人生2度目の「男性を希望します」を言われました。
少し前の話ですが、ある企業様にセクハラとパワハラについての研修をご依頼いただきました。
担当されていた人事の方は、とても話しやすく、仕事のリズムもこちらに合わせてくださり「良い方だなぁ」と感じて仕事を進めていました。
その方が、なんだかモゴモゴとして
「あの、大変申し上げにくいんですが…」
「いつも大変お世話になっているのは承知しているんですが」
「今回の研修…」
「男性でお願いします!当社、女性を下に見ている人もいて、セクハラの話を女性にされても話をちゃんと聞かない可能性があります!!!」
とのこと。
私は女性です。つまり他の人に講師を変わってくれ、とのことなのですが
「あなた、よく言ったよ」と思いました。
自分自身は、まったく傷ついていないですし、そういうこともあると理解しています。
20年近く前に営業職として働いていたころ「営業は男をよこして」と言われたことがあります。
「令和で未だにそんなこと言う方がいるんだ、逆にレアなケースに巡り合えて興味深い。あれ?もしかして20年前のあの人と同一人物かもしれない。長生きなのかも」
と思いました。
当該人事の方の決断は素晴らしいと思っています。
その会社の体制、文化が女性蔑視なのであれば、それに合わせたやり方をしたほうが良いと思っています。
まずは研修の受講者が「聴く耳を持つ」ことが何より大切。
男性講師に言われたことで、より納得感が高まり、内省が深まれば良いのです。
当協会講師は年齢層も広く、得意分野も様々なので、各企業にマッチした研修をご提供することが可能です。
当協会に限らずハラスメントの研修を依頼するときは自社の事情を素直に話されると良いと思います。
多くの場合、受講者は管理職です。
管理職は他社員に比べて仕事ができ、影響力のある方々です。聞く耳を持ち行動してくれれば職場の雰囲気は一気に変わります。逆に聞いてもらえなければ何も変わりません。
ハラスメント対策の最終目的は職場環境の改善、ひいては生産性向上です。
研修をより良いものにする工夫は、できるだけ試して実行しましょう。
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【リンク一覧】
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■研修:パワーハラスメントリスク管理講座
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