見出し画像

傍観者になってしまう心理と傍観者の空気をくずすこと

ハラスメントを減らすには、周りの人の働きも必要と考えます。

「ハラスメントの傍観者を変えるには」という産業医の先生が書かれたブログがありました。

大変共感します。
傍観者がアクションをおこせば何か変えることができるかもしれません。

根本的に変えることは難しいかもしれませんが「声が上がる」ことで
人事や経営者が注意深く職場を見てくれるようになるかもしれません。

ところで、どうして人は傍観するのでしょう。

たとえば、何人も出勤している職場で上司が部下を血が流れるまで殴ったとして、助けに入るでしょうか。

   たすける
 ▶ たすけない

・・・意外と助けないかもしれません。


これは「傍観者効果」という人間の心理です。

集団心理の一つです。
ある事件が起こっても、自分以外に人がいるとき、率先して【助ける】という行動を起こさなくなる心理です。

「傍観者」が多いほど、その効果は強まります。

理由は3つ。

1. 他の人が積極的に助けていない、ということは緊急性があることでは
  ない、と考える(多元的無知)
2.他の人も助けていないのだから、と責任や非難が自分だけには来ず  
  分散されると考える(責任分散)
3.助けようとして、断られたり怒られた場合、恥ずかしいなど、他の人の 
  評価を恐れる(評価懸念)

と言われています。

これを打破するには、だれかが「助ける」ことです。
傍観者の斉一性をくずすことで、みんなが助けるように動きます。

ハラスメントに関しては、「おかしいな」「なんとかした方が良いのかな」と感じることは普通で、多くの場合は他の人も感じています。

あなたが動けば、追随する人はいるでしょう。
もし誰も追随しない組織なら、その組織に留まることを冷静に検討してもよいかもしれません。

参考:キティ・ジェノヴィーズ事件
(被害者が大声で助けを求めたが、近隣の住民は誰も通報せず、被害者が殺害されてしまった事件)

+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

■公式HP
https://harassment-rma.jp/
■認定制度:ハラスメント対策企業認定(WHITE sign)
https://whitesign.harassment-rma.jp/
■研修:パワーハラスメントリスク管理講座
https://course.harassment-rma.jp/
■ハラスメント相談窓口サービス
https://counseling.harassment-rma.jp/
■就業規則改訂
https://regulations.harassment-rma.jp/

★やってみて:職場のストレス対応力テスト
https://harassmentcheck.jp/

【facebook】※フォローお待ちしています
https://www.facebook.com/harassment.rma
【Twitter】※フォローお待ちしています
https://twitter.com/harassment_rma

いいなと思ったら応援しよう!

日本ハラスメントリスク管理協会
職場におけるハラスメント対策を促進するために使わせていただきます。 サポートをお願いします。