目の見えない白鳥さんとアートをみにいく ダリ彫刻の森vol.2 東かがわ市
目の見えない白鳥さんに説明しながら、
アートをみることで、
ものの見方が変わるという本。
「目の見えない白鳥さんとアートを見に行く」
という本に感銘を受けて
ダリ彫刻の森で白鳥さんに説明するつもりで、
アートを観ていく。
これはまた説明が難しいアートだ。
石でできた三角おむすびの真ん中にドーナッツみたいに、
三角に穴があいている。
おむすびの下には石でできた、
俵型のおにぎりを
4分の1程スパッと切ったような形
前から観るとこんなかんじ
さっきの俵型のおにぎりに、
ボルダリングのような突起物が
5つついている。
突起物は青い。
突起物が形づくるのは、
北斗七星のようなひしゃくの形。
正面から観ると、
俵型のおにぎりは、
巾着袋のようだ。
巾着袋の口の部分に
さっきの三角おにぎりが乗っている
三角おにぎりの穴は、
三角というより、
フクロウが木にとまっているような形に見えてきた。
穴の中には無数の傷がある。
穴の一番上には、星が爆発したような傷がある。
説明を尽くしても、
この作品が伝えたいものがわからない。
フクロウの穴から見える景色にもなにか意味があるのだろうか?
巾着袋より、三角おむすびの方が大きいので、
不安定に感じる。
けれど、その2つがガッチリ組み合わさっているので、
安定感も感じる。
不思議な感覚。
違う者同士、不安定に感じるのに、
ひとたび、重ね合わされれば、
安定を感じる。
人間関係を表しているようにも感じた。
目の見えない人に伝えようとすることで、
アートの見方が変わる。
ダリ彫刻の森にはたくさんの作品があるので、
次回に続く。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。