スポーツ紙のエロ紙面は今
今から20年くらい前のことです。
私は学生のころ、小さな建設会社の事務の仕事をしていました。
当時住んでいた家から歩いて3分くらいに会社はありました。
今まで働いていた事務のおばちゃんが引っ越すので、代わりの事務の人が必要なんだと耳にしました。
アルバイトを探していた私は「家から近いし、カフェ店員とか無理っぽいし、事務をやってみよう」と思いお世話になることになりました。
授業が遅くから始まる日にシフトを入れて、事務所の片づけをしたり社長が飼っているワンコに餌をあげたり、取引先などに支払いしたり、お客さんにお茶を出したりしていました。
その事務所には、昼になると職人さんが帰ってくるんです。
おっちゃんやお兄さん、大体5人くらいが事務所で休憩します。
タバコを吸いながらお茶を飲んで、新聞を読むというルーティンです。
会社では新聞を数誌取っていましたが、みなさん大体スポーツ紙を読んでいました。
野球の勝敗やテレビ欄、そしてエロ紙面を読んでいました。
私はエロ紙面を読んでいるおじさんに気まずさを感じました。
「この人はあえてエロ紙面を読んでいるのではない。新聞はすべてのページを読むというきっちりした性格で、仕方なくエロ紙面にも目を通しているんだ。もしかしたらすごい情報が書いてあるかもしれないもんね」
と思い込むようにしていました。
その後、アルバイトも大学も卒業して、就職して東京の会社に勤めました。
満員電車を初めて経験しました。
満員電車では、あんなに狭いのに車内で何とか新聞を読もうとする人がたくさんいることに驚きました。ものすごく器用に小さく折りたたんで読んでいました。ものすごく小さくなった新聞のエロ紙面を読んでいる人もいました。エロ紙面は写真が載っているので、大きく広げないと何の写真かわからないのでは?と思いながらも、こうしてコッソリ読むことで何か楽しさが加わっているのかもしれないと考察していました。
就職した会社では営業をしていました。小さな会社だったので、営業1人が広いエリアを担当しており、いろいろな街に行くことができました。お昼にはカフェや定食屋などに入ります。そこでは休憩しながらスポーツ紙を読んでいる人がたくさんいました。もう、昼になると堂々をエロ紙面を広げて読む人も多かったように思います。
おなか一杯食べて、エロ紙面を読むのはとても至福の時だったのだろうと思います。
そして今。
そんな人はほとんど見かけなくなりました。
スマホの普及で紙の新聞を読まなくなったこともあると思いますが、
セクハラの問題です。
セクハラには「環境型セクハラ」というものがあります。
厚労省の定義には、職場におけるものとしていますが、新聞のエロ紙面を公の場で堂々と見ることもセクハラだと思います。
ああ。これはセクハラなのだと理解してから、私の不快さ、気まずさがはっきりと「気持ち悪さ」と認識できました。
公の場で、性欲を丸出しにしているということですから「気持ち悪い」と言っていいと思います。
このようにセクハラ認定されたこともあり、エロ紙面を読む人は減ったのではないかと思います。
そして、読みたいけど読めない世の中になった今、各紙のエロ紙面はどうなったか気になったので調べてみました。
ネットで調べた限りですが、大手のスポーツ紙から相次いでエロ紙面(アダルト面)は無くなっていたんですね!!
個人的には、娯楽や趣味については自由と思いますが、やはり公の場(私の近くで)でエロ紙面を広げて読まれるのは嫌です。
年を重ねても、こういうことは思春期のようにこっそりと見て欲しいと思います。
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