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新しいビジネスを考えろという無茶

本音がタイトルに出てしまいました。

日々の仕事に追われている中、「新しいビジネスを考えろ」とお達しが出たことはありませんか?

コロナ禍で、これまでのビジネスがストップしてしまったり、今はまだ耐えているがこのままではいけない状況の企業が多いことは言わずもがなです。

何とか新しい施策を打たなければいけない、と焦りから「ビジネスプラン」を出せ!と会社がコンテストを開催したり、報酬を出してプランの創出を促すことがあります。

コロナ前ですが、私が勤めていた会社、6社中5社で、大なり小なりそのようにプランやアイディアを求められる機会がありました。

当然ですが、うまく行く会社といかない会社があります。

うまく行かせるにはコツや仕掛けがありますが、そもそもうまく行かない・全くアイディアが出ない会社には理由があります。
前提を踏まえずこの施策を行うには無理があります。

(ありがちなことの一例として)
メーカーで
「これまでウチのメインの事業とは別のビジネス、何でも良いから考えて」

ああ…もう全然イケてない。

そもそも、採用時点でそんな発想ができる人、得意な人は採ってないですよね。
例えばメーカーであれば、きっちり期限に間に合わせたり、不良品が出ないように管理ができる人を採用しているはずです。
理系とか、工業高校出身とか専門知識のある人も積極的に採っています。
そして、その会社の製品に愛がある人も採用時には重要なポイントになります。

メインの事業とは別の(使いものになる)ビジネスを考えられる人
って、いろんなところにアンテナを張って、自社や自社製品に固執せずフラットに考えられて、社外の人間関係や行動範囲が広かったり、意見を人に伝えるのが得意であったりと上記の本業で活躍している人とは違う気質のことがほとんどです。

それなのに、ロクなアイディアが出ない!と怒ったりするのはお門違いです。でも、結構あるんですよね。こういうこと。

慣れていないうちは、大きなプランを自由に発想させるのではなく、ある程度条件を絞って、小さなアイディアを出させることも良いです。
ネーミングとその理由を募集するとか。既製品の販路について考える、とか。

どうしても事業レベルでのアイディアを募りたいのであれば見込みのある人材を選抜しコーチをつけたり研修を受けさせて、期間を決めてプロジェクト化することも良いでしょう。まあ、そこまでするか、ですが。

責任を取るのは経営者です。会社一丸となり前進するための施策を講じるにしても、指示する前提条件がおかしければ、施策を掲げただけ、その仕組みを整える事務局の労力がムダになります。
付き合わされる従業員の負荷も相当です。

施策は、ただやれば良いのではなく、実現可能性とそのリターンを考慮して行って欲しいものだと思います。

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