俳壇賞2024 落選供養 プランA
葉書俳句:
テキスト:
春:
あたたかや暖といふ字を訓読みに ハードエッジ
春やまづ旅へいざなふふみ書かん ハードエッジ
自らに驚いてゐる羽化の蝶 ハードエッジ
啓蟄や畑の中の小石さへ ハードエッジ
芽吹きたるその芽の先に種の殻 ハードエッジ
蛇穴を出でてとぐろを巻き直す ハードエッジ
信濃から千曲へ上る若き鮎 ハードエッジ
桜とは言はずもがなの花吹雪 ハードエッジ
春なれや花の命のはかなきも ハードエッジ
夏:
母の日の小倉百人母ふたり ハードエッジ
袖なしにタイトスカート白と黒 ハードエッジ
束の間の白無垢をこそ油蟬 ハードエッジ
蛞蝓を気味悪がるや蝸牛 ハードエッジ
重くれの山に滴る軽みかな ハードエッジ
ぢかに寝て畳をめづる昼寝かな ハードエッジ
秋:
食ふ食す食む食ぶ混ぜご飯の秋 ハードエッジ
草市のこは笊なるや籠なるや ハードエッジ
屋上に稲妻好きの女の子 ハードエッジ
車庫長く電車も長し天の川 ハードエッジ
松虫に松の緑色なかりけり ハードエッジ
露けしや平成生れもう増えず ハードエッジ
秋の夜の増量されてゐたりけり ハードエッジ
藁塚を縄文人はまだ知らず ハードエッジ
キャベツさくさく青虫の硬き顎 ハードエッジ
みづからの影をつぶしに熟柿落つ ハードエッジ
冬:
万緑も一炊の夢山眠る ハードエッジ
膝に来る猫も老いたる炬燵かな ハードエッジ
刻まれて葱の長さでなくなりぬ ハードエッジ
新年:
年越や土の中なる種あまた ハードエッジ
冬:
からつぽの郵便箱や春を待つ ハードエッジ
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