fripSide横アリ(2021年)感想

fripSide Phase 2 : 10th Anniversary FINAL in YOKOHAMA ARENA 感想
fripSide2回目の横浜アリーナ公演が開催されたので、参加してきた。

2021年2月11日木曜日、天気は晴れ。2月にしてはそんなに寒くもなく2回目のfripSide横アリ公演ライブの日を迎えた。
前回SSAで痛い目にあったので、今回は無理をせずに直前に新幹線で着弾するというまったり参加。

感染症対策のため、入場時には問診票を記入してくださいというお願いが。
あれ、今日病院に来たんだっけ?まぁある意味病院かもしれない。
チケットもぎりタイムも今回は各自でやるタイプ。
もぎるの楽し〜(ライブ以外で楽しみを見出す人)

今回は一般参加なので、アリーナ最後列というなかなかの遠さ。でも横アリなのである程度ステージの雰囲気も伝わってくるというそこそこ良い会場。
感染症対策で一つずつ席が空けられているが、それ以上に間隔が空いてる気がする。自粛した人多くない?
そして別にスタンドも上まで埋まっているわけでも無いので、前回の横アリより減ってない?という思いを抱いた。
まぁこの時期は感染症のせいにできるから……。

20時に終演しなければならない今回のライブ。
そのため開演時間も17時ぴったりに始まった。

会場が暗転し、スクリーンには2009年以降のジャケットが映し出されて時が流れていく。
十年間の歴史に思いを馳せながらライブが始まるのを待つ。

一曲目はfinal phase
いきなりキター!!
final phaserになりたくて止まなかったのでfinal phaserになることができて満足。
フリップのライブは生バンドなので、力強く迫力のあるfinal phaseであった。

二曲目はL5
バンドリ!の曲が2連続で高まった。(何かがおかしい)
一気に時代が十年戻ったのに、曲の強さは相変わらずで会場も一体となって盛り上がっていた。やっぱりレールガンは強いね。

ちなみに今回のライブは歓声・立ち見NGなので全員地蔵みたいな感じ。ペンライトがあって良かったー。
オタク達のフッフーフワフワがミュートされていて曲に没入できるので今回のライブには価値がある。

「やさい生活〜やさしい生活〜」の気持ちで見ていってもらえたらと。
歓声が駄目なので笑い声が聞こえず南條さんもそこそこ戸惑っていた。
その代わり拍手に満たされる会場。暖かい。

八木沼さん「前回の横浜アリーナの時はすごく緊張していたけど、今回は緊張してない」
南條さん「えぇ〜、私緊張してますよ」
バンドメンバー「ちょっと緊張してる」
南條さん「本当かなぁ〜?」

八木沼さん「新幹線で帰る人もいるから8時には終わるよ!」
ウィズコロナの時代は巻きの時代であった。

スカイらしき曲が来て斜に構えそうになったが、その後にフォルテシモ(fia)を久しぶりに聴いてやっぱり楽し〜となった。
「きーみーをー」のコーラスの部分に合わせて光が振られている様子を見て良いぞ〜となっていた。

under a starlit skyも歌詞と歌が強いのでなかなか好き。南條さんは二期曲しか勝たん(過激派)

last fortuneとmemory of snow
ラスフォで前回の横アリを思い出しながら神聖な気持ちになっていたら、なんかsnow曲来てあまりに寝かされすぎていたため「なんだっけこのsnow曲……?」と思い出すのに時間がかかった。
いや、まぁ〜寝かしすぎでしょ。。
ライブで爆上げ!という感じの曲ではなく、しっとりとしみじみ聴き入るタイプの曲なのだが、白い光に包まれながら生ライブで聴くmemory of snowはなかなかの良さがあった。

ちなみに私は前に買っていたサイリウムがまだ残っていたので、ここでついに白サイリウムを使うことができた。
白いやつってなかなか使い時が無いんだよね。成仏してくれて嬉しい。

南條さんの呼びかけ
「スタンドー!」
「アリーナ!」
「地べたー?」
地べたww
fripSideファンは地べたからもライブを眺めております。

南條さんは忘れごとをしやすいらしい。ライブの時は八木沼さんもけっこう忘れるらしいが、南條さんは日常生活にも及び……。
南條さん「どことどこが合併したってニュースを聞いてふーん合併したんだー。あれっ、どこと?」となるらしい。

波紋がアリーナを行って返ってくるやつをやりたい八木沼さん。
横浜アリーナを楽しむツボへと会場の皆が波を生み出していた。

そしたら南條さんが私もちょっと端からやる!ということでアリーナの端の方から波を繋げていった。オレンジで行ったのに返ってくるときに虹色になるの笑える。

南條さん「ホントは十周年の時に水晶グッズつくりたかったんだよねー」
八木沼さん「じゃあ俺はツボ売る。お値段はいくらくらい?」
南條さん「いくらくらいー?50万?」
グッズの域を超えた高さでオタクの財力が試されている。


次のブロックはlegendary futureと1983となんとかライド的なやつとBLACKFOX。
いいねぇ〜って浸れる流れ。BLACKFOXもめっちゃ楽しかった。メロディが荒ぶってる曲がだいたい好き。

その後は唐突に15分の換気休憩。
前回のトイレタイムみたいに海さんがDJをやるというわけではなく、本当にただのCMタイムだった。大音量でCM流さないで。

前のMCで海さんの話がちらっと出て、「海さん今頃何やってるんだろう。トルコ料理とか食べてるのかな?……トルコ料理って何?」
ケバブとかヨーグルトとかかな……?

換気休憩が終わってやって来たのはdual existence。
今日はこの曲を聴きに来たんだYO!というテンションでとても楽しんだ。
ただこの曲ってライブでめちゃくちゃ高まるみたいな感じの曲じゃないから難しいね。

次に来たのはway to answer。
レールガンの流れいいよいいよ〜。
ちなみに今回のこの曲はdual existenceと合わせるためにBPMが5だけ上がっているらしい。ライブの時はだいたい盛り上がってハイハイ!ってなってるから意外とみんな気付かないものだった。

次はキリングバイツとエッジオブザユニバース。
もう何が来ても楽しい状態に入って全身で楽しいを感じていた。
立てないから何だって言うんだ。立てなくても楽しいぞ!!

「八木沼"せーの"悟志は禁止。今回は八木沼NGせーの悟志で行きます。」
そしてバンドメンバー紹介(巻き)
ギター以外のメンバーが紹介され、「以上です!!」
ギターのいない生バンドのライブ、すごすぎる(冗談)

ステージの周りを囲むように円形に光っていてキレイだなーってなってた。
近未来というかサイバーな感じ。

そして「赤い衣装になりました!前回の横アリで赤いのが印象に残っていたから今回も着てみました〜」
オレンジのしか覚えてない……(記憶力)

八木沼さん「自粛期間に食べるようになった。ちょっと我慢しないようにしたんだよね。全部我慢すると何も楽しくないから。」
南條さん「食べるのとゲームばかりしてるわー」
一流アーティストの彼らもこの時代はなかなか厳しいようで。

あまりにMCが巻きで進行していくので、南條さんはついに発電機を回し始めた。
水飲むのもタイムアタックみたいな感じで。ご苦労さまです。

次のブロックはblack bullet、Two souls、fortuna。
フォルトゥーナ!?フォルトゥーナナンデ!?
black bulletはやっぱりダンサーの動きを真似てわちゃわちゃするのが楽しい。
今回は観客の雄叫びは無かったけど、それでも意志は感じることができた。赤い会場もキレイ。
そして次は緑の会場になり、ハーイハーイとなっていたら南條さんが「マルっ!」とか拍手とかしてくれていて楽しかった。
声は出せないけど、盛り上げていて見てくれているというこの辺りが良いんだなぁーって思った。
そして、「ーー誓う」なんですよねー!!
「うぃーあーちぇんざふぇー」も良いんだけど、やっぱり誓うの方が好き。この曲で白サイリウムを振ってた人は出身がバレると思う。フォルトゥーナは光の曲。

「久しぶりフォルトゥーナやりました!次はラストのブロックです!」
8時に終えるためにMCが限りなく短くなっており、楽曲派の方々は歓喜の構成となっていた。

ラストのブロックはシスノとomr。
やっぱりレールガンなんですよねー!!(謎テンション)
毎回聴くと飽きるかもだけど、たまに聴くと楽しいわぁ〜ってことでこのアリーナの中でも上位に楽しんでた自信がある。
サイリウムはちゃめちゃに折るの楽しい〜。

やっぱりfripSideはレールガンなんですよね!って完全にレールガンのオタクになっていた。

完全に終わったぁ。楽しかったぁの気持ちになった。

ただ今までに来てない曲あるよね?って思いも同時に出てきてオタクの業の深さを思い知った。
いや、My Own Wayとかglorious windとかfrosty breezeの辺りもそれなりに聴きたかったんだけど……。もうちょっと早くfripSideと和解しておくべきだった。

memory of snowの時は「来るの遅すぎ!」という感情でいっぱいだったし。でも良い曲なんだよねー。
この2月という冬にmemory of snowを生で聴けることのありがたみをかみしめてた。

アンコールは拍手だけ。

Love with YouとWe Rise。
こじらせてた時の曲だったけど、最近ちゃんと聴いて良い曲じゃん……ってなってたから聴けて嬉しい。めちゃ好き。
一番では寄宿学校のジュリエットのOP映像を流していたので、ペルシアかわええ……となっていた。
We Riseもホント高まっていた。
fripSideがアズールレーンの三周年テーマソングを担当するらしいと初めて聞いたときは「ふーん」の感情であったが、時が経った後にPVを見ていたら激アツじゃんとなっていた。
サビが英語で続いていき、途中から日本語が現れるところが好き。流れるように続いていくのっていいよね。

南條さん「一生懸命腕を振ってくれたことは忘れません!」
八木沼さん「一生忘れません!次の曲に皆への思いをまとめて伝えます!」

ラストはwhen chance strikes。
前向きな曲で締め。
南條さん「一緒に跳ぶよー!……跳べないっ!」
腕だけで頑張って飛んだよね。

最後のテープ発射は前のステージだけ。
八木沼さん「だって皆の方いっちゃうと渡してあげたくなっちゃって、それは感染症的に良くないから」
確かに。その分ステージが賑やかなことになっていた。銀テに包まれる演者すごい。

ということでfripSideの記念ライブは終わりを迎えた。
「次の年はfripSide20周年です!」
10thアニバーサリーライブの次が20周年……?妙だな……。
それはともかく十周年とばかり言われてると寂しい気持ちになったけど、20周年と言ってもらえておぉーっ!って気持ちになったから我ながらちょろい。
fripSideという名前をそのまま受け継いだからには歴史も受け継いでもらえてると嬉しいオタクであった。

「今回のネット配信とか生放送とかできたら良いなぁと思ってます!」
その言葉と共にinfinite synthesisの音楽をバックにお別れ。楽しい時間だった。

規制退場だったのでアリーナ後方はすぐに外に出られたのでそのまま新幹線へと乗り込み、今までのライブ史上最速の新幹線なんじゃないかって記録を打ち立てた。
いつもならだらだら飲食店とかで二次会をしてるんだけど、8時過ぎるとまぁどこもやってないのでおとなしく……。


横アリだからというと何か大層なことだけど、今回のライブはなかなか楽しめた。
fripSideのライブが久しぶりだったのもあるかもしれない。
only my railgunを聴けるだけで喜ぶオタクになっていた。やっぱりこの曲を楽しむ気持ちで行くと強い。

セットリストの傾向からして、今回も幅広い層に届けようという思いが感じられた。
ただその分、infinite synthesis 5の曲たちは多くがセトリから外れてしまい、広島公演が中止となった人たちの救済ライブはあるのだろうか……とも思った。

感染症対策の観点からか、あまりタイアップしていないからか今回はゲストがいなかったが、まぁfripSideのライブなのでいつものメンバーで十分良いと思う。

今回も一期の人気曲を演った訳なのだが、こう見てみると前回のthe chaostic world、bdd、Redの流れは本当に頭おかしかったと思うし、今回のくらいのカバーの方が心理的に落ち着く。

それにしても今回聴けなかったツアーの曲とかもあるけれど、まぁいっかと思えるくらいには楽しんでいた。
全体的に熱めの曲が多く、MCもテンポよく進んでいったので、換気休憩と一期曲以外で現実に返ることが無かったのも大きいと思う。

熱気のまま駆け抜けた三時間であった。
ここまで回復できて良かった〜。長引く自粛によって逆に何でも楽しめる気分になってる気がする!

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