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研修をお断りする場合もあります

先日公開したnote「人生2度目の『男性を希望します』を言われました。」の記事が意外と読まれております。大変嬉しいです。有難うございます。

前回の記事にも記載しましたが、当方は「男性が良い」と言われれば、男性の講師をご紹介しますし、もし「年齢は50代以上が良い」と言われればそのくらいの年齢で活躍されている方をご紹介します。

研修講師が誰かによって、聞き手のモチベーションが変わるというのは確かにあります。

企業人事として研修の企画を約10年やってきましたが「強制的に研修を受けさせられている」気持ちで臨んでいる人は、残念ながら講師のアラを探すことがあります。

「うちの業界のこと知らないくせに」
「どうせ泥臭い仕事なんて経験ないんでしょ」
などは、しょっちゅう聞く言葉です。

そのため、できるだけ興味を持って耳を傾けてくれるような人が講師として立つように工夫します。講師の自己紹介でもある程度の権威付けは必要です。
ちょっとの工夫で研修の効果も変わると感じます。

職場を何とか改善しようと頑張っている企業や担当の方は応援したい気持ちです。
協会にいろいろご要望を頂ければ嬉しいと思います。


一方で、研修をお断りする場合もあります。

依頼者(人事だったりコンプライアンスのご担当だったり)ご本人が乱暴であったり人を明らかに大事にしていないと感じるときです。

以前、ある企業の人事責任者の方からお問い合わせがありました。
お問い合わせフォームより、当協会にどのようなことを依頼したいのか質問事項とともに丁寧な文章が書かれており、一度面談をしたいといくつか候補日も記載されていました。

すぐに質問へのご回答(協会の実績や費用感、いただいた課題に対してはこんな内容の研修はいかがですかというご案内など)と、面談可能日をお送りしました。

返信が数日間なかったので、埋もれてしまったかな?と再度メールをお送りすると、「ああ、その話はもういいです」とのこと。そこから別の相談に話が移り「部下が役に立たないので自分がこういう仕事もしている」などの長文のメールを頂きました。

お礼やお詫びができず、第三者の部下(身内)の悪口を言える方が人事の責任者でした。おそらく研修をしたところで本質的な改善にはならないだろうと予想ができました。

早々に、こちらからは「また機会がありましたらよろしくお願いします」とメールをし、やり取りを終了しました。

時間もマンパワーも限られている中で、このような企業への対応はできておりませんが、その分、真剣に組織を変えようとしている企業さまへ向き合うことに時間と力を注ぎたいと思います。

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