スノ担兼邦ロック好きがフェス参戦について語ってみる。
WEST.とNEWSが今年のMETROCKに出演したり、Number_iがサマソニやロッキンに出演するなどアイドルのフェス出演が増えてきました。
フェスは普通のライブとは違い、色んなアーティストが出演するお祭りみたいなものだと思っています。
普段聞いたことのないバンドやアーティストに触れて、色んな曲を聴いて新しいジャンル開拓ができるのが楽しいんですよね。
ちなみに今年のフェス初めはVIVA LA ROCKでした。
久々のホルモンめちゃくちゃ楽しかったー
地元の完全無料フェスにも初参戦したし、夏フェスもすでに4本行く予定です。
そんな年間を通してフェスに行きまくっているスノ担兼邦ロック好きが推しを追いかけてフェス参戦を考えている方に服装や持ち物、ライブを見る時の注意点などをお伝えしたいと思います。
個人の見解ですので、悪しからず。
服装篇
よくSNSでインフルエンサーがフェスコーデを紹介していますが、あれは最後尾やシートエリアで飲み物片手に優雅に見たい人向けであって、少しでも推しを近くで見たい!前に行く!という人は絶対に真似しない方がいいです。
特にワンピースにノースリコーデ。
たまに見かけるけど、ここリゾート地ちゃうぞ?と思うよね…
TikTokでおすすめフェスコーデ!とか言ってワー○マ○のロングスカート使ったコーデ紹介してたスタイリストいたけど、絶対フェス行ったことないだろ(動画すぐ消してたけど)
前列になればなるほど後ろからものすごい力で押され、足を踏まれ、ぐっちゃぐちゃになるのがフェスです。
ものすごくざっくり言うと都内のラッシュ時の電車。
あれが炎天下の野外で繰り広げられてると思ってください。
ツーステ踏んだりヘドバンしたりジャンプする分、フェスの方が激しいですが。
アーティストによっては人が人の上を転がるダイブや身体をぶつけ合うモッシュ、観客同士が輪になって円を描くように走り回るサークルが起きます。
(サークル、モッシュは後方でも起きます。後方のが激しいこともよくある)
モッシュに巻き込まれて転倒して救護室に運ばれるなんてこともざらにあります。
推しに万全の状態の自分を見せたいのは分かる。
でもね、不要不急の外出を避けましょうって言われる真夏の野外だよ?
室内でも熱中症になるんだよ?
メイクなんて秒で汗で流れます。
服も汚れます。
完全装備の可愛い自分を推しに見せたい人は普通のライブで気合い入れてください。
暗色コーデは危険!
おすすめの服装はTシャツにハーフパンツです。
思いっきり動けて汗かいて汚れてもいい服装。
いわゆるライブTシャツ、バンドTシャツを着ている人が多いですが、もしなかったら推しカラーのTシャツにするのもいいですね。
ちなみに黒はマジでやめた方がいい。
5月半ばにあった野外フェスにほぼ黒コーデ(気がついたら全身暗い色だった)で参戦して熱中症寸前になった私からのアドバイスです。
日焼けしたくなくて黒の長袖インナー着てたのも原因なんですけどね…
某エ○○ズムだったのに。黒だったから熱吸収したんだよな。
絶対日焼けしたくない!と言う人にはアンダーシャツよりUVカットのアームカバーがおすすめです。
出来れば指まで覆うもの。
去年ユ○クロのアームカバーで色んなフェスに行きましたが、覆われてる腕は日焼け止めをこまめに塗りたくっていたこともあってほとんど焼けませんでした。
でも親指だけ焼けたんですよ…
見た瞬間びっくり。
職場の人に笑われました。
UVカットのパーカーもありですが、これも暗い色はやめましょう。
ちなみにパーカーは脱ぐと案外邪魔になります。
ボトムはハーフパンツしか勝たん。
私は日焼けしたくないのと翌日の筋肉痛に備えてハーフパンツ+レギンス派。
サポートタイプのレギンス履いとくとガチで足楽なのよ…
パンツはディッキーズをよく見かけるけど、アウトドアブランドやUNIQLO、GUも使えます。
フェス会場は大きな公園のグラウンドや運動場のことが多いので、下が土や芝生です。座ると確実にお尻が汚れるよ!
汚れてもいいボトムにしましょう。
フルレングスのデニムやカーゴパンツも暑いのでおすすめしないけど、素材や性能にこだわって涼しいものがあればいいと思います。
どうしてもスカートを履きたい!と言う人は1番後ろで見るか、フェス参戦はやめておきましょう。
靴は履き古したスニーカー一択です。
ものすごく汚れるし動き回るので慣れた靴にしましょう。
雨が降ったら田んぼ状態になる会場がほとんどです。
雨予報が出ていたらレインシューズにするか靴カバーを持っていきましょう。100均で売ってます。
シャワーキャップでも代用できます。
keenやTavaといったスポーツサンダルの人をたまに見かけますが、足踏まれて指の骨折る可能性があるので足全体を覆っている靴がいいと思います。
黒や濃紺などの暗い色の靴は足やけどするかと思うくらい暑くなることがあるので要注意(経験者は語る)
あとは帽子。私はノースフェイスやMAMMUTと言ったアウトドアブランドのUVカット、防水加工されたハットを愛用しています。
ゴアテックスのものだと多少の雨なら凌げるので便利。
ベースボールキャップもいいのですが、私がベースボールキャップが壊滅的に似合わないのとベリーショートなので首を焼かないためにツバが広めのものにしています。
ハットとタオルでうなじを守っている姿はさながら草取りするお母さんにしか見えないでしょう…
でも焼けたくないんだもん(だもん言うな)
服装に関しては最前線に突っ込んでいくかシートエリアや最後尾で大人しく見るかで変わってきますが、どっちにしても動きやすくて運動しても大丈夫なもの、これに尽きます。
ガチで全身暗色はマジでやめましょう。
しつこいですが本当に大事なことなので何回でも言います。
何かのフェスで日傘刺してる地雷系女子がいたときには三度見して何しに来た!?と思いました。
そういえば京都大作戦行ったときに現場仕事のおっちゃんがよく着てるファン付きベスト着てた人いたっけな…あれ、涼しいのかな(買うつもりか?)
髪型篇
ロングヘアはまとめよう!髪の毛は凶器です。
私は天然パーマのベリーショートなので綺麗なロングヘアの女子を見ると羨ましいなあと思います。
サラサラストレートもふわふわの巻き髪も可愛いですよね。
でもフェス会場では髪を下ろしている女子を見ると頼むからまとめてくれ!と心から思います。
ポニーテールやツインテールの子、高い位置でまとめている子惜しい!
フェスの密集した状況では髪の毛はある意味凶器なのです。
知らない人の目や口に自分の髪の毛入るの嫌じゃないですか?
ポニーテールやツインテールってバシバシ当たると地味に痛いんですよ、知ってました?
何回引っ張ってやろうと思ったことか(実際にはやってませんよ、念のため)
お互い嫌な思いをしないために長い髪はまとめましょう。
ボブや肩につくかつかないかくらいだったら結ぶだけでOK。
セミロングやロングは耳の高さくらいでおだんごにするか二つ分けにしておだんごにするのがおすすめです。
どうしても下ろしたい!とかお団子にするのめんどくさい!って言う人は髪をタオルで押さえるなどして周りの人に髪の毛が当たらないよう配慮してください。
高い位置でのおだんごは普通のライブと同じく後ろの人の迷惑になるので避けましょう。
ロン毛の男性もまとめてください、まじで。
髪の毛って案外汚いからさ…口の中入ると絶望しかないと思うんだ。
まあこれもシートエリアや人の少ない最後尾で見るならお好きにどうぞ。暑さ対策はしっかりしてね。
持ち物篇
荷物は最小限!カバンは小さく!
最近は小さなバッグが流行っていますが、オタクの持ち物は多いですよね。
フェスにうちわやペンライト持ち込む強者はいないと信じていますが、うちわもペンライトもネームボードも持ち込み厳禁だからね?
Xで、某フェスで某グループのオタクが大荷物で最前列確保しててめちゃくちゃ邪魔だったという投稿を見かけました。
オタクの行動は推しの評価に直結するからマジで気をつけましょう。
で、私が夏フェスに持っていくものはこちら
飲み物と食べ物
お茶のペットボトルを数本と氷を入れた水筒を持っていって水筒にお茶を入れながら飲んでます。会場でも売ってるけどフェス価格だから待っていった方が安い。
凍らせたペットボトルを持っていってアイスノン代わりにするのもよし。
あと塩分補給のために塩タブレットや梅干しとか、ご飯食べる暇がなかったときの非常食としてカロリーメイトやクッキーみたいな軽食を持っていってます。チョコや飴は溶けるからおすすめしません。
カバンの中が地獄絵図になるよ!
充電器
最近のフェスは電子チケットなのでスマホの充電がなくなると死活問題です。食事やグッズもバーコード決済出来るところが増えました。タイムテーブルを確認したり待ち時間の暇つぶしに使うと充電すぐなくなっちゃうので、容量の大きいものを持っていっています。ただフェス会場の電波は死ぬほど悪い。
日焼け止めと汗拭きシート類
焼けたくないので日焼け止めはこまめに塗り直してます。SPF50+++の最高クラスのもの。ちゃんと塗っとかないとあとで泣くのは自分です。スプレータイプもいいけど周りに迷惑をかけないように配慮しましょう。汗を滝のようにかくので汗拭きシートと、飲食するときに手を拭くための除菌シートも必須。
ゴミ袋
大きなゴミ袋は雨が降ってきたときに荷物を入れられるしビニールシート代わりにもなるので重宝します。レインコート代わりにする人も見かけるけど、その場合は自治体指定の袋じゃなくて透明のにしとこうね。あと自分で出したゴミはまとめておいて、自分でちゃんと処理しましょう。ポイ捨てや駅で捨てるのは論外です。
雨具
野外フェスでは基本的に傘の使用は禁止です。ライブ中は絶対ダメ。レインコートやポンチョを準備しましょう。
タオル
汗を拭いたり曲に合わせて振り回したり日除にしたり何かと使うタオル。その日出演する推しアーティストのものを持っていってます。
お金、カード
最近ではバーコード決済が出来るフェスも増えていますが、電波が悪すぎて出来ないこともあるので、タッチ決済出来るカードと現金(5000円くらい)を無印の小さいポーチに入れて持っていっています。
その他
絆創膏、消毒類、ティッシュ、虫除けはあると便利。
私はこれらをボディバッグか小さめのバックパックに詰めて参戦してます。(前方には行くけどサークルモッシュ、ダイブが怖いので巻き込まれない端っこで見る派)
レイングッズが荷物になるんだけど、夏フェスは天気が急に変わることも多いので仕方ない。
泊まり用の大きい荷物があるときや会場でグッズを購入したときはクロークに預けましょう。
ただ終演前後のクロークは激混みになるので取りに行くタイミングを誤ると帰宅時間が大幅に遅れます。
余裕を持った行動大事。
あと、フェスでは荷物を置いての場所取りは厳禁です。
落とし物扱いでスタッフに回収されます。
フェスの特徴とルールを知っておこう!
フェスにはフェスの特徴があり、出演アーティストも変わってきます。
NEWS、WEST.が出演したMETROCKはゴリゴリのロックバンドからアイドルまで幅広く出演するし、Number_iが出演するサマーソニックは海外アーティストがヘッドライナーをつとめ、そこまで激しいボディコンタクトはありません。
もし推しがフェスのメインステージに出演することが決まったとして、マキシマム ザ ホルモン、ONE OK ROCK、coldrain、04 Limited Sazabys、THE ORAL CIGARETTES、SiM、HEY-SMITH、10-FEET、UVERworld、BLUE ENCOUNT、MY FIRST STORY、Dragon Ash、RIZE、MAN WITH A MISSONあたりに推しが挟まれていたら前のアーティストから前方確保しようと思ったらダメです。(他にもたくさんいるけど)
マジで後悔します。
いわゆるパンク、メロコア、ラウドロックといったジャンルのバンドは初めからファンのボルテージが上がっていてモッシュ、ダイブ、サークルが発生してもみくちゃにされます。
前方、後方関係なしです。(後ろのが無法地帯なこともよくある)
coldrainなんて去年のTREASURE05Xのとき、PA席の周り走らせてましたからね!
Number_iが出演するROCK IN JAPANはモッシュダイブ、サークル厳禁のフェスですが、それでも後ろからぐいぐい押されて生命の危機を感じる恐れがあります。
気がついたら肋骨折れてたとか膝入れられて頭くらくらしたとかマジであるからね。
押される、蹴られる、上に乗られる覚悟があって熱中症になっても怪我しても文句言わない、むしろばっちこい!な猛者は行ってらっしゃい。
ラインナップ見る限り大丈夫だと思うけど、注意することに越したことはありません。
脅すようなことを書いてきましたが、お目当てのアーティストが終わるとご飯を食べに行ったり休憩しに行く人、別のステージを見に行くためにその場を離れる人もたくさんいるので、無理に最前列を確保しようとしなくても大丈夫。
譲ってくれる人もいます。
ただ、自分が推しを最前で見たいように好きなアーティストを最前で見たい人がいることを忘れないでください。
思いやりと譲り合い大事です。
自分の体力と身長と視力と相談しましょう。
フェスと普段のコンサートは全く別物で、事前準備と下調べが大切です。
推しだけではなく、新しい音楽との出会いを楽しんでください。
思いっきり踊って声出すのめちゃくちゃ楽しいしストレス発散になるよ!
楽しい夏を過ごしましょう!