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【反省会】感謝の馬【前置き長い】

こんにちはこんばんは。

良かった。


思い出話

2021年2月、ウマ娘リリース。
そこから競馬を始めた人、多いでしょう。
かく言う私も即パットの登録だけは20年有馬記念の時にしていたが、本格的にやり始めたのは2021年2月末だった。
ちなみに20年有馬の時は空気階段鈴木もぐらの知り合いがサイン馬券で有馬記念を当てた話を聞いて興味があったからだ。

数週間後、その日の私は美容室にいた。
オタクに誘われて地下アイドルのリリイベに遊びに行く前に髪を染めていた。
ブリーチを待っている間、何となくJRAのHPに行ったら今日は弥生賞。
ウマ娘アグネスタキオンの育成ばかりしていた私には馴染み深いレースだった。
今でもあの予想を覚えている。
1番人気、ホープフルS勝ち馬か、じゃあ強いな。
2番人気、前走中山のレースだしルメールは強いと聞いた、買うか。
3番人気、中山の2000mは勝っているけど重賞とかでは無い。
4番人気、ホープフル4着だけどG1に出られる馬なんだな、じゃあ3番人気の馬より強いのかもしれない。
こうして私は1,2,4人気の馬単ボックスを買った、馬の名前は一切知らない。
美容室もおわり、待ち合わせの時間まで2時間近くあったのでカフェに入った、レースはとっくに終わっていた。
結果を見に行ったら購入可能残高13600円。
これが初めての万馬券、翌日は私の誕生日だった。
意図せず万馬券というプレゼントをもらった。

皐月賞、
仕事中にYahooニュースを舐めるようにみた。
ヒモは決まった。軸が決まらない。
エフフォーリアかダノンザキッドか。
またしてもウマ娘がよぎった、エフフォーリアを選んだ。
仕事中でまたレースが見れなかった、しかし同じくウマ娘をプレイしていた先輩が結果を教えてくれた。
「2着タイトルホルダーはさすがに買えないなぁ、8番人気でしょ?」
「え、何番ですか?」
「13番」
「私買ってます…」
この時は私は彼の名前がタイトルホルダーだと認識した。
弥生賞で万馬券をプレゼントしてくれたのは君だったのか

ダービー、
ダービー馬はダービー馬から
血統表にダービー馬が3頭いる彼から馬券を買った。彼には恩義がある。
しかし内心私はエフフォーリアと武史を応援していた。タイトルホルダーだけでなく、私は間違いなく彼らにも脳を焼かれていた。
結果はどうか、横山武史がうなされたように私もあのダービーの映像を見返した記憶がない。
調べていくうちにタイトルホルダーの狙いは菊花賞だと知った、ならば三冠目だ。

セントライト記念。
どんずまり、悪夢のような1日だった。

菊花賞、
単勝を買っていなかった。紐抜けして外れた。
まだ血統に疎い話は数日前の訃報を知っていたが、父の取れなかった最後の冠を取ったドラマを後々知って脳がレアからミディアムレアになった。
3000m一人旅、もう私はこの馬の虜だ。

有馬記念、
香港ローテの可能性もあったがファン投票上位もあり、有馬記念出走を決めた。
武史はエフフォーリアに乗る、有馬記念は?
皐月で2着に残した田辺?いいや横山家DH。
騎手で買うことはあまりしていなかったので気にならなかった、ならなかったが8枠大外だった。
でも逃げ馬に枠は関係ないだろう、もちろん単勝を買った。
結果は今年は俺の年だ!と言わんばかりの快進撃。22年は中距離はエフフォーリア、シャフリヤール、長距離はタイトルホルダー。そうなることを疑わなかった年末だった。

その後の春白紙の報、菊花賞を取ったのなら天皇賞・春へ行くものだと思っていた為残念に思った記憶がある。そんなの杞憂だったけどね。

日経賞、
辛勝だった、そもそも中山芝2500mを逃げ切った馬は少ない中逃げ切ったのだ。
強いクビ差だった。
翌日の大阪杯、エフフォーリアが負けた。
あのエフフォーリアがだ。
タイトルホルダーは好きだが最強はエフフォーリアだと疑っていない私にはショックが大きかった。

天皇賞・春、
春の白紙とは何だったのか。
京都よりもタフな阪神3200m。終わってみたら上がり最速で7馬身突き放していた、菊花賞よりも距離が長いはずなのに。完全にミディアムだ。ステーキなら食べるのにちょうどいい。
馬券はヒモ抜けして外れた、単勝を買っていないのである。

宝塚記念、
番手では勝てない、そう言われた。
天皇賞・春から宝塚記念のローテで連勝した馬はディープインパクトが最後。
天敵パンサラッサとのデスマッチと言って過言では無い。
一番強かった、宝塚記念のレコードだ。
父がターフを去ったレースで。阪神だけど。
実は1週前の時点で私も番手じゃちょっと…と思っていた口だったのでヒシイグアスや!!!と吹聴していた。つまり馬券は当たった。
次は凱旋門賞へ向かうという、もう血統沼に片足突っ込んでいた私は知っていた、母メーヴェの血があれば欧州の重馬場も軽々こなせる、そう信じていた。そんな私を殴りたい。
阪神三冠と言われるが、牡馬が阪神三冠を達成するには朝日杯、大阪杯、宝塚記念を勝たなくてはいけないのである。じつは距離適性等加味すると結構難しい。
今後京都が使えないイレギュラーがないと達成出来ないのである意味唯一無二のタイトルを得た事となる。美浦の馬なのにね。

凱旋門賞、
世界の矢作が言った「強い逃げ馬を連れていくしかない」。
生産者岡田牧雄が言った「重馬場巧者」だと。
結果はどうだ、田植え直後の田んぼ並の馬場である、地元欧州の馬たちもバテバテ、とあるサイトにあった1〜3着馬の上がり3Fがだいたい40秒弱だったか、日本ならダイトライト記念と変わりない。砂を入れ替える前の船橋ダート2400mの良馬場並の上がり3Fである。
そんなペースを作ったタイトルホルダーは11着だった。
日本馬では最先着ではあったがここで全力で走ったがために歯車が狂ったのか。
ドゥラメンテが凱旋門賞に挑戦するプランがあった。父が挑戦すら叶わなかった凱旋門賞へ、人間のエゴでしかないが父が成せなかった夢を次々叶える孝行息子だった。

閑話休題
私がレースを見ながら泣いたのは2回ある。
そのうちのひとつが22年の天皇賞・秋。
果敢に逃げる令和の逃亡者の走りに気がついたら目から汗が流れていた。
そしてそれをしとめる天才少年、この約3年の中でも個人的に上位に入るレースだった。

2回目の有馬記念、
昨年よりマシだが7枠、
そして天才少年イクイノックスとの対戦だ。
新宿WINSのモニターで1000m通過1分2秒、後ろとはそんなに着差が離れていない、この時点で負けを確信した。
キャリアの少ない天才少年の力を私は見くびっていたのだ。
関係ないが数日後、SexyZoneからマリウス葉卒業のお知らせも来たのでこの年の年末の記憶があまりない。

日経賞から再始動、
大阪杯に行くローテもあったため日曜を休みにしたのだ。
蓋を開けたら日経賞、中山なら行けた、泣いた。
私がタイトルホルダーを見れる最後の機会を棒に振った。
運良く遅番だったので仕事前にWINSによって応援馬券を買った。
雨による気圧で頭は痛かった、しかし重馬場ならアスクビクターモアよりもタイトルホルダーだ。
どうだ、みたか、59キロ背負って8馬身も離したぞ。日経賞連覇も偉業だった、横山家も四連覇、日経賞横山杯タイトルホルダー記念にしろ。
ディアスティマとのワイドが当たった。

天皇賞・春、連覇がかかっている。
私の調子は最悪だった。
競走中止、目の前が真っ暗になった。
私のメンタルも限界を迎え、地元へ戻ることにした。向こう1年は東京へ行けない、日経賞が最後のチャンスだったことが確定した瞬間だった。

そこから秋までの休養、ミックファイアの東京ダービー制覇を現地で見てまた脳焼かれたりもしたが地元に戻り免許をとって秋も終わる頃に就職した。

オールカマー、復帰戦。
追い切りは普段見ないが、それでも1番良い時よりもタイムが出ていないと言うのはわかった。
中山芝2200、具合が悪くなる条件だ。
しかし、前に行くだけだと、あの日のどんずまりは無いだろう。
ルメールにやられた、皐月賞ぶりの2着だった。
しかし休み明け59キロ、恐らく昨年の日経賞並の出来だったに違いない。
であれば悲観する内容では無いと思った。

ジャパンカップ、
あの日の天才少年は令和の怪物となっていた。
父が成せなかった三冠を達成した女王がいた。
父と同じく2冠、複勝率100%のスタァがいた。
相棒と一緒に大舞台に挑めないダービー馬がいた。
かつての天敵である令和の逃亡者がいた。
正直厳しいとおもった、それでも私は2年前の秋に「きっと府中なら舐められてオッズが美味い」とずっと思っていた、その時がきた、誤算は怪物と女王とスタァだ。
そんな中でも掲示板確保、ダービーと同じような負け方だった。

2023/12/21
3度目の正直、内枠を引いた。
なれない雪道への恐怖と内枠の喜びで情緒不安定な喜び方をしながら車の運転をした。
Bluetoothで音声だけ飛ばしてるので悪しからず。

2023/12/24
有馬記念
これが最後だと言わんばかりの走りだった。
ちょうど放送中のウマ娘3期は選手のピークと衰えがテーマだ、話数を重ねる毎に辛そうに走るキタサンブラックとゲート出て直ぐにガシガシ追われるタイトルホルダーの姿をみて「ああ、これか」と思ってしまった。
それでも果敢に逃げ、これまでの有馬記念よりも確実に理想的な展開だったのは間違いない。
3コーナー、逃げ切れるのでは?と思った瞬間に泣いていた。過去の有馬記念のように4コーナーで馬群に飲み込まれることは無かった。
残り1F、有馬記念が中山芝2400mなら、そんなことを思ったが3着。
3着だったが満足感に満ち溢れていた。
21、22年の有馬記念で見たかったレースでした。
欲を言えば有終の美を、と思ったが先着したのが武豊とルメールなら仕方がない。
馬券?複勝買ってないので外れました。

引退式、
本来長く走らせるのが岡田スタッドの馬。
5歳の引退はどちらかと言うと異例。
山田オーナーの「名前を覚えていてほしい」これが全てではなかろうか。
「忘れるわけねぇだろ!」
最高のヤジじゃないか。
もちろんドゥラメンテの後継という大仕事があるが、最後にドゥラメンテがやり残したことがまだある。

“長生き”

タイトルホルダーの第二章に幸あれ。

反省会

前置き長すぎやねん

いやーーーーーーーー、マジでやることやった。
しゃあない。

競馬に絶対は無い

まあルメールやし、持ってきても3着やろwが2着だったので私の負けです。
ただデータ通りルメール切って馬券外した人よりも一緒に死にそうな顔してた池添さんの方が悶絶してそう。

たけし、やっぱり

この後タイトルホルダーの引退式やるのにタイトルホルダーに先着する度胸は無いと思っていたらハナ差4着。
加えて天皇賞・秋みたいに後方から行ってマジでそれ4だった。

ドウデュースとスタオンは誤算でしたが概ねタイトルホルダーを差し損ねるジャスティンパレスという展開は合ってたので自信持とう。

アイアンバローズ逃げない

22年の天皇賞・春みたくやっぱり逃げられなかった。そういう馬なんだよアイアンバローズ。

シャフリヤールは潜在的中山適正

兄貴のアルアインか皐月賞勝ってるので潜在的に中山適正あったか…と、正直5着に来たのびっくりしてる、それも1〜4着にそれほど離されず。
タイトルホルダーしか見てなかったので最初ソールオリエンスかと思ったのでまじでびっくりした…、意地見せてくれてありがとうな。

ドウデュース、凱旋門賞行くってよ

さて、凱旋門賞リベンジのドウデュース。
なんというか松島オーナーのことなのでエルコンローテで春先ドバイ行ってそのまま秋までフランス滞在しかねないんだよな。
それはそれで楽しみではある。

ホープフルS

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16字
きっと私と同じような過ちをしたら人がいるに違いない。メメント・モリ。

反省会

150円

何事もトライアンドエラー、今後馬券を買い続けるであろう未来の私への手紙です。

職場のウォーターサーバーが撤去されてしまったので、毎日の水代を恵んで頂けると泣いてよろこびます。