サイレントモラルハラスメント
パワハラ・セクハラ・マタハラなど、たくさんの「〇〇ハラスメント」がありますが「サイレントモラルハラスメント」はご存知でしょうか。
いわゆる無言の圧力です。
人によっては、職場よりも家庭の方がイメージしやすいかもしれません。
食卓でいつも無言
部屋に入って来て、顔を見るなり溜息をつく
部屋を出るときバタン!と戸を閉める
など
暴力を振るうわけでも暴言を吐くわけでもなく、なんだか不機嫌。
「あれ?私なにか気に障ることしたかな?」
でも思い当たることがない…
のようなことです。
職場でももちろんあります。
挨拶しない
睨む(チラ見してくる)
電話が鳴っても、自分は取らない(電話とれよ、の圧力)
など
直接的に何かをされたとは言い切れない。
「あれ?私なにか気に障ることしたかな?」
といろいろ考えてしまう。
考えすぎて、そのことで頭がいっぱいになる。
気に病み、普段のパフォーマンスが出なくなる。
サイレントモラルハラスメントは、モラハラ夫やモラハラ妻で検索するとこれに当たる内容が出てきますが、職場でもあります。
ただ、職場においてはそもそもハラスメントであると認識されにくく、被害者は我慢しきれず異動したり退職したりする傾向があります。
職場のサイレントモラルハラスメントに関する調査・データなど何か概要が分かるものがないか調べてみましたが、これというものが発見できませんでした(探し切れていない可能性はあります)。
ハラスメントという自覚を得にくいために大人数からアンケートを採りデータの分析がしづらいいのかもしれません。
何か、対応のヒントや行為者の特性など裏付けのあるものをご紹介したかったのですが…。
もし、これを読んでいる方の中で、無言の圧力を受けている方がいたら。
「私が悪いのかも」と思っても心当たりがない、心当たりがあっても「まさかあんな些細なことで?」と感じるのであれば。
周囲の人と会話をしてみてください。
周囲の人も同じことをされている・されていたかもしれません。
録音しても「だんまり」なのであれば、メモでも構いません。
何も証拠がなければ、相談しようにも何から話して良いか自分も困りますし、相談を受ける方もどうしてあげたら良いか困ってしまいます。
証拠をどこかに訴えるために使う必要もありません。そんな職場には見切りをつけてもっと良い職場に移るのも良いでしょう。
ただ、いざというときのために、証拠、記録は付けておくことが良いと思います。
職場が健全で、品位あるものでありますように。
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