【読書感想文】「わっしょい!妊婦」を読みました
毎日短時間でもいいので、読書の時間を作るようにしています。
仕事をしているときはなかなか作れなかった時間。お休み中に習慣にしたいところです!
三男の出産直後にSNSで目にした「わっしょい!妊婦」。
「あ、今読みたい!」と思いすぐに電子書籍を購入しました。紙の本が好きですが、あえて電子書籍。この選択は私にとって大正解でした。(電子書籍の便利さに気がついた話はまた別の機会にでも。)
先日読み終えたので、忘れないうちに感想を残していきたいと思います。
【本の情報】
まずタイトルのインパクトがすごい。
そして「がんばれ、生きろ、どすこい女」このワードがとてもしっくりきました。出産直後の私の心に、ストレートに刺さりました。
妊娠から出産までのエッセイ。何から何まで共感の嵐でした。
妊娠出産って、本当に自分の体や心が変わってしまうもの。良くも悪くも変わるし、それは自分ではどうにもコントロールができません。
そしてその変わりようも人それぞれです。例えばつわりひとつとっても、軽くて妊娠前とほぼ変わらず生活できる人、入院しなければならないほど体調を崩してしまう人…みんな違います。
そんな変化の中で、著者の小野美由紀さんが感じたことがどストレートに書いてあるエッセイでした。
「うんうん、わかる、そんなんだよ!」と感じるところ
くすっと笑ってしまうようなところ
涙がこぼれそうになるところ
自分も感じてきたけれど言語化できなかった気持ちが、このエッセイを読んで消化されていった気がします。
「母になったのだから」といって、すぐに自分は変わりません。
めでたいことなのは確かなんだけれども、自分の気持ちがついていかない。
「赤ちゃんのため」という言葉を盾に、プレッシャーをかけられている気がする→しかしそういうふうに感じること自体が悪いことなのか?
母乳育児がうまくいかない、ミルクじゃだめっぽいことを言われる…
妊娠したから、出産したから、それだけで思い描く「優しい母」にはなれません。3人の母となった今でも、悩むことばかりです。
このエッセイを読んで、葛藤を抱えている自分に「それいいんだよ」と言ってもらえた気がします。
妊娠出産を経験した人にも、育児をしている人にも、そしてそのパートナーにも、自分には関係ないかなと思っている人にも、
いろんな人に読んでもらいたいなあを思う一冊でした。
こどもが生まれるというのは、ドラマチックなものなのです。
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