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Windows10サポート終了でMicrosoft365の機能が制限される話
1.はじめに🪟
Windows10のサポートは 2025/10/14に終了します。
同様にマイクロソフトの公式発表にてMicrosoft365のサポートが制限されるようになります。
2.何がどうなる?🤔
自動更新が設定されている場合、機能、セキュリティ、その他の品質更新プログラムを含むOfficeの更新プログラムを受信しなくなるとのことです。
つまり、Windows10PCで使用しているMicrosoft365が従来通り使用できなくなるということです。
具体的な影響で考えられそうなのは以下になります。
セキュリティ更新ができない
マクロが動かない
機能制限モードになる
ファイルを開いた際、更新推奨メッセージが常時表示されるようになる
3.対応事例💡
Microsoft365は31日に一度はネット更新しないと機能制限モードになることからオフラインで使い続けることはできません。
対応事例は以下になります。
Windows11にアップグレード
Microsoft推奨の手順で容易に行えますが、Windows11の「24H2」はアップデートのたびに「やらかしている」イメージがあります。
Windows11対応の新PC購入
Microsoft推奨の手順ですが、対応要件を満たすPCを新規購入する費用と、PC環境を整える手間がかかることに加え、Windows11の「24H2」がインストールされている可能性が高いです。
Google DriveのGoogle Workspaceを使用する
PCを買い替えることなく利用できます。
サポートが切れる前までWindows10で使用し、その後OSをLinux系に変えてもインターネットブラウザとGoogleアカウントさえあれば、Google DriveからGoogle Workspaceを使用できます。
Google Driveで作成したファイルはクラウドに保存されており、OSを変えるためのバックアップの手間を省略することが可能です。また、PC側にダウンロードすることもできます。
使用ユーザが多いことと自動でOfficeのマクロ(VBA)をGoogle Apps Script(GAS)に変換してくれます。(ちなみにどの程度の変換精度かは未確認)
そのため、Microsoft Officeからの載せ替え容易なイメージです。
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その他Office系を使用
乗せ換えがスムーズにいくかは未知数な面があります。
Linuxユーザに慣れ親しまれている「LibreOffice」や「FreeOffice」も大抵のOSで使用できますので、サポートが切れる前までWindows10を使用し、その後OSをLinux系に変える手段が取れます。ただし、こちらはクラウドで保存しませんのでOSを変更する際はバックアップが必須です。
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また、Officeの中には開発国がセキュリティ的(米国的)に不安視されているもの(格安ノートPCなどにインストールされている)がありますので、選択の際にはリスクを織り込む必要があります。
4.終わりに🔚
現時点ではWindows10ユーザを文字通り「捨てる」ことになりそうです。
特に企業は早急な対策をしないと業務が停止するだけでなく、セキュリティリスクを放置することにもつながり、企業イメージやブランドを損なう結果になります。
有償でWindows10サポートを10月以降も続けることを名乗り出ている民間企業はあるもののMicrosoft365までサポートすることは困難です。
Microsoftのユーザーに対する今のような姿勢が、世間からどのような評価を下されるのか注視しましょう。
それでは、またの機会に。