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HIGASHI TOKIO RIOT PART7

事実を事実のまま 完全に再現することは
いかにおもしろおかしい
架空の物語を生み出すよりも
はるかに困難である
(アーネスト・ヘミングウェイ)

これは事実談であり……この男(MUNE)は実在するッ!!


ひとすじになれない

MUNE パーッと好きになってすぐに冷めるとか、すぐ違うものに興味が行っちゃう事が、知識の幅を拡げてんのかなっていうのもあるんですよ。たとえば、いるじゃないですか。ずーっと今井美樹(※1)好きな人とか。
―いらっしゃいますね、ひとすじの人。
MUNE そういう感じじゃないんですよね。「ああ、小比類巻かほる(※2)一瞬好きだったな」とか、それぐらいのほうがいいんですよね。
―アハハハハ!
MUNE ずいぶんサブカルっぽい方面に寄ってるような話をしてますけど、普通の学校生活もやってたかなとは思ってて。学校生活の最先端にもいたけど、みんながチルアウトしてる時に知識を入れてたのはあるかなあ。それが何のためなのかは当時は分かんなかったけど、たぶん友だちにマウントを取るためだったんですよね。
―知らないとは言いたくない(笑)。
MUNE ゲーム好きの人よりもゲームに詳しくなりたいって思ってましたね。ゼビウスでここに隠れキャラがいるとか、そういうのには興味ないんですよ。ナムコがこういうものをリリースしようとしてるとか、ニュース的な部分に興味があって。
―そこには遅れを取りたくないと。それは今もまだあるんですか。
MUNE あるんじゃないですかね(笑)。

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基本的にはずっと女の子が好きなんですよ

MUNE 基本的にはずっと女の子が好きなんです。ただ、やっぱりAV女優のほうが好きですね(笑)。
ーアハハハハ!
MUNE あとはC.C.ガールズ(※3)とか、シェイプUPガールズ(※4)とか、そういう方に行っちゃったんですよ。中学の時にはもうそっちが好きだったんです。
―ちょっと早いじゃないですか!
MUNE この前にオナッターズ(※5)があるから。ヌケるアイドルが好きだったんですよ(笑)。高1の時に大陸書房(※6)がイメージビデオをめちゃめちゃ出したんです。それで三瀬真美子(※7)のビデオを買いましたね。で、三瀬真美子でめちゃめちゃヌイてて、のちにシェイプUPガールズに入った時に「あ、俺の中でのメジャーデビューだ!」って思いましたもん。
―アハハハハハ!
MUNE 注目してたんですよ、(シェイプUP)加入前から。
―大陸書房のVHSは、当時はエロ本コーナーに置いてたような気がします。
MUNE 梶原真理子とかも買いましたねえ。梶原真理子がまたやらしいんだ、ケバくて(笑)。杉本彩、梶原真理子、SHIHO(※8)とかね。初代SHIHOっていうのかな。
―秋山成勲の奥さまではないSHIHOの方ですね。
MUNE あと中條かな子とかもね。いま、孤軍奮闘で中島史恵(※9)ががんばってるんだけど、俺応援してるんで。インスタもフォローして。
―いまおいくつになられてるんですか?
MUNE 53かな。変わんないですよ。自分の年齡がタイトルになった写真集とかDVDを出すんです。で、この間「52」が出たんですよ。
―当時からセクシーな女性が好きだったんですね。
MUNE そうですね。C.C.ガールズの後期メンバーが大好きで。山田誉子と浜野裕子が好きでした。エロければエロいほど好きなんですよ(笑)。
―藤原理恵(※10)とかが在籍してた頃ではなく。
MUNE 違いますね。
―この2代目(C.C.ガールズ)ですかね?
MUNE そうですね、これですね。2代目は盤石の布陣ですね。やっぱりこれはオナッターズの影響なんですよ(笑)。

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俺の好きなものをぜんぶやるのがコアチョコ

―すべてはオナッターズのせい(笑)。
MUNE オナッターズによってそっちに興味を持つようになったんですね。AVとかも他の同年代よりは触れるのが早かったんですよ。あこがれもありましたけど、ひとつのジャンルとしてAVってすばらしいなって思ったんです。だからコアチョコを展開していく中で、AVはひとつの要素としてあって。映画とか漫画をやるんであれば、当然AVも入るだろうって。
―ジャンルに貴賤なく。
MUNE そうそう。俺の好きなものをぜんぶやるのがコアチョコっていうのなら、AVだって外せないだろって最初に思ったんですよ。ブランドイメージがどうとかぜんぜん考えなかったです。AV(とのコラボ)やることによってファッションブランドにはほど遠いとかもし言われても、そんなのぜんぜん関係なくて。これは俺のブランドだし、俺がいいと思ったものをやるだけであって、おしゃれとかおしゃれじゃないとか関係ないから。俺の好きなものをやる、だからDogma(※11)やるんだよみたいな話で。
―「Dogmaかっこいいじゃん」みたいな。
MUNE  Dogmaってパッケージのデザインから内容からすげえ尖ってて。当時のAV業界のいちばん尖ってるところってDogmaだったんですよ。そりゃあ響きますよね、長いことAVを観てた俺からすると。これはもうDogmaにコラボ申し込むしかないと思って、お願いした訳です。
―ドグマとのコラボはすんなり進んだんですか?
MUNE すんなり行きましたね(笑)。向こうからしたら青天の霹靂というか。当時はコラボって言葉も定着してない時で、「あなたのところのAVに感銘を受けて、ぜひコラボさせてもらえないですか」って言ったら、むちゃくちゃTOHJIRO監督(※12)が面白がってくれて。
―おお! お会いできたんですか!
MUNE 「面白いこと考えるねえ。うちはお金いらないから、思いっきりやってくれよ」って。
―カッコいいですねえ。
MUNE 心意気でね。「君のところのデザイン、カッコいいし、思いっきりやってくれ」って言われて。

Dogma×コアチョコ コレクション

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<HIGASHI TOKIO RIOT PART8 につづく>


【本文脚注】
今井美樹(※1)
「雨にキッスの花束を」「PIECE OF MY WISH」「PRIDE」など歌手としての活躍もすばらしいが、ドラマ「想い出にかわるまで」で妹の松下由樹に婚約者の石田純一を奪われた衝撃は30年経っても色あせない忘れらない。姉妹の親父役は伊東四朗。
小比類巻かほる(※2)
80年代後半「Hold On Me」「City Hunter〜愛よ消えないで〜」などで一世を風靡した女性シンガー。端正な顔立ちと歌のうまさに筆者のまわりでもファンが多かった。
C.C.ガールズ(※3)
1990年に青田典子、原田徳子、藤原理恵、藤森夕子の4人で結成。C.CとはCOOL & CLASSYの略。
シェイプUPガールズ(※4)
1994年に梶原真弓、中島史恵、三瀬真美子、今井恵理の4人でデビュー。先輩のC.C.ガールズとは異なり「美と健康」をテーマにしていたが、隠しきれないあふれ出す健康的なお色気で全国の男性を魅了した。
オナッターズ(※5)
1984年に南麻衣子、小川菜摘、深野晴美で結成された深夜番組『グッドモーニング』の女性3人組マスコットアイドル。MUNE少年のいたいけなハートを撃ち抜いたさまは本稿のPART3を参照。
大陸書房(※6)
セルビデオが超高額商品だった80年代後半、2000円弱の販売価格で殴り込み一部で価格破壊を起こした。当時の筆者の故郷(宇和島市)では大陸書房のビデオはエロ本コーナーに置かれることが多く、知らない人はまったく知らない商品だった。
三瀬真美子(※7)
シェイプUPガールズオリジナルメンバーにして現在は細川茂樹夫人。当時のMUNE氏が購入したのは『Super Proportion』(1989年12月発売)ではないかと思われる。
SHIHO(※8)
和製マドンナの異名を持ち、90年代初頭に学園祭の女王としても大活躍。スキンヘッドヌードも衝撃的だった。
中島史恵(※9)
シェイプUPガールズオリジナルメンバーにして現役グラビアアイドル。現在はヨガインストラクターとしても活躍中。
藤原理恵(※10)
1985年、15歳で超獣機神ダンクーガ主題歌「愛よファラウェイ」でデビュー。その後、C.C.ガールズを経て、Rie ScrAmble。
Dogma(※11)
2001年にTOHJIROが設立したアダルトビデオメーカー。コアチョコでも商品化された「拘束椅子」「美しい痴女の接吻とセックス」「ふたなり」など画期的なシリーズが多数。
TOHJIRO監督(※12)
若き日の監督が5000万の自費を投じて自主制作した「ゴンドラ」が今なら配信で見られます。これがなければDogmaは生まれなかった。必見。そして赤犬ロビン氏のTOHJIRO監督の声マネも絶品。こちらも必聴。

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