日本人駐在妻の使命
おはようございます。
負の感情を見つめ直してより心地よい人生を見つけるために書くことにしました。
皆さんは日本人駐在妻の一番の使命ってなんだと思いますか?多分駐在妻じゃなくても簡単に想像できると思います。
【夫が心身共に健康に働けるように赴任先でサポートすること】
言葉にすると簡単で単純で至極真っ当ですね。
私はコロナ前までアジア某国で6年ほど駐在妻をしていました。夫と籍を入れ一緒に暮らし始めて2週間、突然の内示でした。
結婚前に海外赴任があるかもしれないよとは聞いていましたが、まさか引越しして2週間でそんなことになるとは思わず、とても驚き、新婚夫婦に突然海外赴任させるなんて、なんで会社だと怒りも覚えましたが、海外で暮らすことに多少憧れもあったので怒りより楽しみな気持ちが優っていました。
思えば、私は覚悟が足りませんでした。もし夫が世界を股に掛けている大きな商社勤めだったら、いずれは海外で暮らさなければならないのだと覚悟して結婚したと思います。でも夫は国内メーカーの田舎の工場でのんびり働いていて(少なくとも私にはそう見えていた)結婚前に海外赴任の可能性があると聞かされても、まあ0.2%くらいでしょ、と私は思っていたのです。だから海外赴任がどういうものなのか、帯同するとはどういうことなのかまだ深く考えていなかったのです。内示に対して迷わず帯同すると返事をしました。新婚でしたしね。
そんなこんなで突然の海外赴任に帯同することとなったのですが、【夫が心身共に健康に働けるように赴任先でサポートすること】というこの使命に私はじわじわと苦しめられるようになりました。
その苦しさの正体に気がつくのにかなり時間が掛かりましたし、もっと早く苦しさの正体を掴めていれば、さっさとシフトチェンジしてより良い海外生活が過ごせたと思います。
なぜそれに時間が掛かったかというと、簡単で単純で至極真っ当なこの使命が本当は何を意味しているのかを私が理解していなかったからです。