就活ハラスメントのいろいろ
12月7日、協会代表理事として「悪気なく」は通用しない、就活ハラスメントを起こさないためのヒント と題してお取引先が主催するウェビナーで話をしました。
ウェビナーでは、就活ハラスメントの実態、面接の場で起こるハラスメント、それらの対応策などをお伝えしました。
ところで、就活ハラスメントの強化が2022年3月から行われたことはご存知でしょうか。
なぜ「就活ハラスメント」が強化されたかと言うと理由は
1.2020年に制定されたパワハラ防止法の対象に含まれていないから
2.事件性のある就活ハラスメントが多すぎる
この2点であると思います。
まず1.2020年に制定されたパワハラ防止法の対象に含まれていないから
について。
パワハラ防止法は、雇用されるすべての労働者(正社員・契約社員・パート・アルバイトなど)が対象です。派遣社員は派遣元・派遣先共に適用されます。
そのため、雇用されていない就活生・インターン生はこの法律では保護されません。
就活生に対して、内定時に報酬なしで働かせたり、内定を辞退したら損害請求しますなど脅迫めいたことをする企業がなくなるよう、改めて強化されたと思われます。
それから、もうひとつ。
2.事件性のある就活ハラスメントが多すぎる これは大変深刻です。
事件性のあるハラスメントは、度々ニュースでも目にします。
就活生に社会人がセクハラする、暴行し逮捕されるような事件です。
上記のように事件であったり、世間的に表面化していなくとも、この関連の話はネットで探しせばいくらでも出てきます。
これは、男性の会社員→女性の就活生 に限った話ではありません。
男子学生も就活セクハラを受けています。5人に一人は「彼女いるの」や「デートに誘われた」などの経験があるそうです。
担当者としては「ちょっとした冗談」のつもりかもしれませんが、相手はまだ学生。そのような冗談やからかいを真に受けてしまうかもしれません。
また、就活では、多くの人が初めて自分自身を評価をされて合否の判断をされるという場面に出くわします。アイデンティティが否定されたと感じる人もいるでしょう。そのストレスで、判断力や心身の健康面も下降気味になっているかもしれません。
厚労省が実施する内容としては
このような対策が徹底され、就活生が【まともな就活】ができる環境であり続けることが重要と思います。
先日のウェビナーでは、
・就活ハラスメントの分類
・オワハラについて
・差別語
・企業で行う対策
などなど盛り込みお話しました。
機会があれば、公開セミナーなどでお話できればと思います。
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