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ハラスメントが辛いのではなかった話

自分のことを振り返ってみると、私はとてもハラスメントに合いやすいタイプで、エピソードだけで何時間も話せます。
2000年代前半は、まだセクハラは今日ほど収まってはおらず、私もよく受けていました。

営業時代の上司に「客と寝てこい」:理由 女だから
円形の会議の円に入れてもらえない:理由 生意気だから
盆休み全部出勤せよ:理由 上司が休みたいから
休日の会社の行事は全部対応して:理由 上司が休みたいから
代わりに残業して:理由 上司が今夜ライブに行くから
給料下げておくから:理由 全体とのバランスとるから

文字にすると簡素で「なんだ、そんなこと」と今となっては思います
(さすがに給料のときは驚きました)。

振り返ってみると、ハラスメントが辛いと思っていたけど、実はそうではないことに気づきました。

ハラスメントを受けると、イラっとするというより、相手にどうやって報復するかを四六時中考えるくらいに恨みました。
その恨みは、年々強くなる自覚がありました。

友人からも
「もっと気楽に考えなよ」
「そんなこと心に抱えていないで、今美味しいもの食べるのに集中しようよ」
と声をかけてもらうことが良くありました。

なぜだろう、と私なりに考えました。
「年々恨みが強くなる」これが何なのか考えました。

1.職種軸
若いころの営業時代よりも、まあまあ良い年齢になってからキャリアチェンジした人事時代の方が心のもやもやが強くありました。
2.業務遂行軸
営業時代も、個人の裁量で自由にやらせてくれる会社とチームで攻める会社では、後者の方が辛い思いをしました。
3.上司軸
プライド高い上司の持論で管理されることにイライラが募りました。

気づきました。
私は「従うこと」がものすごい苦手で嫌いなんだと。

1.人事という管理部門で、自らも営業よりも強い管理下にあること(ルールを決める部門のため、他の職種よりもルールを守らないといけない)
2.個人プレーが許される組織ではパフォーマンスが高いが許されない組織では息苦しくて本領発揮できない
3.論理破綻しているが、自分が正しいと信じて疑わない人の部下であることの気持ち悪さ

3つの軸で整理してみると、自分はハラスメントそのものではなく、従うことが嫌だったのだと気づきました。

数年前より、ライフワークとして予備校の講師をしています。ここは業務委託であり、スタッフの皆さんや責任者の方とお互いに敬意をもって業務を進めているため、ストレスがありません。
ビジネススクールの友人たちと様々なプロジェクトで事業をしていますが、互いに上下関係なくプロ同士で強みを活かして業務を進めているので、ストレスがありません。
現在代表を務めている協会は、雇用関係はなく業務委託でプロの人たちと業務を進めており、ストレスがありません。

自己分析してみると、本当のストレスは何なのかがわかり、そこから離れるためには何をしたらよいか分かりました。
私はハラスメントそのものが辛かったわけではなかった、と気づきましたが、この気づきに至るまでに、ハラスメントへの苛立ちはとても強くありました。
ハラスメントやまつわる問題の解消のため、自分ができることをしたいと思います。

ハラスメントの解消についての活動は死ぬまでやりたいと思いますし、
私の人生が尽きるころには「ハラスメントとか時代遅れ、ダサすぎでしょ」
という世の中になっていると嬉しいです。

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