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VRダンスの準備あれこれ

【完成!エグゾディア!!】

ドロー!俺のターン!!
エグゾディアをフィールドにセットしてターンエンドだ!

まずは私のフルトラ装備を紹介します。

エグゾディアより揃えるのが面倒くさい

上から順に何を使っているかを書いていきます。必須級のモノは太字
MetaQuest2
 エリートストラップ
 モバイルバッテリー
 頭トラッカー&固定具
②ブーメランパンツに見えるフェイスマスク
③MetaQuest Proコントローラー
④肘トラッカー&固定具
腰トラッカー&固定具
⑥足首サポーター
靴&足トラッカー&固定具

①HMDはQuest2がいいぞ!

Quest2をオススメする理由です。

  • 無線でダンス出来ます!!ターンなどの動きはもちろん激しく動いて断線する心配ナシ!超快適、一度無線になったら戻れない!Virtual Desktop推奨。

  • HMDの中では比較的安いです。対抗馬はPico4ですが、激しく動いたときの画面ブレが強くてQuest2に戻ったと他のVRダンサーが言っているのを見たことがあります。自己責任で!

  • 頭にしっかり固定するためのアクセサリーが優秀。公式のEliteStrapを私は愛用していますが、サードパーティー製の固定具を使っている人もいます。

  • モバイルバッテリーはhttps://cheero.shop/products/che-101を使っています。頭の後ろに装着することでレンズ部のカウンターウェイトになって安定感が増します。このメーカーさんのはQuestに装着する用のマジックテープがついています。

②守れ!お肌環境!!

ダンスをしていなくても沢山の人がお悩みであろう、おでこの肌荒れ。
私も最初は忍者マスクをつけていなかったんですが、慢性的なおでこのデキモノに悩まされ、汗でレンズは曇り、他の部分の汚れは加速し…という状態で困っていたんですが、忍者マスクをつけるようになってからはかなり軽減されました。実質必須級です。
メーカーさんは色々あるのでお好みのを選んでください。私は鼻のあたりは床を見るために隙間を作りたいのでおでこだけ守れるようにずらしています。

③普通のコントローラーでいいぞ!

HMDのカメラの外にコントローラーを持っていけないと不満な人だけ手を普通のQuestコントローラーから変えましょう。いきなり揃える必要はゼロ。

  • 普段Viveトラッカーを使っているならおそらくindexコントローラーの方が満足度は高くなると思います。Proコンは指トラッキングしないので。

  • ルーター設定次第ではSteamVRを起動するたびにルーターを再起動しないと画面がガックガクになって地獄。接続チャンネルを固定しましょう。

  • 逆にMocopiやHiritora等を使ってフルトラッキングしている人は手を後ろに回しても飛ばない手段は現状これしかありません。

④動きの幅が広がるかもしれない

し、そうでもないかもしれないのが肘トラッカーです。過度な期待をしてはいけません…。写真撮影に力を入れたい人やパントマイムみたいな肘が勝手に動いたら困る人だけ入れたらいいんじゃないかなぁ…。大きなメリットとして、現場猫のポーズの完成度があがります!

⑤腰はしっかり固定しよう!

Haritora系の腰はそこまで大事じゃないかもしれませんがViveトラッカーを使っている皆様は腰をしっかり固定しないと全体的にブレブレになってしまいます。オススメの固定具はEOZというTundraトラッカーの販売代理店の製品です。
普通のベルトを魔改造している人たちも結構多いです。DIYが苦手な私は買いました!ちょっと高いかもです。

⑥足首よわよわな現代人に!

ダンスは楽しいのでついつい限界を超えて遊んでしまうことがあります。
するとどうなるかというと、痛みがひくまでに1か月かかる怪我をするわけですね、つらいとてもつらい。私は2回やらかしました。
薄めの肌に密着型のサポーターは装着が大変だし、なんかミミズ腫れになっちゃったしで私には合いませんでした。

しかし!!

ガチガチの足首サポーターをするようになってからはそんな怪我はゼロになりました!ご安全に!!お気に入りの包み込んでくれるサポーターです。

1点注意点が御座いまして、ガチガチの足首サポーターをする場合は靴のサイズを考えないと足を入れられなくなってしまいます。
具体的には足のサイズが24.5cmしかないのに27cmの靴を履いていました。(写真の白い靴)

⑦靴は履こう!!!!!

VRダンスは常にお部屋の家具や壁との闘いです。
気を付けないと流血することがあります。私の部屋は狭いので過去何度か怪我しました。扉に全力でキックしてしまい、キレたお父様に後ろから肩をつかまれる恐怖体験をしたこともあります。しばらく恐怖心が蘇って全力で動けなくなりました…。

扉を蹴っても安心なのが靴!!

自分の身は守れます。メンタルは知らない。
数々のVRユーザーが壁に穴をあけているのを見たことがある人はマジで靴を履いてください。
私が最初に使っていた靴がこちら

この靴はやや摩擦が強めに感じています。私のメイン床のジョイントマットでは滑りが悪かった…。滑りが悪いから関節への負担が強くなって余計に怪我しやすくなっていた…。でも初心者向けなのは間違いないです。

そのあとサポーターとセットで使い始めた靴がこちらhttps://www.amazon.co.jp/gp/product/B01N36XEWO/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1

スプリットソールっていう、足の裏の部分がつま先とカカトしかない靴です。なにがいいってターンが滅茶苦茶しやすくなります。滑りも良いのでスライドさせる動きのときでもスッと動いて、力を入れるときゅっと止まってくれます。
そのぶん転びやすくなるのでご注意を。たぶん最初は立っているだけでも安定感がなくて不安になると思います。

ここまでしっかり読んでくれている人向けに書くのですが、最近私は靴下に切り替えました。靴下+サポーター+トラッカーですね。
こっちの方がトラッカーのブレが少なくなります。足への負荷は爆増しました。体がある程度できて、目をつぶって踊っても家具にぶつからない自信が出来たらお試しあれ。怪我のしやすさがだいぶんあがるのでオススメはしません。

【フィールド魔法発動!防音床!!】

このノリ続けるんですか…?

3種類を重ねています。扉がギリギリ開く高さ。

①困ったらジョイントマット!

とりあえずこれ!!お部屋の広さに応じて使う数を決められるし、ボロボロになりがちな中央部分を端っこと交換すれば寿命がだいぶん伸びます。

これだけでダンスをしていたらどんどんズレて、しかもジョイントの嚙み合わせが悪くなっていって、買いなおさなきゃ~ってことになりがちです。
そうなる前にダクトテープで接合部を補強しましょう!!
養生テープとかガムテープじゃダメかって?
私はダメでした…たどり着いた先がダクトテープです。

紹介させていただいた2つ目の靴との相性も良いので安心して使ってもらえるかなと思います。1つ目の靴ではターンとか足先をひねる動きをしなければ大丈夫です。そういう動きをするとどんどんもげていきます…。

②騒音対策の防音シート!

高~~~~~い!!!説明不要!!!(他の防音対策よりは安め…?)
我が家は築65年の木造一軒家なのですが、このシート導入まではどったんばったん大騒ぎで家族から苦情がきていてVRダンス続けられるか怪しくなっていたのが、これを使い始めてからは「なんかやってんなー」くらいになったそうで許しが得られるようになりました。
防音のために使った値段を誠意とみなされて黙認されているところはあります。家族が優しいんですね
防音する気があればジョイントマット以外にもなにかしら入れるのが良いです!

防音シートがずれないように100均とかでも売っているズレ防止のあみあみを一番下にいれています。これが私の防音ミルフィーユ。

【魔法カード発動!便利アプリ!】

①Virtual Desktop

詳しい説明や設定は色んな記事があがっているので調べてみてね!以上!
MetaQuest2をSteamVRに無線接続するためのアプリです。

②OpenVR-SpaceCalibrator

https://tona.hatenablog.jp/entry/2019/12/11/231111

③8の字キャリブレーション不要!

OpenVR-SpaceCalibratorの機能の一つに頭トラッカーを使う方法があります。詳しくはここの記事を読んでね!ダンス中にトラッカーが飛んだりズレてもすぐ戻してくれるので控えめに言って神。ここを読むべし(2023/04/05次点)

④OVR-SmoothTracking

VRダンサー必見!!!
コントローラーやトラッカーのブレを抑えてくれるツールです!
ちなみに私の数値は

  • HMD→0

  • コントローラー→24

  • トラッカー→31

くらいです。HMDの数値をあげると酔いやすくなるって噂を聞いたこともあります。数値をあげればあげるほどブレは抑制されるのですが、動きの遅延が大きくなるので自分がしたい動きに合わせて数字をいじるのが大事です。
こっちをいじるよりも固定方法を見直した方が効果があったりします。

⑤SpaceDrag

かなりの人がいれてる空に浮くやつ!
ダンスしたいのに足が地面にどうしても埋まっちゃう…っていうときの最終解決方法です。詳しくは記事を読もう!

【罠カード発動!VRChatの設定!】

この辺をしっかりと設定するだけで、ミラーの前に立った時の違和感がいっきに抑えられますよ~!他の人よりも一歩進んだ立ち姿へ!

①膝がちゃんと伸びなくて困ってる人

もしくはつま先立ちになっちゃる人。3点でVRChatをしている人によくある現象ですね。
直したいなーって思ったらSettings(歯車⚙)のところを押すと[User Real Height](読み:ゆーざー りある はいと)の数字を変えてあげれば大丈夫です!

具体的には
膝が勝手に曲がって困る人→身長設定を現実よりも低くしましょう。
つま先立ちになって困る人→身長設定を現実よりも高くしましょう。

②腕が伸び切らなくて困ってる人

これ完全に罠です。通常のSettings(歯車⚙)のところにはありません。
じゃあどこにあるかっていうと詳細設定にあります。
詳細設定は例えばSocialを開いて、そのあと歯車⚙を押すと出てくる場所が詳細設定です。
左の方の一覧の一番下のところに[IK&Settings]って項目があるのでそこをクリックします。
それで出てくる下から3番目、[Arm vs Height Ratio](読み:あーむ ぶいえす はいと れいしょー)の数字をいじりましょう。

具体的にはキャリブレーションをするときの白いボールが足首の現実でトラッカーがあるあたりにくるように設定してあげればOKです。
大概の場合は現実よりも上の方になっていると思いますので、その場合は数字を下げていきましょう。私は41%にしています。

③足が地面に埋まって困ってる人

基本的には先述の[User Real Height]をきちんと設定してあげれば解決します。

それでもどうしても埋まっちゃう!!

そんなときの最終兵器がこれまた先述のSpace Dragです。常に空に浮いているようにうまいこと調整しましょう…。それしかない…。それが嫌ならGo to Blender…。

【墓地、おわりに】

だらだらあとがき

以上!私の個人的なVR環境についてでした!
ベースステーションの設置位置や反射物の注意事項とかも書こうかと思ったんですが、各個人によって環境が違い過ぎるのでやめました!
とりあえず1つのベースステーションは自分が踊るときの真正面に設置するようにしましょう。

ここまで基本的にベースステーションを前提としたVive Trackerを中心に説明を書かせていただきましたが、これには理由がありまして、他のフルトラ製品と比べて明らかにダンスの精度が正しく出るんです。
私も昔は無印Haritoraユーザーだったのですが、結構違いがあります。
私はもう昔には戻れません…。

一方で音楽イベントで軽く楽しむだけだったらそこまでの精度は必要ないと思いますので、是非、自分がしたいことに合わせた機材の選択をしてください。

精度も欲しいけど、ベースステーションが手に入らないねーん!!

っていう方々、たくさんいらっしゃると思います。これを書いている段階ではまだ発売されていませんが、Viveのインサイドアウト方式、つまりはベースステーションが必要ない方式でのトラッカーが発売されようとしています。
きっと活路が開けると思いますので要チェックです!保証はしません…。

結局なんでこれを書いたのか

っていうと、VRChatってUnityのあれこれもそうですけれど、結構ユーザー間での口伝が多いんですよね。VRダンス関係もそうです。かなり口伝が多いです。それって初心者の方々は困るんですよね。
流行った瞬間は一気に認知されますが、それを過ぎるとみんな当たり前のものとして使うから伝わりようも質問のしようもないという。
なんとかこのnoteで助かる人がいればいいなと思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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