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「ことば」に気を付ける

今、職場のハラスメントはほとんどが言葉によるものでしょう。
殴ったり、物を投げつけるようなパワハラ
あいさつ代わりに体を触るようなセクハラ
は令和の今、あまり聞きません。

おすすめの本があります。
「最新 差別語 不快語」です。2016年に、にんげん出版から出ています。
http://ningenshuppan.com/main/37_kobayashikenji.html

「はじめに」に、こうあります。

(略)言葉は話者(話し手)の人間性を媒介にして発せられます。つまり、言葉は単に情報を伝達し、相手と意思疎通をはかる手段であるだけはなく、話者の人格と品格をも、同時に相手に伝えるのです。どんな言葉を選んで話すかが、肝腎と言われるゆえんです。

せっかく築きあげた信頼関係が、不用意なひとことで、もろくも崩れた経験をしたことはありませんか。話者にはなにげない言葉であっても、受け取る側(他者・社会)にとっては、深く傷つき許しがたい言葉である場合が往々にしてあるのです。

仕事の上でのことになると、取引が失敗し、会社に損失を与えることにもなりかねません。話者の不見識で済まされる事態ではなくなります。上司や部下とコミュニケーションをふくめ、要は、企業人である以前の社会人としての資質を問われる問題です。

企業のCSRやコンプライアンスの根幹に言葉(表現)があることを理解する必要があります。(略)

これは、仰る通りだと思います。
企業人以前の社会人としてというより、それ以前の人としての在り方のような気もします。

とは言え、完全に差別語や不快語を使わない、ということは難しいと思います。
例えばこの本だけでも
障害者、病気、性、部落、職業、地域、人種・民族、宗教、ヘイトスピーチ、精神的、肉体的、文化的、高齢者など様々な切り口から差別語や不快語について書かれています。
それらの歴史的背景などをつぶさに把握することの方が難しいと考えます。

ただし、「この言葉で、誰かを嫌な気持ちにさせるのではないか」と言葉を発する前に踏みとどまることは十分にできるのではないかと思います。

ハラスメント云々の前に、このような本で「そもそも」「なぜ」を学ぶことは、さらに理解を深め、ハラスメント対策についても腹落ちしやすくなると思い、ご紹介しました。

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■公式HP
https://harassment-rma.jp/
■認定制度:ハラスメント対策企業認定(WHITE
sign)
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■研修:パワーハラスメントリスク管理講座
https://course.harassment-rma.jp/
■ハラスメント相談窓口サービス
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■就業規則改訂
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