HIGASHI TOKIO RIOT PART13

2022年5月24日 15:00

事実を事実のまま完全に再現することは
いかにおもしろおかしい
架空の物語を生み出すよりも
はるかに困難である
（アーネスト・ヘミングウェイ）

これは事実談であり……この男（MUNE）は実在するッ！！

アダルトビデオとの遭遇

―アダルトビデオをはじめて見たのはいつ頃ですか？
MUNE　魚屋のシンゴってやつがいるんですけど、シンゴの親父がそういうビデオを持ってて。そいつん家で見たってのが最初でしたね。
―どういう内容でした？
MUNE　外国人（のビデオ）でしたね。その時、友だち3、4人いたかな、みんなで見て。勃起が止まんなかったですね（笑）。
―あはははは！　それはいくつくらいの時ですか？
MUNE　小学校5年か6年くらいですね。
―その頃にはもう男女のからだの構造みたいなのは知ってたんですか？
MUNE　うーん、なんとなくですね。それに関しては誰かに教えてもらったとかの記憶もなくて。実際、「あれをこうして」みたいなのはよく分かんなかったから、はじめて目の当たりにして、ちょっとびっくりしちゃいましたね。
―深夜番組とかでおっぱいとかは見てるわけですけど、TVでは映らないところが映ってますもんね。
MUNE　そうですね、「それとこれとは別」みたいな感じでしたね。
―見てるときってみんな静かに見てるんですか？
MUNE　「わーすげー」とか言って、しゃべりながら見てて。見終わったあとで、シンゴの家の隣の肉屋のケンちゃん家に行ったら、ケンちゃんがオナニーを教えてくれたんですよ。肉屋のケンちゃんは2、3コ上なんですけど。
―洗濯屋ではないケンちゃんが。
MUNE　そうそうそう（笑）。肉屋のケンちゃんが、「それは皮をこうしたらいい」とかって教えてくれて。「家でやってみな」って言われて、家帰ってやってみたんですよ。
―さっそくですか（笑）。
MUNE　そうそうそう。くわしくはわかんないけど、「あ、勃ったときはこうすればいいんだ」ってのをはじめて聞いて、やってみたらすぐ射精したんですよね。

MUNE　当時は、家に誰もいないとかそういう家庭がいっぱいあったんで、（エロビデオの）テープさえあればどこかの誰かの家で再生はできるっていう感じでしたね。
―そのテープを手に入れるのが、なかなかたいへんじゃないですか。
MUNE　それが、みんなどこかから探してくるんですよ（笑）。「親父の部屋にあったビデオみんなで見ようぜ」とか言って持って来たやつがいて、ラベルに「岡田氏のビデオ」って書いてあるんですよ。そいつの親父が岡田氏に借りたんじゃないですか（笑）。
―あはははは！
MUNE　で、オナニー覚えたから、見ながらみんなでコイてましたね。
―え！　みんなで横並びでやるんですか（笑）。
MUNE　そうそうそう。「あーもう出ちゃったよ」みたいな（笑）。その時はまだはずかしさがなかったんですよね。
―下半身は丸出しなんですか？
MUNE　こたつの3面に別れて入ってるんで、基本的には見えないようにはなってて。
―3人で正面の映像を見ながら、ふとんをかぶせてごそごそみたいな（笑）。
MUNE　そんなのやってましたね、魚屋のシンゴん家で。
―で、終わった人からこたつを出て行くんですか？
MUNE　そうそうそう。それが小6かなあ。
―「もうラーメン食べ終わったから、先に店出とくわ」ぐらいの感じで（笑）。
MUNE　そんな感じでしたね。

MUNE　まだエロ本も全盛期だったから、エロ本を回し読みしたり貸し借りもしてましたね。エロビデオなんか持ってて、見つかったらたいへんですから。
―エロ本の所持より、罪は重いかもしれないですね。
MUNE　で、エロビデオは中2ぐらいからみんな持つようになって。それまではエロ本だった気がするなあ。
―エロビデオはどこで手に入れるんですか？
MUNE　エロビデオはダビングですね。友だちの家にあるビデオテープを自分のデッキを持っていってダビングするんです。
―自前のデッキを持ち込むんですか？
MUNE　そうです。
―えー！ビデオ2台を赤とか白とか黄色とかのケーブルでつないでですか。
MUNE　そうそうそう。みんなそのためなら、ビデオデッキどこまでも持っていってましたよ。
―うわー！　中学生がビデオデッキとテープを自転車に積んで（笑）。
MUNE　ほんとにそうそう。で、ダビングしながら、みんなコイてましたよ（笑）。
―あははは！　ダビング中もムダにはしないんですね。
MUNE　中には、オナニー知らないやつもいるから、そいつには教えてあげましたね。こうすんだよって（笑）。