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教会オルガンにジャズを聴く<Church Of The Holly Spirit>デンマークでジャズを浴びる2
「デンマークとスウェーデンで北欧ジャズを全身で浴びる旅」をピアニストの視点からレポートする、第2回はコペンハーゲンでたまたま見つけた教会での Music Prayer(音楽祈祷会)にジャズの響きを聞いた、というレポートです。
コペンハーゲン到着は朝早かったので、荷物はホテルに預かってもらい、チェックインまで街をブラブラ。「世界最古の歩行者天国」という Strøget(ストロイエ)をブラブラ。
たまたま見つけた、とても立派な教会に行ってみると、
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ちょうど Music Prayer(音楽祈祷会、と訳していいかな)の時間だったので中へ。母がクリスチャンだったので、小さい頃から京都の教会へよく行っていて、教会や礼拝には抵抗がない、というか好きだ。讃美歌のアルトやテノールパートを初見でハモる得意技もある。
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時間になるとパイプオルガンの演奏が始まって、その響きはもちろんだけど、テクニックに驚いた!パイプオルガンと言えば重厚で厳かなバロック音楽のイメージがあるが、これはもっと軽やかでモダン。教会音楽も進化しているのだ、この国では。
音楽が少しづつ進んでいって、「うわ、これはまさにジャズではないか」というアプローチが聞こえてくる。それも新しいタイプのジャズでよく聞かれるアプローチ。非常に複雑なハーモニーがクロマチック進行していくもの。あまりのカッコよさに寒気がする。
教会音楽が先か、ジャズが先かは知らない。ただ現代においても教会音楽とジャズに何らかの接点があるのは確かだろう、この国では。
古いものを古いだけで終わらせない、ダイナミックな現代を見た。
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