさんの温かさに魅力を感じて、東京から2017年に移住してこられたそう。もともと調理経験はなかったそうですが、お店を引き継ぐためにここで手打ち麺を修行して、地元の方々のあたたかいサポートも得て、お店をリニューアル。現在も地域の伝統の味をかたくなに守っておられます。
お店の奥で寡黙に麺を打っている姿が非常に印象的でした!
上の写真は銘形さんが現在のようにお店を引き継いでリニューアルする前の写真だそうです。
最近はテレビなどでも多く取材され、お客さんも増えている様子^^。なんだかホッとできること請け合いです。みなさんも吹屋ふるさと村の観光に訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください!