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Ledger Nano S PlusとS、Xとの違いは?スペックや使い勝手を比較

Ledger Nano Sの後継種であるLedger Nanos PlusとXの違いについて解説します。Ledger Nano sは販売終了商品ということで、「次はどの製品を買えばいいか?」といったご相談をよく頂きます。

Ledger Nano Sは液晶の劣化もあり、今後の購入を検討されている方も少なくありません。

こちらの記事ではLedger Nano S PlusとS、Xとの違いは?スペックや使い勝手を比較。どれを買うべきか?の判断基準にしていただければと思います。


Ledgerのデバイス本体のデータ容量が増えた

Ledger Liveで一度にインストールできるアプリの容量の違い

まず、Ledger Nano SとLedger Nano S Plus の違いは一度にインストールできるアプリの容量が増えたことです。

例えば、Ledger Nano Sは一度にインストールできるアプリが2、3種類のみです。通貨のアプリにもよりますが、BTC、ETHのアプリをインストールすると、XRPのアプリは同時にインストールができません。

アプリ自体は、必ずしもLedger Nano S本体にインストールされている必要はありませんが、必要に応じて入れ替えをする必要があります。
アプリが本体にインストールしている必要があるときは、アカウントの追加時、仮想通貨の送受信時のみです。

それ以外はLedger Nano S本体にはアプリはインストールされていなくても問題ありません。アプリは資産そのものではないためです。

ただ、一度にインストールできる容量が増えたため、3種類以上の通貨を保管している方にとっては操作工程が少なくなるため、便利になっています。

Ledger Nano S PlusとS、XはUSBケーブルが違う

Ledger Nano SとS Plus、XのUSBケーブルの違い

またPlusはUSBケーブルがType-Cとなっています。この二つが大きな違いです。XもType-Cでの接続となります。

実はLedger NanoSもPlusもAndroidには接続が可能で、スマホにアプリをインストールしていれば、Ledger Liveを使って資産の送受信も可能です。

今回USBケーブルがUSB Type-Cになったことによって、Androidのスマホにも簡単に接続できるようになりました。Ledger Nano Sの場合はType-Cに変換するアダプターが必要でした。

なお、Type-CになったiPhone15でLedger Nano S Plusは接続はできるものの使用不可です。

Ledger Nano S PlusとSの操作性の違いはあるか?

24単語があればいつでも新機種に移行可能、復元ができる

操作性はLedger Nano Sとほとんど同じで、左右のボタンと両ボタン同時押しの操作は変わりません。

デバイス本体に表示されるメッセージもほとんど同じです。

Ledger Nano S PlusとXとの違い

Ledger Nano S、Ledger Nano S Plus と Ledger Nano Xのスペック比較表

次にLedger Nano Xについてです。

こちらはLedger Nano SやLedger Nano S Plusと大きく違い、Bluetoothでの接続が可能です。Ledger Nano XはiPhone、Androidで使用可能です。

Bluetoothのペアリング機能を使って接続することで、資産の送受信が可能です。

Ledger Nano Xのデメリット

Ledger Nano Xはバッテリー内蔵のタイプなのでバッテリーの劣化は考えられ、毎日の利用をしていた場合の寿命は5年から6年といわれています。

ただ、こちらも個体差があり、バッテリーの不具合なども報告されています。

Ledger Nano S PlusとXでのセキュリティ面の違いは全くないため、極力お金をかけたくない人はLedger Nano S Plusで十分と言えます。

ハードウェアウォレットは気軽に持ち歩くものでもないため、スマホで送受信を頻繁にする必要がない人は、Ledger Nano S Plusで十分です。

またバッテリーの不具合による返品などもAmazonで購入した場合はセキュリティ商品であることもあり、すんなりいかないこともあります。

ハードウェアウォレットはスマホなどの他の電子機器同様に消耗品と考えると高額なLedger Nano Xを買う必要があるか?疑問があります。

またLedger Nano Xも初期設定で必要なファームウェアのアップデートはパソコンで行う必要があるため、スマホだけ全ての操作ができるわけではありません。

そしてLedger Nano S同様に故障には個体差があります。

対応通貨はどの機種でも全く同じ

対応通貨はどの機種でも同じです。

Ledger Nano Sでも全ての通貨に対応しています。
一度にインストールできるアプリの数は少ないですが、アプリは必ずしも本体にインストールされている必要はありません。

各通貨のアプリは送受信の際のみ必要で、アカウントの追加後はアプリのアンインストールをしても資産残高の表示がLedger Liveから消えることはありません。

Ledger Liveにはアプリをインストールしてアカウントの追加をすることで、親公開鍵という鍵がパソコンやスマホアプリに保存されます。その親公開鍵がブロックチェーンのデータと紐づいているため、残高はリアルタイムで反映されます。

しかし、秘密鍵本体はウォレットのUSBのチップで生成され、その中身がパソコンやアプリに共有されることはありません。

そのため、Ledgerはコールドウォレットとして、安心して使うことができます。

24単語があればTREZORでも復元可能、ただし対応通貨は違う

なお、Ledgerの24単語はTREZORでも利用可能です。互換性のあるウォレットは他にもありますが、世界的な販売シェアを誇っているのはLedgerとTREZORです。ただし、TREZORの機種によっては対応通貨も違うことやHDパスの設定が別途必要なこともあるため、お持ちの通貨によってはTREZORではなく、Ledgerでの復元が無難なこともあります。

ウォレットを選ぶ際に考えたいこと

世界的な販売シェアがあるLedgerとTREZOR

ハードウェアウォレットはたくさん種類がありますが、世界的に販売実績があるのはLedgerとTREZORです。

実はたくさんのハードウェアウォレットが発売はされているものの、販売停止となったり、いつの間にか倒産していたり、他社に買収されていたりすることがあり、あまり販売シェアのないマイナーなウォレットを使用することはお勧めできません。

これはホットウォレットでも言えることですが、ウォレット事業者は保守管理に多大な費用がかかっており、無料のウォレットは特にメンテナンスコストが負担となり、サービスがいきなり停止するということがあります。

いきなりウォレットがサービス停止となった場合、24単語が互換性のあるタイプのものであればいいですが、そうではない場合、取り出せなくなります。

ウォレットの販売台数が多いということは、それだけトラブルシューティングも多く、サードパーティウォレットなど連携している企業からの監視もあるため、何らかのセキュリティの問題が発生した際は、リアルタイムでXで報告されます。

しかし、マイナーなウォレットの場合、その脆弱性に気づかれないことや、Xで話題にも上がりません。調べないと出てこない。

そういったリスクがあります。その点、LedgerとTREZORは世間に常に注目されているウォレットです。問題が発覚するとXでRTされたり、すぐにニュースとなり拡散されます。

どちらのウォレットも過去に個人情報の漏洩などの問題もありましたが、それでもマイナーな企業のどこの国のものか?もわからないウォレットよりは安心して使えると言えます。

ウォレットを選ぶ上で大事なことの一つです。

弊社ではお客様が安心してウォレットを使えるようにウォレットの情報SNSやブログにて公開しています。

有料でウォレットの復元や初期設定、トラブルのサポートも行っていますので、ご希望の方はこちらよりご連絡ください。


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