【ゆるブラック企業】の課題は仕事の工夫をしない働き手にも一因がある。
【ゆるブラック企業】こんな言葉をネットで目にしました。
「また造語だ、今度はなんだ?」と本質とはズレた映える言葉を使おうとしているのだろうな、と目にした瞬間に嫌な気持ちを抱きました。
調べると「ゆるブラック企業」の特徴について記載している記事がありました。
これって・・・
ホワイト企業のことじゃん。私この会社入りたい。
意に沿わない会社のことをなんでも「ブラック企業」として片付けるの本気でよくないと思います。責任転嫁しすぎ。
おそらく、このような「ゆるブラック企業」と呼ばれている会社は、大手企業で競合も少なく、焦らなくてもビジネスが回っていることがほとんどではないでしょうか。だから残業もないし日々同じことが巡るんですよね。
上記の特徴にある「スキルは特に身に付かない」「毎日同じことの繰り返し」って本当か?と思います。
仮に大手であれば、やりたくて後回しになっている仕事は探せばあるし、(多分)そこに着手しても文句を言われない環境なのでしょうから、スキル・知識は身に着けられると思うんですよね。そうすれば毎日同じことの繰り返しということもないでしょう。
しかも残業がないので、就業時間が終わったら勉強し放題です。MBAだってオンラインで受けられる学校もありますし、国家資格に挑戦してもいいでしょう。スキル高め放題ですね。
それである程度の力をつけておき、並行してSNSや朝活などで大手の看板を使って人脈を広げておけば、転職先も見つけやすくなります。
これ、ゆるブラックというか「ぬるホワイト企業」のことですよ。
これで文句を言う人がいるとすれば、どこでも文句を言う人なのでしょう。
スキルを身に着けられる環境に行けば
「こんな厳しいやり方なんてありえない、パワハラだ!」
毎日工夫が必要で変化の激しい職場に行けば
「こんな毎日じゃ疲弊する!すぐに労基に相談しよう!」
と言うのではないでしょうか。
なんでも思い通りに行く会社なんてない。
一方で、こんな「ぬるホワイト企業(ゆるブラック企業)」自体にも危機が迫ってきていることは事実と思います。
上記は日経ビジネスの記事です。
働き方改革により、残業規制や有給消化などを推進せねばならず、プラスアルファの活動や取り組みができないと言われています。
これはトップ~現場管理職のマネジメント力の問題と思います。政策のせいであるとは必ずしも言えません。
工夫をしないで、単純に仕事時間が減れば、何もできないし前年踏襲になります。
評価制度の見直しをしたり、短期のプロジェクトを組んで全体の残業時間が増えないようにするなどいくらでも工夫はできるでしょう。
「ぬるホワイト企業(ゆるブラック企業)」が生き残るための施策は必至と思います。
まとめとして、この記事で言いたかったのは、なんでもブラック企業として片付けて欲しくないということです。
いわゆるブラック企業に当たるのは
ぜんぜん、違いますよね。
「ゆるブラック企業」をブラック企業カテゴリで扱うと、変な誤解やもっと息苦しい世の中になると思います。
あれもだめ、これもだめ。企業の文化も社風も考慮しないおかしな制度が取り入れられて、居心地の悪い会社になっていくかもしれません。
今の風潮は企業側に課題があると見られがちですが、働き手も、もっと自責で行動した方が良いと考えます(自責で行動している人はいますが、わずかと思います)。
個々の働き手が自分の得たいものを、その環境で得る工夫をしたのかも併せて問われることなのではないかと思います。
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