開業時に必要なもの ~受付編~
開業時に必要な備品は医療機器から事務用品まで非常にたくさんあります。
何が購入済みか、準備忘れはないかエクセル等でリストにして管理することをおすすめします。
また一般的に必要と思われるものについてまとめましたので、開業時の参考にしていただければと思います。
≪受付周りで必要なもの≫
・受付用品
PC、プリンタ、スキャナ、各種帳票バインダー、シュレッダー、ボールペン等筆記用具、ペン立 て、カレンダー、電卓、マスク・手袋等感染予防品、ブックエンド、印鑑スタンプ台
※輪ゴムやクリップがあると意外と便利です。
※医療機関名等の印鑑は事務での利用率が高いので受付にもあると良いでしょう。
・患者さん関連
手指消毒品、検温計、老眼鏡、杖滑りどめ、手荷物台、問診用バインダー
・会計用品
プリンタ、レジスター、手提金庫、領収印、朱肉、金銭授受トレイ、コインカウンター、領収書用紙
また、こういった備品については税務上の定義があります。
備品は「10万以上かつ使用可能期間1年以上のもの」 消耗品は「10万円未満、あるいは使用可能期間が1年未満のもの」となります。
物件のスペースに合わせることも重要です。受付周りの空間がない場合はカルテや帳票等でぎゅうぎゅうにならないように動線をイメージして配置を決めるとよいでしょう。
診察券を磁気付きにするのであれば、カードリーダー等も必要になります。診察券を預かる場合は紛失防止・整理目的で診察券入れがほしいと思う方もいるでしょう。何に重きを置くか、動線をどうするか。ひとつひとつの選択肢で、必要なものは変わってきます。
プリンタや会計機器等の物品にもレンタル、買い切り等の様々な購入方法があります。初回費用の安い月額性かランニングコストのかからない買い切りか、メンテナンス等の保守契約を必要とするかで変わるため、運用方法とコスト計算が見合っているか考える必要があります。
日々、限られた時間の中で準備や情報収集を行うことは、心理的に負担が大きいことと思います。先生方の理想のクリニックを作るために、共に考え、悩み、お心に添えるようサポートさせいただきます。開業にかかわるお悩みがありましたら是非、ご相談ください。