人間は『やらない言い訳』を創造する天才
創造的回避(クリエイティブアボイダンス)というものをご存じだろうか。
これは私たち人間が、何らかの活動に着手することを(意識的か無意識下に関わらず)『避けるための理由を創造する』し、着手を先延ばしにしたり拒否したりすることを指します。
先延ばし癖がある、言い訳をして仕事をしない人はこれに当てはまる場合が多いと思います。
「自分でもやってしまうよ」という方も多いことでしょう。
創造的回避の原因
創造的回避には以下のような要因があるでしょう。
やらねばならないということに納得できていない
モチベーションが低い
完璧主義
自信の無さと失敗への恐れ
まず『やらねばならない』ということが良く分かっていない。そうであればモチベーションを高く保つことは難しいでしょう。やってもやらなくても(大きくは)変わらないと考えていればモチベーションが上がる訳がありません。
『やらなくてもいい』と考えてしまった途端、やらない理由を考えるために脳が全力で働きます。
もし、あなたがマフィアに拉致されて『そこの皿を明日の朝までに全部洗っておけ。でなければお前とお前の大事な人を全員処刑する』と言われたらどうするでしょうか?
ほとんど全ての人が必死になって皿を洗うでしょう。生きるためには皿洗いを『やらねばならない』のですから。
創造的回避を打破するにはまず『やらねばならない理由』を理解し、納得しましょう。
完璧主義者は非現実的に高い目標を設定し、その目標に達することができないと感じた時に何らかの活動を回避してしまいます。
完璧主義は失敗への恐れと密接に関連しています。完璧を求めるあまり失敗することを極度に恐れ、一歩踏み出すことができなくなるのです。
逆に、失敗することを恐れるあまりに『完璧で失敗するはずのない活動』でなければいけないと考えてしまうこともあります。その場合は完璧であるゴールと現状のギャップに打ちのめされてしまうでしょう。
創造される言い訳と創造的回避を乗り越える方法
創造される言い訳の例を挙げてみます。
(タイトルに「天才」って入れたけど、これは天才の言い訳ではないな…)
やる気がでなくてできません
失敗する可能性があるのでできません
失敗が怖くてできません
自信が無くてできません
これらは『できない』という言葉を使っているものの、『やりたくない』『(やりたくないから)やらない』と読み替えた方が正確でしょう。
やる気がなくても、怖くても、自信がなくても、多くの場合は身体は動きます。思考はできます。
普通であれば「自信を持って」とか「こうやったらモチベーションが上がるよ」という言葉をかけるのでしょう。
でも私は創造的回避を乗り越える方法はもっと簡単だと考えます。
『ゴチャゴチャ言わずにさっさとやれ』
『1日 5 分でいいからとにかくやれ』
『毎日やれ』
以上です。
こんなクソしょうもない言い訳に支配されるのはやめて、新しい自分になりましょう。
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