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【スピークバディ企画コンペ】活動記録 前編 ~SWOT分析と感想~


4月某日。
ある者は疲れ切った表情で、ある者は苦悩に頭を抱えながら、
4人の大学生がため息交じりに、口をそろえてこうつぶやいた。

「一体『大学生』ってなんなんだ…」

こうして私たちは、何度も繰り返されたこの議論にまた立ち返ることになるのであった。
時刻は午後11時30分。終わりの見えない議論が、再び、始まる。

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こんにちは。駒澤大学武谷ゼミ4班です。
私たちのnoteでは、これまでの議論を振り返りながら、考えたことなどをまとめていきたいと思います。
つたない文章で恐縮ですが、よろしければ最後までお付き合いください。


1.SWOT分析と大学生

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くじ引きで班が決まり結成された武谷ゼミ4班。
なんと偶然にも、この班は話しやすい4人が揃っていました。
正直「まだ」気持ちにはかなり余裕があります。
(←この余裕は、のちにコテンパンに砕かれることになるのですが…)

まずはSWOT分析を行いました。
ここで私たちの班が気になったのは以下の3点です。


①大学生はよくスマートフォンを触るという「機会」

大学生は、本当にびっくりするほどスマートフォンを触っています。朝のアラームも、大学へ向かう電車の時間を確認するのもスマホ。レシピを見るのもゲームをするのも、映画を観るのも音楽を聴くのも、何をするにもスマホを使っています。さらに就活もスマホでほとんど進められたり、動画編集や楽曲作成もスマホ一つでできたりと、大学生のスマホの用途は無限大です。

この現状を見る限りでは、スピークバディというスマホアプリを大学生に使ってもらえる可能性は十分ありそうです。何よりスピークバディは手軽さが魅力! ということで、大学生がスマホを使う日々の習慣の一つとして、英会話学習アプリを触る習慣を作れるかもしれません。

②今の世の中だと留学ができないことは「脅威」か「機会」か

大学生が英語を勉強する理由ですぐに思いつくのは留学と資格試験です。しかし留学はご時世的に難しく、今英語を勉強しようという学生はこれまでに比べて減ってしまったかもしれません。また勉強する気があったとしても、モチベーションを高く保って勉強できるかというと微妙な部分がある気がします。特にスピークバディは英会話学習のアプリなので、会話を実践することが憚られる今の状況は意欲の喚起やモチベーションの管理の面から考えると「脅威」と捉えられるでしょう。

しかしこれは同時に「機会」とも言えるかもしれません。『世の中の状況を見ると英会話スクールなど本格的な英会話学習を始めるほどの意欲は湧いてこない。でもアプリでちょっとずつ練習を始めるくらいなら今後を考えて始めてみてもいいかもしれない』というような思考を持った人もきっといるはず。彼らにスピークバディの良さが広まるなら、英会話学習の取っ掛かりとして始めてくれるかもしれません。
なんといってもスピークバディの強みはその手軽さですからね!

③大学生にとって月額2000円は高いのか安いのか(「強み」or「弱み」)

私たちの率直な感想は「高い」でした。
この理由としては私たちがこれまで2000円以上の定額サービスにあまり触れてこなかったからというのもあると思います。他のアプリやサービスを見てみると、例えば「○mazon Prime Student」 は月額250円で配送オプション自由につけられる他、映画見放題、音楽聞き放題、書籍読み放題もついてきます。「○potify」は広告を我慢すれば無料で音楽が聴き放題です。スマホゲームでも無料かつ無課金でも楽しめるものが色々ありますし、学習系のアプリも機能面に多少我慢できれば無料で活用できるものはそれなりにあります。

こういったアプリが世の中にあふれているため大学生の間では「スマホアプリや身近なサービスは無料または極めて低額で使えるものが基本」という認識があるようです。これは私たち4人の意見が一致しました。なのでサービスの利用を検討する際には値段の安さが大学生の大きな判断基準となることが考えられます。そしてアプリやサービスと比べてスピークバディの利用料が高いと感じられたら、その点は「弱み」になってしまうかもしれません。

しかしここまではあくまで「そこまで英会話に興味のない」大学生の話。「英会話に興味のある大学生」に的を絞ってみると少し事情が変わってきます。彼らにとって、スピークバディの利用を検討する際の比較対象は世間一般にあるサブスクリプションやアプリではなく、おそらく「他の英会話学習の手段」になってくるでしょう。オンライン英会話やスクール、他の英会話アプリなどが考えられますが、スピークバディはそれらより「安い」です。

留学に興味がある二人の大学生に聞いてみたところ、二人ともこの月額料金は「安いと思う」とのことでした。英会話学習を必ずやろうと決めている大学生に対してこの価格は十分「強み」になりそうです


2.大学生が実際に使用してみての感想

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そんなこんなで基礎的な分析をしているとアプリ「スピークバディ」の無料クーポンが届いたので、班のみんなで実際にアプリを体験してみました。
ここでは私たちが実際にスピークバディを使用した感想の中で、大学生に特に関わりそうなものを3つ紹介します。


①コンテンツの幅が広い

友人とのちょっとしたやり取りから国際問題まで、まず話題が多いことに驚かされました。またシチュエーションも豊富に用意されていたので結構ワクワクしました。まさかいきなり寿司屋の国際展開に携われるとは!(ネタバレ)、といった風に場面設定も楽しいものが多かったです。
さらに英会話学習そのものに関してもかなりコンテンツが手厚いと感じました。リスニングや単語の問題など会話の基礎の部分から練習できるほか、聞き取りにくい音や発音しにくい音に特化した練習、目玉であるAI英会話など、基礎から応用まで幅広く取り扱っていました。
これだけ手厚ければ、何から英会話の勉強を始めていいかわからない大学生にも十分おすすめできると思います。


②とにかく褒めてくれて嬉しい

一日のレッスンの終わりにしっかり褒めてくれます。しかも英語で。上手くいけばかなり褒めてくれるし、上手くいかなくても傷つかないような配慮がなされているのがわかりました。
この「英語でちゃんと褒めてくれる」というのが大学生にはかなり嬉しいのではないかと思います。ある人が「人は大人になればなるほど褒められなくなっていく」と言っていましたが、私も大学生になってからそれを感じるようになりました。加えて英会話をそもそもしたことがない人や慣れていない人は、英語を話す人に褒められるという経験は少ないはずです。そんな現状をふまえると、英語を話す人(今回はAIですが)に褒められるというのは少なくとも私は嬉しかったし、少し自信に繫がりました。それは他の大学生にとってもそうなのではないかと思います。


③一日のレッスンがお手軽

先述のようにこれだけ豊富なコンテンツが盛り込まれているのに、一日の決められた量のレッスンはかなりコンパクトにまとめられています。びっくりするくらい時間をかけずにしっかり英語を勉強することができるのはとてもありがたいと思いました。大学生は忙しい時期は本当に忙しいので、手軽に勉強できるのはかなり嬉しいです。
 
しかし大学生に対してはこれが裏目に出ているという意見もありました。
スピークバディのメインのレッスンは基本的に一日一回。このレッスンが主にカリキュラムの進行に反映されます。これ以外のコンテンツで勉強をした分は直接カリキュラムには関与しないのですが、このシステムが実は大学生にあまりかみ合っていないのではないかという意見がありました。

不思議なことに大学生は、忙しいときは忙しいのに、時間があるときはかなり時間があります。しかも彼らは時間があるときは特に、やれることがあれば一気に進めたくなるという傾向があるような気がします。
なので時間のある大学生が「スピークバディで勉強しよう」と考えたときはチャンスなのですが、既存のシステムではそんな彼らに対して「別のコンテンツやっても進行には関わらないんだよね…」と思わせ、学習意欲にブレーキをかけてしまう可能性があるのです。彼らに対しては「やりたいときに一気に進められる工夫」があってもいいのかもしれません。

ちなみに「日々のレッスン以外で勉強した分はランキングに反映されるから大丈夫だよ」と思った方もいるでしょう。しかし、大学生は残念なことにそういった点にはシビアでした。実際に使ってみた知り合いによると「一位になるのが大変そうだし、なっても別に大きなメリットがないから余分に頑張る気が起きない」とのことです。ランキング上位になると豪華な景品が出るスマホゲームもあるので気持ちは分かりますが…。




さて、この話題になったころから私たちの班には
「ひょっとして『大学生』というテーマは扱いが難しいのではないか」
という非常に不穏な空気が漂い始めました。
そしてこの後、アプリを進めていくうちに出てきたもう1つのとある感想が私たちの不安を確信に変え、余裕を絶望に変えることになります。

武谷ゼミ4班はこの分析の果てに何を見て、何を思うのか。
彼らの運命やいかに。

文量が長くなりそうなので、この続きは後編でお伝えします。
よろしければ後編もお読みください。


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