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カンプノウでSHOWを見た

 中学2年生のとき、僕はスペインに行った。そう、カンプノウでバルセロナの試合を見るためだ。観戦した試合は、vsサラゴサ。席は、最上階。もう選手なんて豆粒。それでも満足だった。メッシ・ビジャ・イニエスタ・シャビ・ブスケツ・マスチェラーノ・アウベス・バルデス。もう豪華すぎやしませんか。もちろんスター選手がたくさんいることはそうなんですが、やっぱりバルセロナのサッカーて見ていて楽しいんです。
 そのうちのビジャとイニエスタが日本にいるって、本当にすごいことで、もうおかしくなりそう。まだ、試合見に行けてませんが、来シーズンの神戸の試合は絶対行きます。

見ていて楽しいサッカー

 まず、見ていて楽しいサッカーてなんでしょうか。サッカー知ってる人も知らない人も共通する部分は、おそらくゴールシーンが多くある試合。そりゃゴールが入ればエキサイトします。でもサッカーて、そんなに点が入るゲームじゃないし、1-0で勝つのが1番美しいなんていう有名選手だっているくらいです。
 じゃあ、バルセロナのサッカーはなぜ見ていて楽しいのか。それは、常にボールを持ってるから。選手もファンも守りより攻めを見てる方が楽しいですよね。自分たちがボールを守る時間が長いってことは、攻める時間が長いんです。また、カンプ・ノウの観客ってバルセロナのサッカーをめちゃくちゃ理解してるんです。バルセロナのサッカー見てるとわかると思うんですが、GKにバックパスして観客が拍手するんですよ。これは、「無理してボールを失うよりもボールを持つ時間を長くした方がいい」というチームの哲学的な部分が、観客レベルまで浸透してるってことですよね。
 これってまじですごいことで、たぶん世界的に見てもほとんどないんじゃないかなって思います。監督が変わってもサッカーの本質が変わらないってすごく難しことなんです。サッカー経験者はわかるかと思いますが、監督は監督ごとのサッカーがあって、ポゼッション好きな人もいれば、ロングボールや、サイドの仕掛け、ショートカウンター、ロングカウンターといろんなスタイルがあるんです。そんな中でバルセロナは、どんなに監督が変わってもポゼッションありきの戦術なんです(エンリケ在任時は、多少カウンター要素もあった)。
 これだけのことがファンにまで浸透している。てことは、見ている人全員がバルセロナのサッカーをある程度理解しているってことなんです。だから、隣の席が外国人だったとしてもプレー毎に「あれいいよね」みたいにうなずきあったり、ハイタッチしたりするんですよ。それがサッカーの試合で起こるってすごいことじゃないですか?しかも観客のほぼ全員が。本当にSHOWだったんですよ。

2010-11 Barcelona VS Arsenal CL

 サラゴサ戦を見たと先ほど書きましたが、なんと、チャンピオンズリーグも見たんです。しかも相手はアーセナル。

 この試合です。メッシがキーパーをシャペウでかわしたこの試合。もう鳥肌とかじゃなくて、鳥です。本当にSHOWなんです。Barcelonaが負けるイメージができないんです。勝つことが決まっていて、シナリオがあるかのように試合が進んでく。本当にそんな感じで、、、ボキャ貧と、書いていてテンション上がってもうわけわからなくなってしまってます。

 1点目、メッシのゴールが決まった時、会場中が総立ち。
 何が起きた?
 どうやって入った?
 GKなにしてた?

 メッシがその一瞬で僕に見せてくれたものは一生忘れないでしょう。サッカー 選手っていうより、本当にスターなんですよね。ああ、もうなんて言ったらいいのかわかりません。ごめんなさい。

 今日はもう書いていてテンション上がりすぎてしまったので、これ以上書けません。また明日か明後日に書きます。ただ、一つ言えることは、この試合を見たことで僕の人生からサッカーを切り離すことができなくなってしまった、ということです。

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