星井美希のSHOWROOM配信とVTuberとの差、影響について
はじめに
この文章はアイマス(765プロ)にほとんど触れてない人の感想兼忘備録です。
前提としての筆者スペック
アイマスの知識:ゼノグラシアを視聴済、デレステをプレイしている
VTuberの知識:キズナアイから始まり現在まで浅く見ている
先に結論
モデルと歌、動きがとても素晴らしい!知らない自分でも楽しめた。ただVTuberと技術面で近さはあるがコンテンツとしては方向性が違う。V市場への影響はさほどなさそうだが各V企業は参考、研究して貰いたいところ。
以降は箇条書きでぐだぐだ書いていく。
どの部分に差があった?
・モデル→さすバンナム。素晴らしい。VTuber界隈のモデルもどんどん成長していって欲しいが予算があるので難しいか。
・歌→素晴らしい。完璧。ゾクゾクした。ただ、それ故に配信上での成長をコンテンツには組み込めないと感じた。歌唱力が不完全な状態から成長していくのもまたアイドル性だと気付かされた。
・動き→躍動感があり、かつ滑らか。明確に差があるが各企業Vの3D配信を見るに到達不能な技術的溝があるとまでは感じなかった。跳躍している部分に注目しても以前に企業Vが側転やロンダートを破綻なく披露しているのでそういったトラッキングは可能となってきているように見える。前述のとおり使っているモデルには差があるんだけど。
・配信スタイル→星井美希そのものが配信をしている、というもの。キャラクターがキャラクターとして存在する。方向性はCtuberに近いと感じる。オリジナルのキャラクター性を保つ事ことが必要。VTuberもキャラクター性を持ってはいると思うが更新、変質する事を許容している。この部分がVTuberとの明確な違いになってくるが、方向性の違いなのでどちらが優位という話にはならない。演者の疲労度は違うかもしれない。視聴者とのレスポンス可能という点は同じ。
・実在性→なんとなくシスプリ勢より実在性を感じるが(配信での話題のせい?)、過去にあった狼と香辛料のホロ、すーぱーそに子、ハッカドール等の配信と比しての実在性は同程度に感じた。思い入れの有無の要素は強いと思う。
アイマスはVTuber界を席巻する?
たぶん無いと思う。理由は下記
・頻度→過去大なり小なり実在性をもったキャラクターが配信をしてきたわけだが、それらが主流にならなかった最大原因はたぶん頻度。毎日毎時誰かしらが配信しコミュニケーションできるVTuber市場の客が求める頻度は難しいので客の大移動は起きない。
・アイドル性の違い→VTuberのアイドル性はリアルアイドルに近い。言ってしまえば不完全、素人な状態からスタートし、活動を経て己を磨き、属性を得て徐々にアイドル性を獲得していく。対して今回のような配信は最初から円熟したアイドル性を持っているので「私が応援しなければ!」というムーブメントにはなりにくい。
・視聴者とのレスポンス→視聴者とのレスポンスはV界隈ではTwitterも主戦場となっている。そこでは視聴者と共に渾然一体となり時にコンテンツをムーブメントを生み出していく、そういう流れが主流。では同じように星井美希がTwitterをすることを既存ファンは望むのだろうか。たぶん望まないしバンナムのブランディングとしてやらないと思う。なのでV視聴者層が食いつくタイミングが少ない。
おわりに
普通に楽しかったし、コンテンツに広がりが生まれる事は素晴らしいのでバンナムの今後の展開が楽しみ。電音部含めてどんどん色々なコンテンツで配信していって欲しい。