全然堂歳時記 秋 【柿】
日本に神の名多し柿の名も ハードエッジ
駅よりも農家が立派柿たわわ ハードエッジ
寺の柿も役場の柿も鈴生りに ハードエッジ
婚の荷でありし柿の木祖母の庭 ハードエッジ
仏壇に柿を供へて菊を生け ハードエッジ
柿の蔕はなびらよりも欠けやすき ハードエッジ
入りし刃にシクと切られし柿の種 ハードエッジ
桃は啜り林檎は噛り柿はさて ハードエッジ
食べ飽きて柿に寛ぐ稲雀 ハードエッジ
柿食つて鴉の羽根のまつ黒な ハードエッジ
日は空を焼いて真つ赤や柿の秋 ハードエッジ
柿の木のたわわを月に供へけり ハードエッジ
切りたての切株に積む柿の山 ハードエッジ
柿たわわ日本の村の滅びつつ ハードエッジ
解説、参考句などはブログへ→全然堂歳時記 秋 【柿】
以上です
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